比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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もし、八幡が学園の生徒だったら? 8

 

 

八幡side

 

 

5人で出かけた日から数日、俺の元にドバイキャンペーンの商品が届いた。俺はヴィヴロス達に商品が届いたから、次の休みに確認がてらお茶の提案をした。その結果、ヴィヴロスが秒で賛成の2文字と5つのビックリマークで返答。他の3人もOKという事だった。そして今、俺はトレセン学園のカフェテリアに段ボールを運びながら向かっている。

 

 

ライス「あっ、お兄様!こんにちは。」

 

八幡「おっ、ライス。」

 

ライス「それがこの前届いたって言ってたドバイの?」

 

八幡「あぁ。ライスも何か持ってるみたいだが、それは?」

 

ライス「コレは紅茶の茶葉だよ。前にね、ロブロイさんとウララちゃんの3人で喫茶店の遊びをしていたんだけど、その時のがまだ余ってたから持って来たの。」

 

 

何その遊び?めっちゃ見てみたいんだが?

 

 

※自分、お客さんやりたいでありますっ!!!

 

 

八幡「そうか、きっと茶葉に合う菓子だと思うぞ。」

 

ライス「えへへ、だと良いなぁ。」

 

 

ーーーカフェテリアーーー

 

 

八幡「どうやら全員集まってるみたいだな。お前はヴィヴロスにお呼ばれされたってところだな?」

 

???「はい、その通りです比企谷さん。この度は妹のわがままを聞いていただきありがとうございます。」

 

八幡「気にすんなよヴィルシーナ、俺が納得してそうしたんだからよ。」

 

 

目の前に居る気品のある青鹿毛のウマ娘はヴィルシーナといって、ヴィヴロスの姉にあたるウマ娘だ。末っ子のヴィヴロスに対し、しっかり者の姉といったイメージだ。

 

 

八幡「んじゃ早速、中身を開けるか。ヴィヴロス、開けたいか?」

 

ヴィヴロス「え、いいの?」キラキラ

 

八幡「別に減るもんでもないしな。」

 

ヴィヴロス「うんっ!!じゃ私が開けるっ!!」キラキラ

 

カレン「ヴィヴロスちゃん、目を輝かせていますね。」

 

アヤベ「それだけ楽しみだったという事ね。」

 

 

俺は真ん中に段ボールを置いてからヴィヴロスに段ボールナイフを渡した。ヴィヴロスは慣れた手つきで開封した。その瞬間………

 

 

ヴィヴロス「~~~っ!!」キラキラキラキラ

 

八幡「……おい、お前の妹が身体から光を出し始めたぞ。」

 

ヴィルシーナ「………とても嬉しい証拠です。」

 

ヴィヴロス「コレが、コレがあのドバイの………」キラキラキラキラ

 

ヴィルシーナ「ヴィヴロス、気持ちは分かるけれど届いた商品を皆にも見せられるようにしてあげなさい?」

 

 

ヴィヴロスは悦に浸りながら届けられた商品をテーブルの上に置いた。というのにキラキラが全く収まっていない……

 

 

八幡「……どうやら届けられた商品に間違いは無さそうだな。それじゃあ………コレはヴィヴロス、コレはライス、んで最後にアヤベとカレンな。」

 

ヴィヴロス「うわぁ~!!」

 

ヴィルシーナ「良かったわねヴィヴロス。」

 

ヴィヴロス「うんっ♪お兄ちゃん、本当にありがとうっ!!」

 

八幡「そんなに喜んでくれたのなら、譲った甲斐があったってもんだ。」

 

 

他の皆も喜んだ様子で、俺としても嬉しい気持ちにはなる。んで気持ちも落ち着いたところでお茶の時間に移る事にした。

 

 

ヴィヴロス「あぁ~む……~っ!!♪」

 

アヤベ「凄いわね、このお菓子であんなにも喜べるなんて。」

 

カレン「でもすっごく美味しいですよ!さっきウマスタを投稿したんですけど、もう30万イイネがついてるんですよ!」

 

八幡「マジかよ、すげぇな……調べたけど有名なメーカーだってのは理解していたが、そんなに反応あるのか………」

 

ライス「入れ物もお菓子もとってもオシャレだから、その効果もあると思うよ?カレンさんも凄いけど。」

 

カレン「ありがとうございます♪」

 

ヴィルシーナ「妹もこんなに喜んでいる姿を見るのは久しぶりです。比企谷さん、本当にありがとうございます。」

 

八幡「おう。段ボールもテーブルの上にあったら邪魔だし、どけ……?」

 

 

何だ?段ボールだけなのにやけに重いぞ?まだ何か入ってるのか?

 

 

八幡「………」ガサゴソ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「あ………」

 

 

きっとヴィヴロスは興奮していて気付かなかったのだろう、2つの商品の底に紙と梱包材で仕切られていたのを。

 

 

八幡「………」

 

 

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この度は3等・5等の当選、誠におめでとうございます!

今回ご応募された比企谷八幡様のご購入総額が5,000円以上でしたので、5,000円以上購入者限定の大抽選会を勝手ながら実行させていただきました。厳正なる抽選の結果、比企谷八幡様は見事に4等の【spirit of dubai meydan】を当選しましたっ!!前記載の当選商品と共にお送りさせていただきます。改めて今回のキャンペーン当選、誠におめでとうございます!!

 

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確認してみると、緑を基調にゴールドで縁取られたケースが鎮座していた。何コレめっちゃ高級感あるぅ~………

 

でもどうしよう、コレをヴィヴロスに見せたら絶対に欲しがるよな。だがこれ以上のわがままは姉のヴィルシーナが許さないと思う。

 

 

ヴィヴロス「お兄ちゃん、どうかしたの~?ずっと紙を見てるけど?」

 

 

ヴィヴロスは既にご満悦なご様子。だがヴィヴロス以上にドバイに強い憧れを持っているウマ娘を俺は知らない。さてどうするか………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仕方ない、正直に言おう。隠し事をするのは何だか気が引ける。

 

 

八幡「なぁヴィヴロス、お前はこれからレースをやると思うが、頑張れるか?」

 

ヴィヴロス「へ?うん勿論!だってドバイに行くのが私の夢だから!」

 

八幡「そうか……じゃあコレは先行投資とでも思ってくれ。お前は気付かなかったみたいだが、底の方にもう1つあってな。俺は別に興味無いからお前に投資という形でやるよ。はい、今から渡す商品名が書いてある書類。」

 

 

ヴィヴロスは俺の渡した書類を1文字も見逃すまいとマジな表情で見つめていた。そして商品名に辿り着いた時には……

 

 

ヴィヴロス「嘘………お兄ちゃん、コレ本当?」

 

八幡「ここまで言って嘘言わねぇよ。ほら、コレが現物。」

 

 

俺は段ボールから緑のケースに入った香水を取り出して、ヴィヴロスに手渡した。

 

 

ヴィルシーナ「あ、あの……これ以前に妹にはランプと焼き菓子を頂いているんです。これ以上は流石に「さっきも言ったが、これは先行投資だ。それにあの商品も此処にあるドバイの商品全部、俺の身銭から出ているわけじゃないからな。最後に付け加えると、香水なんて興味無いし、俺。」………」

 

八幡「だから別にこれ以上とかそういうのは考えなくていい、俺がしたくてしてるだけだからな。」

 

ヴィルシーナ「……ふふ、何ですかそれ?」

 

八幡「いいだろ別に。それに将来ドバイのレースに遠征して勝つかもしれない奴に投資して何が悪いんだ?将来有望なんだから構わないだろ?」

 

ヴィヴロス「……う…」

 

ヴィルシーナ「っ!ほらヴィヴロス、比企谷さんからこんなにもたくさんいただいたんだから、ちゃんとおr「うえええぇぇぇぇぇん~っ!!」っ!!?」

 

ヴィヴロス「わあああぁぁぁぁぁん~っ!!」ダバ-!!

 

全員「っ!!?」ギョッ!!

 

 

ヴィヴロスはいきなり涙腺崩壊して号泣しだしてしまった……ヤバい、俺泣かせちゃった………

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

ライス「だ、大丈夫?」

 

ヴィヴロス「うん、大丈夫……お兄ちゃん。」

 

八幡「お、おう。どうした?」

 

ヴィヴロス「本当にありがとうね……私、絶対にドバイに行ってレースに勝つからっ!!」

 

八幡「……ふっ、楽しみにしてる。」

 

 

その後ヴィヴロスは俺にすげぇベッタリになり、寮でも学園でも『お兄ちゃん♪』と言いながら駆け寄るようになり、副会長と寮長からの圧が日に日に増してる感じがする現状である。

 

 

 




最後の最後でめちゃめちゃいい感じに締められた感じがします。

次回からはいよいよ5人目のウマ娘の登場です!!
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