比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

846 / 1583
新人トレーナー達の監視 ②

 

 

ーーーーーー

 

 

トレーナー室の下りから翌日、新人トレーナー達3人が八幡の行動を見ると決めた日である。昨日で得た事といえば、八幡と担当ウマ娘の距離がとても近いという事であった。これは古参のトレーナーであれば不思議ではない光景……なのだが、八幡はトレセン学園に配属されて5年は経過している中堅トレーナー辺りの枠組みだろう。そんな彼があれ程ウマ娘達から好かれているのは、古参トレーナーから見ても異常と言える程である。

 

そして本題の今日は朝の7時。トレーナー達3人は校門近くの庭で八幡が来るのを待ち伏せしている状況だった。

 

 

1「先輩、まだか?」

 

2「昨日の話では、家に自由人が来るって言ってたけど………」

 

3「誰の事なんだろうな?」

 

 

※新人トレーナー達3人はシービーの自由過ぎる行動をあまり見た事が無い為、シービーの自由奔放さを知らないのである。

 

 

2「自由って言ってたけど……ゴールドシップ辺りか?」

 

1「いや、アレは自由っていうよりも破天荒じゃね?」

 

2「じゃあメジロラモーヌ?」

 

1「ありえなくはねぇけど、わざわざ学園の寮から先輩の自宅に押しかけるか?」

 

3「確かに……通い妻じゃねぇもんな。」

 

2「お前、それ絶対本人の前で言うなよ?」

 

3「言うわけ無いだろ……あっ、来たぞ!」

 

1「おっ、ホントだ!隣に居るのは………え?ミスターシービー?」

 

2「しかも腕に抱き着いてる………」

 

 

3人が目にしたのはシービーに腕を抱き着かれながら学園に向かってきている八幡だった。だがそれだけでは終わらなかった………

 

 

2「……ん?先輩に近付いたのってライスシャワーだよな?」

 

3「あぁ、メジロマックイーンを倒して天皇賞・春を2連覇している超ステイヤーウマ娘だ。」

 

1「あっ!頭撫でた!」

 

3「マジかよ、ちょっと気軽に触るのは……ってあの子の尻尾めっちゃ動いてね?耳も。」

 

2「アレじゃないか?先輩に撫でられたのが嬉しかった的な……」

 

1「あっ、しかも手繋いだぞ!今初めて顔見れたけど、超嬉しそうじゃね?」

 

3「うん、めっちゃ嬉しそう……」

 

2「守護(まも)りたい、あの笑顔………」

 

 

朝の登校時はこれくらいしか見られなかったが、次のイベントはお昼休みのカフェテリアでそれは起きた……

 

 

3「チーム・ポラリスって集まって食べるんだな。」

 

1「けど毎回思うんだけどさ、オグリ達はやっぱ先輩の作った料理を食べたいんだな……」

 

3「俺、夏合宿で見たけど先輩の作る料理マジで美味そうだった!夏合宿の豪華ディナーって事らしいけど、今のも充分美味そうだよな。」

 

2「だよな……話戻るけどよ、先輩のウマ娘の交友関係って広くね?だってあそこに居るのって中等部1~2年と高等部は全学年揃ってるぞ。」

 

3「思った。でもあの中でチームに所属していないのってヴヴヴ3姉妹とドゥラメンテだよな?」

 

1「それでもあんなに集まるのかよ……」

 

2「っ!おい、アレってメジロラモーヌじゃね?」

 

3「うわ、マジだ!っていうかメジロ家とも仲良いのかよ、無敵じゃね?」

 

1「でも何しに……あっ、先輩がなんかあげたぞ!アレって……ケーキ?」

 

2「いや、生地が見えるから多分タルトだ。えっ、もしかしてだけど………」

 

3「比企谷先輩、菓子作りも出来るから作ったんだと思う。エイシンフラッシュからチラッと聞いた事あるけど、プロレベルだって。」

 

1「マジィ!?スゴッ!!」

 

3「あのさ、ずっとスルーしてたけどさ、先輩食べさせてもらってるよな?」

 

2「あぁ、前から知ってたけど。」

 

3「羨ましくね?羨まし過ぎね?何なのアレ?受け入れてる先輩も先輩だけど、ライスシャワーとフジキセキも何やってんだよ!?」

 

1「落ち着け餅付け!グチグチモチモチ言っても仕方ないだろ。」

 

3「餅とモチを挟むんじゃねぇよ!!」

 

 

そして授業が終わって放課後。八幡はこれからチーム・ポラリスのトレーニングに向かうところだったのだが……

 

 

2「……あっ、誰かに呼び止められてるぞ。」

 

1「あの3人……確かキタサンブラックとサトノダイヤモンドとサトノクラウンだ。」

 

3「まさかのサトノ家とも……」

 

2「俺達と同じ時期にこの学園に入学したあの子達とも仲が良いのかよ……比企谷先輩と仲良く出来ない奴って逆に誰なんだ?」

 

1「確かに……ん?何か頭抱えてる?問題発生か?」

 

3「多分アレじゃね?トレーニングを一緒にしてもいいですかみたいな質問でもしているんじゃないか?」

 

2「あぁ~それはアウトかもな。キタサンブラックはチーム・スピカだし、サトノの2人もチーム・カペラ所属だもんな。トレーニング参加は厳しいだろ。」

 

3「比企谷先輩押されてるな……でもまぁ、流石にダメだよな。」

 

1「あぁ、無理だってアレェ?今度はめっちゃ喜んでるぞ?え、何の話してるんだ?」

 

2「全然分かんねぇ……」

 

 

※因みに4人は、朝のランニング後にまた朝食を食べに行ってもいいかという話をしています。そして八幡、折れる。

 

 

1「ってうぉい!!喜んだと思ったら今度は抱き着いたぞサトノダイヤモンドッ!!」

 

3「なぁアレダメだよな?グリーンもグレーもレッドも通り越してブラック突入してるよな確実に?」

 

2「冷静になれって!まだ1人だけって残った2人もっ!?」

 

3「はいアウト。コレはこれは紛れも無くアウト。誰も許してはくれません。」

 

1「落ち着け糠漬け!グチャグチャヌチャヌチャ言っても仕方ねぇって!」

 

3「だから余計なモン挟めんなっ!!」

 

2「でもよ、これで分かったクサくね?」

 

1「あぁ、俺はもう結論出てる。」

 

3「………ウン、ヨクワカッタヨ。」

 

1「怖いって……まぁそういう事だよな。」

 

 

1~3『先輩がウマ娘から好かれ過ぎている。』

 

 

 




新人の皆さん、お疲れ様でした。

レポ-トをまとめておいてくださいね?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。