比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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最後の表彰

 

 

八幡side

 

 

八幡「………」

 

 

はい、この前言っていたURA本部の年末表彰式に来ています。この場に集まっているのはURAの職員は勿論、今年のレースで優秀な成績を収めたウマ娘とそのトレーナーが集まっている。そんで俺の周りにも既に人が集まっている、その人とは………

 

 

スピード「しかし、最後の有マ記念のレコードは素晴らしかったよ。昨年に新しく出したというのに、今年もまた新しく出してしまったのだからね。」

 

八幡「えぇ、ルドルフは凄いですよ……本当に。」

 

アサマ「えぇ、スピードシンボリさんのお孫さんのご活躍は勿論ですが、担当されているトレーナーの御采配も見事と言うべきでしょう。」

 

八幡「いえ、自分の力は微々たるものですよ。」

 

「いやはや、副会長のお孫さんが新人の担当になったと聞いた時は驚きましたが、副会長と同じく人を見る目がありますな。」

 

スピード「聞いた話だが、ルドルフは彼が赴任した時から注目していたみたいでね。」

 

「ほう、それは次の担当のウマ娘が楽しみですな。」

 

八幡「まだ決めあぐねているところです、将来有望な生徒が多く居ますので……」

 

 

……頼む、誰か助けてくれ。此処に居る全員がトレーナーじゃないからやりづらい。

 

 

八幡sideout

 

ルドルフside

 

 

やはり八幡君はこういう場所は苦手なようだ。祖母上も一緒のようだがタジタジのようだ。

 

 

ラモーヌ「貴女のトレーナー、随分と人気者ね。」

 

ルドルフ「良くも悪くも世間を賑わせていたからね。あぁなってしまうのも無理は無いさ。」

 

ラモーヌ「そうかしら?時間が経てばきっと貴女の所に来るわよ。」

 

ルドルフ「あはは、そうかもしれないな。だが見事に分かれているものだな。八幡君は祖母上を始めとしたURAの幹部達に囲まれているが、他のトレーナー達はトレーナー同士で会話をしている。」

 

ラモーヌ「だって、貴女のトレーナーが凄過ぎのだから仕方ないわ。けれど、他の活躍するウマ娘が出てきたらまたそれは変わるわ。」

 

ルドルフ「だろうね、だが君の所にも来ると思うぞ。何せ、メジロ家としては久しぶりのGⅠウマ娘が誕生したんだ。メジロ家当主殿も鼻が高いだろう。」

 

ラモーヌ「お婆様からは天狗にならないよう言われたわ。天狗になるも何も、私にとってはまだ始まってすらいない、序章も序章に過ぎないのだから。」

 

ルドルフ「やはり君の目標はトリプルティアラかい?巷ではそう囁かれているが?」

 

ラモーヌ「貴女も意地悪な質問をするのね……阪神JFに出走した時点で答えは出ているのに。」

 

ルドルフ「あはは、これは済まない。」

 

 

そして時間が経過すると共に表彰の時間が訪れた。ジュニアから順番に表彰を受けるのだが、ラモーヌは阪神JFを勝利した事もあって最優秀ジュニアクイーンに選出された。最優秀クラシックキングには有マ記念で戦ったミホシンザンが選出された。そして今シニアクラスのクイーンが発表されて、次にキングの番だ。

 

 

司会『そして最後の最優秀シニアキングの発表です。こちらは満場一致で選定されました。シニアの王道路線を全て無敗で勝ち抜き、素晴らしい功績を納めました、シンボリルドルフさんです!加えて、今年の年度代表ウマ娘にも満場一致で選出されました!!』

 

 

ルドルフ「あはは……予想はしていたが、本当にこうなってしまったか。」

 

八幡「当たり前だろ。」

 

ルドルフ「では少し行ってくるよ。君の表彰も楽しみにしているよ。」

 

八幡「おい、何決めつけてんだよ。」

 

 

八幡君はそう言っていたが、トレーナー部門での最優秀トレーナー賞は満場一致の選出だった。2年連続の受賞となった。

 

 

ーーー表彰後ーーー

 

 

スピード「これからはレースのサポートに回るのだろう?会う機会が少なからず増えるだろうな。」

 

ルドルフ「えぇ。ですがその時は孫娘としてではなく、トレセン学園の生徒会長としてお会いする事になると思われます。これまでも何度かありましたが、祖母上にお会いする事はありませんでしたからね。」

 

スピード「この先もあまり変わらないとは思うが、孫娘の来訪を歓迎しないわけが無い。その時が来るのを、楽しみにしていよう。そうだ、その際は八幡君を連れてくると良いだろう。」

 

ルドルフ「彼の予定が空いている時はそうさせてもらいます。まぁ、私達もお時間があればのお話になってしまいますが。」

 

スピード「それで構わないさ。私も彼の家にお邪魔する事がこれからもあるだろうからね。」

 

八幡「あの〜……俺の前で俺を置いてきぼりにしながら話を進めないでくれませんか?しかも当人そっちのけで進める事じゃないですよ。」

 

スピード「はははっ、失礼。だが近い内にお願いするかもしれない、頼めないかな?」

 

ルドルフ「八幡君、年が明けたらまた「お前はもっと節度を持て。有マ記念の前日に泊めてやったのもう忘れたか?」し、仕方ないではないか!君の家の居心地が良いのが悪いんだ!」

 

八幡「責任転嫁?じゃあ俺の家が汚部屋だったら居心地も悪くなるか?」

 

スピード「君がそんな性格だと私は微塵も思っていない、故に今の言葉はただの方便だろう?」

 

八幡「………仰る通りです。」

 

ルドルフ「では来年、楽しみに「1週間あけてからな。それから週1でなら許す。」なっ!?八幡君それは横暴だ、私が耐えられないっ!」

 

八幡「喧しい!お前それを祖母に聞かれて恥ずかしいとは思わねぇのか!?」

 

スピード「構わないとも。信頼関係の深さに感嘆としていただけさ。ルドルフ、良い担当を持ったな。」

 

ルドルフ「……はい。」

 

 

 




この予告は初めてかも……次回、ルドルフ編最終回!!
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