カフェside
あぁ……トレーナーさんのおかげでお友達に近付けているのは分かります、早くデビュー戦に出たいという思いが強くなっています。10月がデビュー戦というお話でしたが、早く走りたい……今の私がどのくらいの実力なのか、試してみたい………
ですがトレーナーさんも言っていたように、私は長距離が得意なので今は自分の力を蓄える期間です。デビュー戦までは我慢です。
カフェ「………」
お友達『♪〜♪〜』フワフワ∼
私は今、旧理科準備室のソファーでコーヒーを飲みながらゆっくりしています。お友達も楽しそうに浮遊しています。タキオンさんは不在なので、とても居心地が良く感じます。居たら居たで実験に付き合わされそうなので……
カフェ「………」
お友達『♪〜♪〜』フワフワ∼
カフェ「……トレーナーさんの所に行かないの?」
お友達『〜〜〜』
カフェ「……貴女も気が遣えるんだね……それともトレーナーさんだから?」
お友達『♪〜』
カフェ「やっぱり……貴女のトレーナーさんに対する接し方は、私と同じだから。」
お友達『………』ウンウン
カフェ「………ねぇ、私はカフェテリアに行くけど……貴女はどうする?」
お友達『♪〜』グイグイッ!!
カフェ「ふふっ……じゃあ、行こうね。」
ーーーカフェテリアーーー
この時間はやっぱり人が少ないですね……でも何人かは利用しているみたいです。やはり夏合宿で人があまり居ないのと、土曜日だからでしょうか?トレーナーと担当の子が相談している様子も見られます。
八幡「ん?カフェ……お前も何か食べに来たのか?」
カフェ「あ、トレーナーさん……はい、少しだけお腹が空いたので。トレーナーさんも、ですか?」
八幡「いや、俺は自分で作ったのを食べてる。」
するとお友達が凄い勢いでトレーナーさんの近くへ駆け寄りました。どうやらトレーナーさんの作った料理が食べたいみたいですね。
八幡「なんかお前、食いしん坊キャラが定着してきたな。コレが食べたいのか?」
お友達『〜っ!!』コクコクッ!!
八幡「……分かった、用意する。カフェもどうだ?何の工夫もしてない炒飯だけど。」
カフェ「……では、いただきます。」
八幡「ん、じゃあ待ってろ。あっ、お友達は摘み食いしないようにな?」
お友達『っ!!』ビシッ!!
トレーナーさんは私達の分の炒飯を用意して戻ってきました。お友達はスプーンを持って既に食べる気満々でした。
カフェ「では、いただきます……っ!」
美味しい………
カフェ「………」モグモグ
お友達『♪〜♪〜』パクパク
八幡「どうやら不味くはないようだな。」
カフェ「とても美味しいです……トレーナーさんはお料理も出来るのですか?」
八幡「一通りは、だけどな。」
カフェ「素人の意見ですが、この味は普通に作っただけでは出せない味だと思います……何度も作ったのではありませんか?」
八幡「よく分かったな……トレーナーになる前はよく作ってたからな。まぁ大学生の頃だな。」
カフェ「そうなのですね……得意料理、という事でしょうか?」
八幡「得意とまでは行かないが、簡単に作れるからな。カフェも料理するのか?」
カフェ「そんなに多くはありませんが、コーヒーに合うお菓子はよく作ります。」
八幡「お前らしいな。」
パンッ!
お友達『〜〜〜』ガッショウ
カフェ「食べるの、早いね……でも、とても美味しいから気持ちは分かる。」
八幡「また食べたければ作ってやるぞ?」
カフェ「では、また食べたくなったら声をおかけしますね。お友達は毎日食べても飽きなさそうですけど。」
八幡「流石に俺達が飽きるし、同じ食べ物だと健康にも良くないしな。因みに作る料理は炒飯以外もあるから、その日の俺の気分で決めるがそれでもいいか?」
カフェ「ではその日を楽しみにします。」
八幡「おう。」
お友達『〜っ!』ユサユサッ!
カフェ「え、食後のおやつ?トレーナーさんを困らせちゃダメ。それに用意しているわけない。」
八幡「カフェの言う通り、流石に用意してないからおやつはまた今度だ。」
私はトレーナーさんと一緒に食事をしながら昼食を楽しみました。お友達は満足したのか、何処かへと行ってしまいました。
カフェ「……トレーナーさん、私は前よりも速く、強くなったと思います。」
八幡「あぁ、確実になっていると思う。」
カフェ「なので……デビュー戦がとても待ち遠しい、そう思うようになりました。今の私の実力がどの程度なのか、どのくらいお友達に近付いたのか、早く確かめたいです。」
八幡「そうだな……俺もお前がどのくらい走れるか早く見たい。なぁカフェ、もしデビュー戦を勝ったとしてその次はどうしたい?オープン戦か、重賞か。」
カフェ「……私の場合、焦ってクラシックに出ようとすれば本調子も出せずに終わると思います。次のレースは2,000m以上であればトレーナーさんにお任せしようと思います。」
八幡「そうか……ん、お前の意見は分かった。じゃあ10月のデビュー戦の後に決めるか。」
カフェ「はい、お願いします。」
早く10月にならないでしょうか……
僕も待ち遠しくなってきました……