比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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夏のカフェ

 

 

八幡side

 

 

夏に突入して、俺もトレセン学園に数ヶ月勤務くらいの時が経過した。カフェは明らかに速くなっている……その様子は俺からも見て取れるし、お友達からも『鋭さが増している。』と言われたくらいだ。カフェの走りの特徴としては、道中は脚を溜める事によって最後に爆発させる走法……所謂差しか追込のそれだが、俺から見てもカフェのスパートはお世辞にも速いとはあまり言えない。だがその分、長く脚を使えるのが利点だ。つまり、長距離においては無類の強さを発揮するスタイルだ。中距離ではスパートのタイミングと相手に競り勝てるかどうかといったところだ。

 

だがさっきも言ったが、カフェは速くなっている。良い傾向に向いていると思いたい。けどまだお友達に勝てるレベルには達してはいない。まぁまだ始めたばかりだし、長い目で見ていくべきだろう。

 

 

カフェ「はぁ……はぁ……どう、でしたか?」

 

八幡「……ん、タイム更新だ。段々と良い脚を使えるようになってきたな。」

 

カフェ「ありがとうございます……トレーナーさんの、おかげです。」

 

八幡「俺の力なんて微々たるもんだ。カフェが手を抜かずにやった成果だと思うぞ。」

 

 

バンッ!!

 

 

八幡「いった……何?」

 

お友達『〜っ!!』

 

カフェ「うん……お友達の言う通り、トレーナーさんは自信を持っていいと思います。」

 

八幡「ん〜俺が自信を持ってもなぁ……」

 

 

走るのはウマ娘の方だし。

 

 

ーーートレーニング後・部室ーーー

 

 

八幡「爪も平気みたいだな。」

 

カフェ「はい……トレーナーさんにお伝えしてネイルテープと補強液を使うようになってからは爪の心配は無くなりました。ありがとうございます。」

 

八幡「それなら良かった。」

 

カフェ「………ところで、トレーナーさんにお聞きしたかったのですが、いいでしょうか?」

 

八幡「ん?何だ?」

 

カフェ「トレーナーさんは私と最初に会った当初は、お友達が見えていなかった……そうですね?」

 

八幡「あぁ、そうだ。んで何の因果かは分からんがお友達とカフェを見間違えた事で見えるんだってのを自覚したな。けど、何で見えるようになったのかは未だに分からんままだ。」

 

カフェ「あの、これを言おうか迷ったのですが……トレーナーさんにはとても強力な霊が居る時があります。守護霊に似た誰かが近くに居る時があるんです。その時は決まってお友達は近付かないんです。」

 

八幡「……そういえばお友達を幾ら探しても見つけられない日って何日かあったな。それってその霊が居た時なのか?」

 

カフェ「はい……特に悪い感じはしませんし、見てた感じ穏やかなオーラでしたので。」

 

八幡「………さっき強力って言ったが、どのくらい強力な霊なんだ?」

 

カフェ「……トレーナーさんもある程度ご存知だと思いますが、霊にも種類があります。先程の守護霊を始め、浮遊霊や自然霊というのが存在します。悪い霊は怨霊や地縛霊といった存在です。トレーナーさんの守護霊ですが………今言ったどの霊よりも強い力を感じます。」

 

八幡「そうなのか……んでお友達、お前は何で俺の守護霊から逃げてるんだ?」

 

お友達『〜〜!』アタフタ‼︎

 

カフェ「え……貴方でも勝てない相手が居るの?それがトレーナーさんを守ってる守護霊、なんですね。」

 

八幡「俺その守護霊、1回も見た事無いんだけど……お会いするにはどうしたら?」

 

カフェ「すみません、流石にそこまでは……」

 

 

ふむ、流石にカフェもそこまでの方法は分からないみたいだな。まぁ普通は見えないからな。

 

 

八幡「まぁ、そこは追い追いだな………はい。」

 

カフェ「……やっぱりトレーナーさんは手際が良いです。プロテインとコーヒーを合わせても美味しく仕上げられるのですから。」

 

八幡「慣れたらこのくらいカフェでも出来るぞ。カフェと契約してからはコーヒーを作る事が増えたし、分量とか温度とか気にするようになったからプラス面が増えたしな。」

 

カフェ「……ご迷惑と感じていないのであればいいのですが、トレーナーさんの作りたい時に作るのが1番ですからね?」

 

八幡「そのつもりで作ってるぞ?」

 

 

ーーーカフェテリアーーー

 

 

八幡「毎回思う事だが、この時期はやっぱあんまり人が居ないんだな。夏合宿行ってるから当然っちゃ当然だが……学園が無法地帯にならないか?」

 

同期1「でも先輩の話だと、ずっとこれが続いてるから当たり前なんだって。私達の心配も杞憂に終わると思うよ?」

 

八幡「だと良いんだけどな。生徒会も向こうに行ってるからこっちの機能完全停止状態だし、動けるのは職員か教官くらいだもんな。」

 

同期1「それと合宿に参加しなかった私達……だよね?まぁ私のメイントレーナーは夏のレースに出るって言ってたしね。比企谷君は?担当のデビューは?」

 

八幡「まだ先だ。この夏を越えてからデビューさせようと思ってる。今は力を貯蓄中だ。」

 

同期1「そっかぁ〜。」

 

 

秋のデビュー戦までにどのくらいの力を身に付けられるかが、俺の力の見せどころだな。

 

 

八幡「ていうか疑問なんだが、お前はメイントレーナーの所に居なくて平気なのか?」

 

同期1「今は昼休み。だから問題無し。」

 

八幡「そうか、ならいい。」

 

 

 




デビュー戦、ちょっと遠過ぎたかなぁ?
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