比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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新人トレーナー達の監視 ①

 

 

ーーーーーー

 

 

ーーートレーナー寮・とある一室ーーー

 

 

1「なぁ。お前等はさ、比企谷先輩の事どう思う?」

 

2「え、何だよ唐突に?」

 

1「いいからいいからっ!」

 

2「……いや、普通に凄ぇ人だなってくらいしか感想ないぞ?」

 

3「俺も。しかも最初の年からメイントレーナーとして活動してるんだろ?桐生院先輩と同じで。」

 

1「だよな?んで俺達って中央に来てまだ半年くらいだろ?その時には比企谷さん、担当ウマ娘を重賞レースに出走させて勝たせてるしな〜。」

 

2「あの人もだけど、エアグルーヴの実力もあるだろ?トゥインクルシリーズを無敗で引退したくらい実力があるんだから。」

 

1「あぁ、それもあると思ってる。けどさ、不思議に思わないか?あの人の周りにはいつもウマ娘が居る……他のトレーナー達もそうだと思うけどよ、桁違いじゃん。他の先輩達と比企谷先輩とじゃ。」

 

3「……まぁ確かに。」

 

1「だからよ、明日は比企谷先輩の行動を監視してみないか?」

 

2「え………お前そんな趣味が「ねぇよ!!あの人の行動を見れば何か学べるものがあるかもしれないって思ったから提案してんだよ!」あっ、そういうね?」

 

3「まぁ良い事だと思う、良い先輩の良い手本ってのは何度見ても良いと思うし。」

 

1「だよな?じゃあ今日は比企谷先輩の予定聞きに行くか。何時に学園に出勤しているのか気になるし。」

 

 

ーーートレーナー室ーーー

 

 

八幡「俺?日によって違うが、今日は5時に来た。」

 

2「ご、5時ですか!?い、一体何しに!?」

 

八幡「整備士さん達と一緒にコースの整備。走るコースに石があったらおっかないだろ?それにいつもと変わらない環境でトレーニングしてほしいって気持ちもあるしな。」

 

3「じゃあ、普通の日は何時くらいですか?」

 

八幡「……まぁ生徒達と同じ時間だな。昼からでも俺は構わないんだが、ウチのチームメンバーには毎朝俺の家まで迎えに来る自由人が居るからな〜。」

 

 

新人3人は既に驚愕していた、八幡の出勤する時間の異常なまでの早さに。メイントレーナーであってもこんなに早く出勤する必要は無い、ましてや学園には専門の整備士が居るにも関わらず、自ら進んで手伝いをしている。普通のトレーナーはこんな事はしない。

 

 

八幡「まぁ出勤は大体5時か8時で退勤が18時過ぎ以降みたいな感じだな。」

 

1「そ、そうなんですね……」

 

八幡「まぁ、俺も異常な事やってるとは思ってる。普通しないからな、コース場の整備なんて。」

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

八幡「ん、もう昼の時間か。5分もしたら来るか。」

 

1「?誰がですか?」

 

八幡「俺の担当。カフェテリアでも良かったんだが、弁当を作って来てくれるんでな……」

 

1~3(作って、来てくれる?)

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

ガラガラッ

 

 

シービー「やっほ〜八幡〜♪元気してる〜?」ヒラヒラ∼

 

八幡「おう、元気元気。今日も弁当ありがとうね。」

 

シービー「むっふぅ〜♪まぁ週1のお約束だからね〜。当然作るよ。」

 

フジ「やぁ八幡さん……やっぱりシービー先輩には先を越されていたか。」

 

八幡「お疲れさん。」

 

フジ「八幡さんもね。はい、お弁当だよ。」

 

八幡「……今日は結構あるな。」

 

フジ「今日は3人来るからね。私、シービー先輩、そしてもう1人は………」

 

 

ガラガラッ

 

 

エアグルーヴ「八幡、遅くな……もう集まっていたか。やはり早いな。」

 

シービー「後輩には負けられないからね。」

 

八幡「レースで張り合え。こんな教室来るのに早いも遅いもねぇだろ。」

 

シービー「あるもん!!八幡の隣に座りたいもん!!八幡分かってる?今4人居るんだよ?1人だけ悲しい思いをしなきゃならないって事分かってる?」

 

八幡「済まん、全く分からん。」

 

エアグルーヴ「シービー先輩はきっと、1人だけお前の隣になれない人の事を言っているのだろう。」

 

シービー「そうっ!!」

 

八幡「………因みにだが俺の隣が良い奴は?」

 

 

すると3人はすぐに手を挙げた。

 

 

八幡「………そうなのか。」

 

エアグルーヴ「八幡、お前はもう少し自分の評価を改めろ。何度も言っている事だぞ?」

 

フジ「そうだよ八幡さん、貴方はもっと自分を評価するべきだと思っているよ。」

 

シービー「そうそう、もっと偉ぶりなよ!」

 

八幡「それはどうかと思うが、よく言われる事だな。特にチームメンバーからは。」

 

1「………」

 

2「………」

 

3「………」

 

 

そして、3人はいつしか空いているスペースに移動して様子を見ていた。3人は八幡が貸しているノートを見ながら様子を伺っていた。

 

 

シービー「よぉし!それじゃあ誰が八幡の隣になるか、ひとしょうb「あの〜……いいか?」ん?」

 

フジ「おや、いつの間に?」

 

エアグルーヴ「何の用だ?」

 

1「2人が隣になるのはいいとして、もう1人は………先輩の膝の上、ってのはどうだ?」

 

3「ちょ、お前何言ってんだよ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シービー「それだっ!!!じゃあ2人は八幡の隣であたしが膝の上ねっ!」

 

フジ「先輩、それはまだ決めるの早いと思いますけど?私も膝の上を立候補しますよ。」

 

エアグルーヴ「全く、何を言うかと思えば……」

 

シービー「あれ?あれれぇ〜?エアグルーヴは八幡の膝の上に座りたくないの〜?」

 

エアグルーヴ「人前でそんな事出来ません。」

 

フジ「成る程成る程……じゃあ八幡さんと2人きりならやりたいって事なんだね?」ニコニコ

 

エアグルーヴ「なっ!?そ、そういう意味では無いっ!!変に深読みするな!!」

 

シービー「またまたエアグルーヴは〜隠さなくったって分かってるから大丈夫だって〜。」ニヤニヤ

 

エアグルーヴ「ですから違いますっ!!」

 

 

1「………なぁ、俺達何を見せられてんだ?」

 

2「トレーナーの取り合い?」

 

3「けどよ、此処から見てると思うんだけど……先輩とウマ娘の距離ってめっちゃ近くね?」

 

1・2「うんうん。」

 

 

3人の新人トレーナーは、ほんの少しだけ八幡への尊敬と羨望を得たのである。

 

 

 




1「結局、監視する前に比企谷先輩が凄ぇってのが分かっただけになっちまってね?」

2「いやいや、まだこれからだろ!言い出しっぺのお前が早々にしょげるなよ!」

3「そうだ!まだメンバー3人との距離の近さを知っただけだ!他はまだ分からない!明日からが本番だろ!」

1「そ、そうだよな!明日が本番だ!悪かった……よし、また明日から頑張るかっ!」

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