ルドルフside
私が現役を退いてから数年が経った。私も生徒会長として、学生達に出来る事を実行してきているつもりだ。私の右腕の2人、エアグルーヴとブライアンも支えてくれている。
私が居なくなったレース界でも、既に新たな光が生まれつつある。数年経って卒業して行った上級生達も居るが、また新たな志を元に学園に入学してきた者達によって新たな風がまたトレセン学園とレース場に吹いている。
そして八幡君も……また新しい風を育てている。
ルドルフ「新入生の諸君、入学おめでとう。私は登校の生徒会長を務めるシンボリルドルフだ。君達の中には聞き及んだ事のある者も居るだろう。さて、私から告げるのはただ1つ………【Eclipse first, the rest nowhere】。当校の掲げるスローガンで、和訳すると【唯一抜きん出て並ぶ者なし】という意味だ。君達のこれからの活躍を期待している。以上だ。」
多くを告げるような事はしない、これは八幡君からの受け売りだ。主にテイオーにだが、私は甘い節があるそうだ。なので私はあまり語らずに簡単に済ませる事にしている。それに新入生達は早く学園での生活を楽しみたいだろうしね。
ーーー生徒会室ーーー
エアグルーヴ「お疲れ様でした会長。しかしいつしかの入学式からですが、少々お話が短絡過ぎではありませんか?もう少しお話をされても良いと思うのですが……」
ブライアン「面倒な時間が無くなっていいだろ、あたしはあのくらい短い方が良い。」
ルドルフ「では来年の挨拶はもう少し考えるとしよう。さて、私は行くとするよ。八幡君を待たせている事だしね。」
エアグルーヴ「そういえばすぐにトレーニングでしたね。後片付けはお任せください。」
ルドルフ「済まないね、では先に失礼するよ。」
ーーー部室ーーー
ルドルフ「済まない八幡君、皆も。少し遅くなってしまったね。」
八幡「いいや、時間前だから問題無い。」
青毛「いえ、トレーナーさんの言っていた通り、時間前ですので問題ありません。」
鹿毛「はい、間に合っていますので問題ありません。」
芦毛「え、えっと……はい、大丈夫です!」
栗毛「この程度の事で余は騒ぎを立てん。」
八幡「さて、じゃあ全員揃った事だし行くか。全員準備は出来てるな?チーム・コロナ、行くか。」
八幡君が作り上げたチーム・コロナ。コロナはラテン語で【冠】を意味する。私が引退した後、理事長は八幡君に対してチーム結成の許可を出した。それもいきなり5人のチームだった。学園側も彼の功績を考慮しての事だろう。そして学園の中でも指折りの実力者がチームに入った。そしてこれから我がチームのデモンストレーションが開かれる。レース以外で私が走るのはトレーニングのみとなってしまったが、未来を託す後輩達の成長を見守るのも中々に楽しい。
ーーーデモンストレーション後ーーー
栗毛「八幡……余の走り、しかと見ていたか?」
八幡「見てた見てた、見逃す筈無いだろ。まっ、それ言うなら他の連中も見てたけど。」
ルドルフ「しかし、君は少し飛ばし過ぎたな。あくまでもデモンストレーション、あぁ来られては答える以外無くなってしまうよ。」
栗毛「デモンストレーションとはいえ、レース。加減する必要がどこにある?」
鹿毛「貴女が暴走するせいでいつもこちらのスパートが早くなるのだから、もう少しは自重してください。」
芦毛「で、でもとっても良い脚を使うから、私達にとっても良いトレーニングにはなるよね?」
鹿毛「……それは否定しませんが、トレーナーさんの指示にはちゃんと「もういいって、過ぎた事はもう気にするな。結果的に成功したんだから。」っ!………ト、トレーナーさんがそう言うなら///」
青毛「え?羨ましそうに見てる……って、そんな事無いから。変な事言わないで。」
芦毛「いつ見ても気持ち良さそうですよね〜トレーナーさんの頭ナデナデ。」
栗毛「……八幡、余もそれを所望する。」
青毛「あの、トレーナーさん……私にも、お願い出来ますか?」
芦毛「よ、よかったら私にもお願いします!」
………少々スキンシップが激しいのが瑕だな。先輩として指導していかなければならないな。
ーーー数時間後ーーー
八幡「今年の新入生にはどんな子が居るんだろうな?まぁ俺にはあまり関係無いんだけどな。俺のチームは上限5人まで……今のメンバーだけだな。」
ルドルフ「やはり君も興味があるようだな……まぁ私も新入生には興味はある。暫くは我々のトレーニングに来るだろうね。」
八幡「まぁそうだろうな。」
ルドルフ「ともあれ、無事にデモンストレーションを終えられて良かったよ。」
八幡「そうだな、とりあえず乾杯。」
ルドルフ「あぁ、乾杯。」
カンッ!
八幡「……しかし、こうしてお前と住む事になるなんてな。今じゃスイートさんとスピードさんも半同棲みたいな感じになってるし。」
ルドルフ「我々の熱い説得によって、かな?」
八幡「ホント、今じゃ月の半分は俺の家に住み込んでるしな。お前の宿泊を断っていた時期が懐かしいな。」
ルドルフ「ふふっ、これからも頼りにしているぞ。」
八幡「こっちこそだ、うちのチームリーダーとしても会長としてもよろしく頼むぞ。」
はい、というわけで【シンボリルドルフ編 〜【勇往邁進】未来の為に〜】は終了となります!
計190話となりました!ライス編を除けば1番話数が多い回となりました。
さて、お次のウマ娘の前に閑話を挟みたいとは思っています。(正直、次のウマ娘って誰にしよう?後、閑話のネタ。)
とりあえずはこの3つから決めていきたいと思います。
①既に決まっているウマ娘
②作者の1番好きな競走馬
③なんでもいい
この形です。多くの回答をお待ちしております!
最後にシンボリルドルフ編を最後まで見ていただきありがとうございました!
お次のウマ娘について
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既に決まっているウマ娘
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作者が1番好きな競走馬
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なんでもいい