比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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兄様

 

 

八幡side

 

 

理事長からの話、どうすっかなぁ〜………もう1人の担当とかマジで考えてなかった。だってチームを組むのだってそれなりの実績が無いと無理だし、チームだったら制限は無いだろうが、チーム結成の許可が出てなければ上限ってどのくらいなんだ?作る気は今のところは無いけど、いずれ俺も持つ事になるかもしれないんだ。知っておいて損は無い。聞くにしても、そこらのトレーナーに聞いたらやっかみを受けるかもしれない。ここは東条さん辺りにでも聞いてみるか?

 

 

ーーートレーナー寮・食堂ーーー

 

 

八幡「………」モグモグ

 

葵「比企谷君、おはようございます!隣いいですか?」

 

八幡「んぐっ……おう、おはようさん。別に良いぞ。」

 

葵「どうも。そういえば比企谷君は今日は何も書いてないんですね。」

 

八幡「?どういう意味だ?」

 

葵「だって比企谷君、いつもならメニュー作ったりしてるじゃないですか。しない時もありますけど、いつもなら文字を書く音が聞こえるのが、今日は聞こえなかったので。」

 

八幡「ふぅ〜ん……そうなのか。」

 

葵「無自覚だったんですね………」

 

八幡「意識するもんでも無いだろ?自然と身に付いてたんだろうよ。」

 

 

いつからの癖なんだろうか?この癖のせいで周りに人が居る事も気付かない時だってあるしな。今だって改善されてないしなぁ、コレ。

 

 

葵「あれ?比企谷君そのピアスどうしたんですか?」

 

八幡「昨日、先生からで俺宛に届けられてたんだよ。後これはピアスじゃなくてイヤリングな。」

 

葵「そうだったんですね。なんかちょっと意外です、比企谷君ってそういうオシャレをあまりしない人だと思ってたので。」

 

八幡「無頓着ではあると思ってる。だがこれは先生からの品だからな、付けないわけにはいかない。せっかくの贈り物だからな。」

 

 

葵(比企谷君って恩師の言い付けはしっかり守るんですね。それに贈り物もちゃんと身に付けてる………意外と律儀な人なんですね。)

 

 

葵「ですが高そうですね、お値段とか聞いたんですか?」

 

八幡「箱とコレだけだったから値段とか書かれたのは抜いたんだと思う。多分だが、GⅠ1回勝っただけじゃあ足りない額だったりしてな。」

 

葵「それ、全くシャレになりませんよ?」

 

八幡「うん、知ってる。」

 

 

でもやりかねない、先生ってそういう人だから。ほら、雪ノ下さんのアレと同じだ。何だっけ………あぁそうだ、気に入ったものは構い過ぎて壊す、興味が無いものには関わらないってのを超改良したやつだよ。構い過ぎるけど壊さないってやつだ、距離感も俺にしたらちょうど良いし。

 

 

ーーーコース場ーーー

 

 

八幡「早朝に来るのも悪くないな。けど今なら使いたい放題だな、これが放課後になったら色んなウマ娘で埋まるんだよなぁ。」

 

アルダン「あら、兄様?」

 

八幡「?アルダン、朝からトレーニングか?」

 

アルダン「はい。と言っても無理をしない程度に体を動かしているだけです。兄様はどうしてこちらに?」

 

八幡「別に。今の時期なら良い空気を吸えると思っただけだ。景色もそれなりに良いしな。」

 

アルダン「なるほど、流石は兄様です。」

 

八幡「ていうかその兄様ってやめろ、俺はお前の兄じゃないって前から言ってんだろ。」

 

アルダン「おや、それはおかしな話ですね?ライスシャワーさんには【お兄様】と呼ばせていますのに、私はダメなのですか?」

 

八幡「知ってたのか……」

 

アルダン「前にライスシャワーさんが貴方の事をお話しているのを小耳に聞いたので。」

 

 

ライス、今だけは言わせて?なんて事をしてくれたの?いや、ライスのせいじゃないんだけどな?

 

 

アルダン「それで、私も兄様の事を兄様と呼んでも問題はありませんよね?」

 

八幡「はぁ………俺の負けだ、好きにしろ。」

 

アルダン「はい、兄様っ♪この事はマックやベル、ライアンにパーマーに自慢しませんと♪」

 

八幡「自慢するような事か?」

 

 

そして俺は何故か、アルダンのトレーニングに付き添う形になった。指示出しするわけじゃないから、本当に見ているだけだ。

 

しかし、アレだな………

 

 

アルダン「はぁ……はぁ……はぁ……」

 

 

華奢な体躯から出されるあの走りは、見る者によって違うだろう。俺が例えるのならば、桜だな。美しく、可憐……だがとても儚い。そんな感じの走りだ。それでもアルダンは諦めない、まだ蕾程度しか咲いていない桜を満開に咲かせようとしている。

 

 

八幡「………」

 

アルダン「はぁ……はぁ……」

 

八幡「お前、毎朝こんな風にトレーニングしてるのか?」

 

アルダン「え?はい、日中では他の方々にご迷惑をおかけしますので。それに朝だと風も気持ち良いですし、気温もそんなに高くないので。1番体調を崩さずに走れる時間帯なんです。」

 

八幡「………そうか、お前もお前なりによく考えてんだな。」ナデナデ

 

アルダン「あ………」

 

 

アルダン(兄様が頭を………同じです、姉様が頭を撫でてくださった時とまるで同じ。)

 

 

『貴女にしては頑張ったわね、アルダン。偉いわよ。』

 

 

アルダン(労わるような、褒めるように、そして少し遠慮気味に………)

 

 

八幡「んじゃ、お前もそろそろ学校行く準備しろ。」

 

アルダン「あ、あの、兄様、もう少し………」

 

八幡「お前がもっと走れるようになったらな。」

 

アルダン「っ!!」

 

 

『けれど貴女が私ともう少し長く走れるようになるまで、これはお預けかしらね。』

 

 

アルダン「………はい、きっとですよ?」

 

八幡「おう、無理せずに頑張れよ。」

 

 

まぁ、アルダンの事だから大丈夫だとは思うけどな。

 

 

アルダン(兄様は……姉様と似ているところがあります。)

 

 

 




最初、【お】が抜けてるよ、って思いました?ライスちゃんだと思いました?

残念、アルダンさんでした。

………まぁ、別に何も残念では無いんですけどね。

担当ウマ娘は増やした方が良いと思いますか?

  • 折角だから、増やしちゃおう!
  • いや、エアグルーヴ編だからここは無しで!
  • まぁどっちでも良いかなぁ〜。
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