比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

856 / 1581
好かれるトレーナー

 

 

カフェside

 

 

カフェ「………」

 

 

トレーナーさんと契約をしてから早くも2ヶ月が経ちました。今は6月に入っています……トレーナーさんは順応力がとても高い方なのか、お友達にイタズラをされても受け流しています。勿論、受け流し方も決して嫌なやり方ではなく、『程々にしてくれよ。』『またやったのか?』みたいな相槌を打ってくれるような感じです。そして今は………少し、というよりも大変な事になっているかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「………」カキカキ

 

お友達『〜っ!!』ユサユサッ!!

 

1『〜っ!〜っ!』グイグイッ!!

 

2『〜〜〜。』チョンチョン

 

3『〜っ!!』グググ…

 

 

トレーナーさん、お友達と【彼女達】から早くトレーニングに行こうとせがまれています……今日のトレーニングはお休みなのですが、お友達にはあまり関係ありませんので。それにしても、どうやらトレーナーさんは【彼女達】に好かれやすいみたいです。

 

 

八幡「……ねぇ君達、昨日も言ったと思うけど今日は休みなの。だから今日はトレーニングは致しません。明日まで我慢しなさい。」

 

1〜3『っ!!』ビシッ!!

 

お友達『〜っ!!』ジタバタッ!!

 

八幡「じゃあお友達だけ自由トレーニングで。」

 

お友達『………』スン…

 

八幡「……そこは素直なんだな。」

 

 

………いつの間にか、トレーナーさんの言う事を従順に聞くようになっていて、この部室は【彼女達】の溜まり場となりつつあります。

 

 

カフェ「あの、トレーナーさん。ご迷惑ではありませんか?もしそうであれば、私が対応しますが………」

 

八幡「いいや、別に迷惑って程でも無い。コイツ等、本当に嫌な事はしないから困ったりしてないから平気だ。アホ毛引っ張り過ぎだなとは偶に思うが。」

 

カフェ「………すみません、お友達には言っておきますので。」

 

八幡「まっ、程々にな。」

 

カフェ「……あの、ところでトレーナーさん。私のデビュー戦は何時ごろになりそうなのでしょうか?」

 

八幡「そうだな……カフェの場合、早くデビューし過ぎても走れるレースが少ないから、今は力を溜めようと思っている。ジュニアクラスでは最大でも2,000mでクラシックに入っても最初のうちは2,000〜2,400mしか走れないからな、焦ってデビューを早めてもあまり意味は無いと思っている。経験を積むのも良いが、今はカフェの能力を向上させたいと思う。」

 

カフェ「……ではデビューの時期はもう少しだけ先になる、という事でしょうか?」

 

八幡「お前がそれでもいいのなら、だけどな。今のは俺の考えに過ぎないし、カフェの考えを聞いてないから未定だ。お前はどうしたい?」

 

カフェ「……私は出たいレースは特にありません。お友達に追い越せる事が出来れば、出るレースは何でも構いません。」

 

八幡「そうか……じゃあデビューはもう少し先にして今はトレーニングに集中って事にするぞ?」

 

カフェ「はい、分かりました……」

 

八幡「じゃあそういう事で。時にカフェさん、コーヒーって用意出来るか?いつもの甘いので。報酬はクッキー作ってきたからそれでどうだ?」

 

カフェ「では、すぐに淹れますね。」

 

 

トレーナーさんは苦いのはあまり好きでは無いみたいなのですが、私のコーヒーは甘い豆を使った物であれば、好んで飲んでくれます。なのでこの部室にはコーヒーメーカーを置いてあります。なので気が向いた時には2人で部室に行って飲む事があります。

 

それと、トレーナーさんの許可も得て部室に私のコレクションを置いてもらっています。タキオンさんのように私のコレクションに変な事をしないのでとても安心です。

 

 

八幡「そういえば最近聞いてなかったが、足の爪の調子はどうだ?」

 

カフェ「はい、爪が割れる事も欠ける事もありませんので、とても良い感じです。トレーナーさんに相談して良かったです。ありがとうございます。」

 

八幡「それなら良かった。俺も提案した甲斐があった。他に気になった事はあったりしないか?」

 

カフェ「……私はありませんが、お友達があるみたいなんです。」

 

八幡「お友達が………何かあるのか?」

 

お友達『〜〜〜。』ペラペラ

 

八幡「『それ食べたいから、私にも作れ。』って……そもそも味覚あるの?あるなら作っても構わないけどよ、食えるのか?お供えみたいにする必要とかあるのか?」

 

お友達『〜〜〜!』ペラペラ

 

八幡「お『皿に用意するだけでいい。』と……成る程、じゃあ次はお前の分も作る。それでいいか?」

 

お友達『♪〜♪〜』コクコクッ‼︎

 

 

あの子、とても喜んでる……やっぱりトレーナーさんとお話するのもそうだけど、自分のお願いを聞いてくれるのが本当に嬉しいみたい。

 

 

八幡「……ところでさ、お前ってカフェに顔を見せないくせに俺には見せて良いのか?」

 

お友達『〜〜〜』ペラペラ

 

八幡「俺は良いけど、カフェに言うのは禁止……何で?意味が無いのなら隠す意味無いと思うんだが?」

 

お友達『〜っ!!』アタフタッ!!

 

八幡「あぁ〜はいはい分かったから。言わないからそんなに慌てながら肩揺らすな。カフェも無理には聞いてこないと思うし。」

 

 

………確かに気になります。でもトレーナーさんの言う通り、無理に聞かないから大丈夫。

 

 

 




八幡、お友達のお仲間さんから好かれている模様。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。