比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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心情とイタズラ

 

 

カフェside

 

 

カフェ「………」

 

お友達『~~♪』フワフワ∼

 

 

お友達はとても気分良さそうに浮遊しています……トレーナーさんにスカウトしていただけたのはとても嬉しく思います、私達が初めて出会った時は夜でお友達をお任せしてしまいましたけど、帰って来た時のお友達はとても楽しそうにしてました。お話を聞くと、トレーナーさんはその時お友達が見えていなかったそうなのですが、見えないなりにお友達を理解しようとしていたみたいで、お友達にとってそれがとても嬉しかったみたいです。

 

 

カフェ「……貴女は、トレーナーさんが担当になって嬉しい?」

 

お友達『♪~』コクコクッ!!

 

カフェ「……そう、私もだよ。」

 

お友達『~~!』フワフワ∼

 

カフェ「本当に嬉しそう、だね。」

 

 

ーーー美浦寮ーーー

 

 

アマゾン「おや、今日は大分早いお帰りじゃないか!」

 

カフェ「はい……居残りするよりもやらなければならない事がありますので。」

 

アマゾン「へぇ~。それって何なんだい?」

 

カフェ「担当契約書の記入、です。」

 

アマゾン「あぁ~担当契約ね~……って決まったのかい!?」

 

カフェ「はい、無事に。」

 

アマゾン「そうかいそうかいっ!それは良い知らせだねっ!よし、このヒシアマ姐さんがおかず1個プラスしておいてやるよっ!」

 

カフェ「ありがとう、ございます。」

 

アマゾン「いいっていいって。ただのお節介さ!そんじゃ、早く部屋に戻って契約書を書いてきなっ!」

 

 

やはり、とても面倒見の良い方です。

 

 

ーーー寮部屋ーーー

 

 

ガチャッ

 

 

カフェ「……ユキノさんはまだお戻りではないようですね。」

 

お友達『~~~』ボフッ!

 

カフェ「うん、寝転がっていてもいいから、他の人の邪魔はしないように、ね。」

 

お友達『………』グタァ∼…

 

 

……トレーナーさんにはまだお話していませんが、私の足の爪は生まれつき良い状態ではありません。とても薄く割れやすい、お皿のような爪です。明日のトレーニングでそれを打ち明けるつもりですが、トレーナーさんはなんて言うでしょうか?それが少しだけ不安に感じます……最初に言うべき、だったでしょうか?

 

 

ポンポンッ

 

 

カフェ「え?」

 

お友達『………』ポンポンッ

 

カフェ「……そうだね、今悩んでも仕方ない。明日になってみないと、だよね。」

 

 

ガチャッ

 

 

ユキノ「あんれ、カフェさん!今日はお早いんですねぇ!」

 

カフェ「えぇ、書くものがありましたので。」

 

ユキノ「へぇ~……っ!?カフェさん、遂にトレーナーさん出来たんですかっ!?」

 

カフェ「……ヒシアマさんの時もそうでしたが、私は担当のトレーナーがつかないと思われているのでしょうか?」

 

ユキノ「い、いえいえいえいえ!!そういうわけじゃねんですけど、イメージ……って言えば良いんですかねぇ?あんまり興味無さそうに見えたもんで。」

 

カフェ「そうですか……」

 

 

確かにこれまではあまり担当トレーナーを探すという事に興味は抱いていなかったかもしれません。しかし、トレーナーさんは何処か惹かれる、そんな感じがありました。いつの間にかトレーナーさんを目で追っている時もありました。朝にいただいたコーヒーの時間もゆとりのある時間でとても気に入っています。他のトレーナーと比較しても、トレーナーさんはとても親しみやすい方だと思います。お友達も気に入っているみたいですし。

 

 

カフェ「奇妙な事もあるもの、ですね。」

 

ユキノ「あはは、カフェさんが言うとあんまり冗談に聞こえねぇべ……」

 

 

カフェsideout

 

八幡side

 

 

ーーートレーナー寮ーーー

 

 

さて、カフェが長距離、所謂ステイヤータイプのウマ娘だっていう事は最初から分かっていた。このジュニアシーズンとクラシックの前半をどう乗り切るか、だよなぁ。そこが1番の課題だ。恐らく中距離も走れるとは思うが、GⅠを勝てるかどうかで行くと怪しい。となるとだ、最初は無理して重賞やGⅠを目標にはしないでカフェの走りや適性を観察しながらレースに臨むべきだな。

 

 

ひとまずは、メイクデビューまでには万全の状態にしておく事だな。後はカフェの事をなるべく多く知りたい。まだ出会って10日だからな、身体的な事や精神面も出来る限り把握しておきたいし。

 

 

八幡「けど、あのお友達ってどういう存在なんだ?腕掴まれて物凄い脚で運ばれたが、今のウマ娘じゃあんな走りはまず無理だ。生前……はあったんだと思うが、どんなウマ娘だったんだ?」

 

 

まぁ確実に言える事があるとすれば、間違いなくただのウマ娘で終わっているわけ無い。まぁお友達の事はまた今度として、今はカフェの事を表面だけでも調べてみよう。

 

 

お友達『………』ソロォ∼…

 

八幡「………」カキカキ

 

お友達『………』ジィ∼…

 

八幡「………」カキカキ

 

お友達『………』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パチッ!

 

 

八幡「っ!停電……いや違うな、廊下の電気は点いてる。じゃあ、俺の部屋だけ?」

 

 

トントンッ

 

 

八幡「?」

 

お友達『~~♪』

 

八幡「何だお友達だったのか……どうした、何か用?」

 

お友達『~~っ!』ケラケラッ!!

 

八幡「イタズラって……はぁ、程々に頼むぞ?」

 

 

ホント、どういう存在なんだコイツは?

 

 

 




お友達、イタズラは程々にね?
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