比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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変わらぬ昼休み

 

 

八幡side

 

 

ルドルフの有マ記念から翌日。何だか未だに現実味が無い………あのレースでルドルフが引退、分かっているつもりなのだが何だか寂しさを感じる。あの走りで現役を引退するっていうのは勿体無い気すらある。だがこれは本人が希望した事……いくらトレーナーの立場であっても本人の意思を無下にするのは失礼というものだ。今日もいつも通り学園が始まるわけだが、なんか一膠着ありそうな予感がしている。

 

 

八幡「とりあえず、朝飯食ってから学園に……急いでいく理由も無いんだよな。だって今日はレース後でトレーニングも休みにしてるし。」

 

 

先生の連絡して1日自分を使ってもらうか、もしくは好きな事……つってもトレーナーの事ばかりだったから趣味らしい趣味なんて無いしな。俺って意外と社畜してんだな………

 

 

八幡「マジで何しようか………【♪~♪~】ん?」

 

 

『八幡君、おはよう。今日は休みだと言っていたが、まさか学園に来ない、なんて思っていないだろう?』

 

 

八幡「………」

 

 

知らぬ間に出勤が確定していた件について。

 

 

ーーートレセン学園ーーー

 

 

八幡「寒っ……早く学園に「八幡~!!」どわっ!?」

 

シービー「んんんぅ~んんんん(おはよう)んんんん(はちまん)~!!」

 

八幡「何つってるか分かんねぇよ、それよりも離れろ近い。」

 

シービー「いいじゃん別にっ!朝のスキンシップだよ♪それに寒いじゃん!」

 

八幡「それなら中に入ろうな?早く「やぁ八幡君、おはよう。」……おう、おはようさん。」

 

ルドルフ「それにしてもシービー、君はまた私のトレーナーにそんな事をしているのか……」

 

シービー「あれ、解放されたんだ。校門前ではすっごいおもてなしされてたのに。」

 

ルドルフ「いつまでもそうしているわけにはいかないさ。さぁ、学園に行こう。八幡君、エスコートを頼むよ。」

 

シービー「あたしもあたしも~っ♪」

 

 

………結局、朝から俺の両腕は主導権を握られるんだな。

 

 

ーーー昼休み前・カフェテリアーーー

 

 

……理事長から言われたが、やっぱり今年もあるんだよなぁ~年末の表彰式。ルドルフはシニアの王道路線を完全制覇したから年度代表ウマ娘は確実だと思うし、ジュニア・クラシック・シニアと3世代全てで表彰を受けている。最優秀ジュニアキング、最優秀クラシックキング、んで年度代表ウマ娘と3つも表彰されている。そして今年もきっと最優秀シニアキングウマ娘に年度代表ウマ娘の表彰があるだろう。それに比例して俺も初年度に新人賞と2年目に最優秀トレーナー賞を受賞している。あまりこう言ったら自慢に聞こえるかもしれないが、今年も俺の可能性が高いんだよなぁ……

 

 

「あ、あの~トレーナーさん?」

 

 

しかも開催される会場がURA本部だから余計になんだよなぁ……去年だってスピードさんが来たと思えばお偉いさん達が来たからめっちゃ大変だったし、本音を言えばあんまし行きたくない。でも流石に参加しないわけにはいかない、だってルドルフ最後の表彰の場だし。参加させなかったりしなかったら猛バッシング受けるに決まってる。

 

 

「ト、トレーナーさん。」

 

 

ホント、カメラのフラッシュだけでも何とかしてもらいたいものだ。あの閃光マジで鬱陶しいんだよな……そんなに撮らなくてもいいだろって枚数撮るから嫌なんだよなぁ。エアグルーヴ程じゃねぇけど、フラッシュ無くしてほしい。

 

 

「トレーナーさんっ!」

 

八幡「え?あぁはい、何ですか?」

 

「あの、『何ですか?』ではなくて、その量………」

 

八幡「え?……あっ………」

 

 

ヤバい、考え事しながら作ってたら作り過ぎた………

 

 

八幡「……食べます?」

 

「いただきますけど、流石にこの量を全部はちょっと……」

 

八幡「流石に全部はあげませんよ。ルドルフと……ライスと……とりあえずはこの2人だな。」

 

 

そして昼休みとなった現在、俺は俺の所に来たルドルフとライスを連れて作り過ぎてしまった人参ハンバーグを空いているテーブルの上に置いた。

 

 

ライス「す、すっごく作ったんだね……」

 

八幡「考え事していたら手が勝手に動いててな、そんでこんだけの量を作っちまったってわけだ………」

 

ルドルフ「しかし、これだけの量……食べ切れるだろうか?」

 

八幡「大丈夫だ、いざとなればあそこでこっちをガン見してる残飯処理係に頼む。」

 

 

オグリ『………』ジュルリ

 

スぺ『ハンバーグ……ハンバーグ……ハンバーグ……』ジィ∼

 

ブライアン『あの量の肉……滾るっ!』ギロッ!

 

 

八幡「…なっ?ある意味安心だろ?」

 

ライス「け、けどそれなら最初から一緒に食べた方が良いんじゃないの、かな?」

 

八幡「いや、ライスを腹一杯にするのが前提条件だからあの3人が初めから居たらそれは破綻する、だから最初はライスとルドルフだけだ。」

 

ルドルフ「理由は分かったが、その理由は君の自己満足ではないのか?」

 

 

※違うっ!!僕がそうしたいと思ったからだっ!!

 

 

八幡「そういう事でいいから早くこのハンバーグ食べるぞ。ちょっとでもいいから減らすの手伝ってくれ。ソースとかはここにたくさん作ったの置いてあるからじゃんじゃん使ってくれ。」

 

ライス「うん!じゃあ、いただきま~すっ!」

 

ルドルフ「では、いただくよ。」

 

 

ライスがもう食べられないって感じだったらあの3人呼ぼう、もうそれしか無い。

 

 

 




作り過ぎには注意しましょうね?
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