比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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その後の3人

 

 

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これは感動的な復活を遂げたレースを終えた後の、ウマ娘達の物語である。彼女達は遠い海を渡り東洋の小さい1つの国へと赴き、その雄姿を目に焼き付けた………自分達が友であり強敵(ライバル)である事を認め、再び自国へと戻った。これはその物語である………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーフランス・シャンティイ学園ーーー

 

 

カーネギー「はあぁぁぁ~………」

 

「もうカーネギーったらまた見てるよ~。」

 

「本当に好きですね、ライスさんの宝塚記念。」

 

カーネギー「だってだって!!現地でも見たんだけどさ、本ッッッッッ当に感動したんだもんっ!!!今でも嘘だって思うくらい2年前の宝塚記念は見たくないレースだけど、それを乗り越えて……今年のだがら"づがぎね"んは………うううぅぅぅ~………」ボロボロ

 

「あぁ~もう泣かないのっ!感動したのは私達も一緒だよ、だってもう無理だって言われてたのに、復帰したレースに、しかもGⅠに勝っちゃうんだもん……」

 

「えぇ、彼女は本当に称賛されるべきウマ娘です。彼女の友達である事は私の自慢であり誇りです。」

 

カーネギー「そうだよねそうだよねっ!!!うんうん2人は分かってる!!ライスは偉大・尊大・愛大っ!!」

 

「おかしな言葉を造語しないでください。意味は既に理解しましたが。」

 

カーネギー「はぁ~……またフランスに来てくれないかなぁ~……トレーナーにもお願いしてるんだけどさ~。」

 

「え………トレーナーにも言ってるの?」

 

カーネギー「うん。ムッシュファブルと向こうのムッシュ比企谷にね。」

 

「気持ちは分かるけどさ……必死過ぎない?」

 

カーネギー「だって何かの間違いでライスがイギリスかアイルランドに行っちゃったらどうするのっ!!?向こうも絶対誘ってる筈だからこれだけは勝ち取らないとっ!!!」

 

 

この時、カーネギーの親友2人は心の中で口を揃えてこう言った………『もう(既に)手遅れだな(手遅れでしたか)………』っと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーアイルランド・レパーズダウン学園ーーー

 

 

オライエン「っ!珍しいな、お前が甘い物を食べるなんて……」

 

クラウ「別に、感化されただけだよ。」

 

オライエン「ミスライスシャワーにか?彼女は大食漢だからな。初めて見た時は驚いたものだ……あの身体の何処に入っていくのだと目を疑ったものだ。」

 

クラウ「確かにな……目の前で甘いモンを美味そうに食うもんだからあてられちまったよ、全く。」

 

オライエン「だから毎回それだけを日本から取り寄せているんだな……思い出の味ってヤツか?」

 

クラウ「クサい事言うならその通りだな。ライス達4人で食べて、あたしが唯一食べられる甘い菓子だ。」

 

 

クラウが食べている甘いお菓子の正体はホームパイ。一見はクッキーそのものだが、名前の通りパイである。食べている時の彼女の顔はいつも見せる表情とは打って変わって綻んでいた。

 

 

オライエン「1つ食べてみたいとは思うが、お前のをババしたらキレられそうだから俺のも取り寄せてもらっていいか?金は出すから。」

 

クラウ「アンタ達も思い出の味とやらを見つければ良かったのによ。」

 

オライエン「おっさん達の思い出の味ってお前どう思う?」

 

クラウ「おいおい、日本の比企谷トレーナーをアンタ達と一緒にするなよ。あの人まだおっさんって歳じゃねぇだろ。」

 

オライエン「……確かに。」

 

 

その後も2人は隣同士でライス達4ヵ国の話をしながら就寝時間ギリギリまで盛り上がっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーイギリス・アスコット学園ーーー

 

 

ルプルー「………」

 

クローネ「………」ジィィィィ…

 

 

実況『さぁ先頭はライスシャワー!!日本のライスシャワーが先頭に立っている!!後ろのウマ娘とは2から3バ身離している!!懸命に前を追っているのはロッシェとクラウロード!!クローネも粘っているが、ライスシャワーまたリードを広げる!!』

 

実況『これは独走体勢!!ライスシャワー強い強い!!後ろを大きく引き離して今ゴールイン!!ライスシャワー、ライスシャワーです!!日本のウマ娘がこのフランスの舞台で見事に輝きました!!フォルスストレートからの豪快なロングスパート!!あの脚では後ろは追いつけない!!ライスシャワー見事に13人のウマ娘を撃破して海外GⅠ初制覇です!!』

 

 

クローネ「………はぁ~///」ウットリ

 

ルプルー「………その動画、毎日何度も見ていますが飽きないのですか?」

 

クローネ「?ライスさんのレースを見て飽きる?何故です?」

 

ルプルー「いえ、特に意味はありません。ただの興味本位です。」

 

 

ルプルー(この子、ライスさんが好き過ぎて遂には寮の部屋にテレビを用意してしまって……それもお値段の高い最新型のテレビを。この子の何がそうさせるのでしょうか?)

 

 

ルプルー「んんっ、クローネ。1つ伺います。私もライスさんとは1度走りました、人となりもそれなりには知っているつもりです。貴女の行動には驚かされる事が未だありますが、何がそうさせるのか教えてもらっても?」

 

クローネ「……つまり姉さんはライスさんにご興味がある、と?」

 

ルプルー「いえ、彼女というよりも貴女です。」

 

クローネ「ライスさんが大好きだからですが?」

 

ルプルー「……もう少し具体的な理由は無いのですか?」

 

クローネ「具体的………すみません、具体的となると、細分化され過ぎてしまって、消灯時間までに語り終えられるかどうか……」

 

ルプルー「……つまりそれ程までにライスさんが大好きであると……表現出来ない程に。」

 

クローネ「はい、その通りです。」

 

ルプルー「よく分かりました。」

 

 

この時、ルプルーは妹から聞き出す事を諦めて『大好き』という至極単純明快な理由で納得する事にしたのだった。

 

 

 




カーネギー…ライスにもう1度フランスに来てもらうように両方のトレーナーに手引きしている。

クラウロード…甘い物は苦手だったが、日本に行った時に4人で食べたホームパイが思い出の味になった。

クローネ…ライスの動画を1日に何度も見返している。(目覚ましもライスの声に設定している模様。※お姉さん情報)
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