比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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初めての併走トレーニング

 

 

八幡side

 

 

カフェ「それで、このメンバーをお呼びした……っという事なんですね?」

 

八幡「あぁ、長距離で成績を残しているコイツ等なら協力してくれると思ってな。」

 

トプロ「カフェちゃん!トレーナーさんから併走という事で協力しに来ましたっ!よろしくお願いしますっ!」

 

ハヤヒデ「本日はお世話になる。」

 

ライス「カフェさん、よろしくね?」

 

カフェ「はい、本日はよろしくお願いします……それで、この人数で併走するのですか?」

 

八幡「そうだ。カフェ、この3人の共通点を長距離以外で当ててみろ。」

 

カフェ「長距離以外……」

 

 

何でしょう……この3人の共通点………

 

 

八幡「答えは全員が中団前目の脚質、つまりは先行タイプだって事だ。カフェ、お前の脚質は差し。つまりは相手を追い抜かなければ1着は獲れない。だから今日の併走はレースを想定して行う。スタートは此処、そこから最終直線までがゴールだ。カフェは最終直線までに3人を抜いて直線を1位通過するのが目標だ。3人は妨害しろとは言わないが、自分の走りで駆け引き、スパートをかけてくれ。スタートの順は毎回くじ引きで決める。何か質問はあるか?」

 

 

ハヤヒデ「トレーナー君、敢えて位置を下げるというのも実行していいのかな?」

 

八幡「あぁ、構わない。だが自分の走りを崩すようなやり方は禁止する。あくまでも自分の得意脚質の範囲内でだ。」

 

ハヤヒデ「うん、理解した。」

 

八幡「他に質問のある奴は?」

 

 

………

 

 

トプロ「大丈夫です、問題ありませんっ!」

 

八幡「よし、じゃあくじを引いてくれ。①~④まであるから。」

 

 

私達はトレーナーさんに言われた通りにくじを引いてからスタート位置に着きました。私の番号は③、外枠ですね。

 

 

八幡「ん、全員位置に着いたな。じゃあ合図は俺が出すけど……準備はもう出来てるよな?」

 

ハヤヒデ「いつでも構わない。」

 

ライス「ライスも大丈夫!」

 

カフェ「……お願いします。」

 

トプロ「私もオッケーです!」

 

八幡「分かった。じゃあ行くぞ……」

 

 

ガッコン!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーートレーニング後・柔軟ーーー

 

 

ライス「疲れたぁ~……でも、とっても楽しかった♪」

 

ハヤヒデ「ライス君の言う通りだな。まさかコース1周を3回するだけでこれだけ多くの事を学べるとは思わなかったよ。流石は比企谷トレーナーだ。」

 

トプロ「はい、凄かったです!なんというか……凄く、凄かったです!!」

 

カフェ「………」

 

 

今日の併走、私は1度も1着で直線を迎える事が出来ませんでした……そう簡単に出来る事ではないと思ってはいましたが、3着から上に行けなかったのがとても悔しいです………お友達も私の少し前で走っていたのですが、3人をあっさり交わして先頭に立っていました。

 

 

トプロ「でもこのトレーニング、後ろも前も警戒しなくちゃいけないので神経を使いますね。勿論レースでもなりますけど、こんなに頭も身体も疲れたのは初めてかもしれないです。」

 

ライス「ライスもどうやったら上手く交わせるかなってずっと考えてたら、いつの間にか隣に迫ってるのがあったからヒヤヒヤしちゃった。」

 

 

……トレーナーさんは他の皆さんの成長に繋がるようなトレーニングをしていたのですね。

 

 

ライス「そういえばお兄様は?」

 

カフェ「先程、少し出かけると言っていました。」

 

ハヤヒデ「我々は柔軟をやっているから問題ないが、少々遅いな。」

 

八幡「悪い、もう柔軟終わってたか?」

 

トプロ「あっ、トレーナーさん!いえ、まだ途中ですので大丈夫です。」

 

八幡「そうか。さっき移動販売してる車見つけて人数分のハンバーガー買って来たから、よかったら食べてくれ。」

 

ライス「い、いいのお兄様?」

 

八幡「いいから買って来たんだが?それとも要らなかったか?」

 

ライス「ううん、とっても嬉しい!ありがとうお兄様!」

 

トプロ「ではお言葉に甘えていただきます!」

 

ハヤヒデ「ありがたくいただくよ。」

 

カフェ「いただきます。」

 

 

柔軟を終えた後は皆でハンバーガーを食べながら談笑をしました。それとトレーナーさんはお友達の分も買ってきてくれたみたいで、お友達も私の影に隠れながらハンバーガーを食べていました。私も知らなかった事だけど、よく食べるんだね。

 

 

八幡「それにしても、お前達よく今回のトレーニングに即答で参加するって答えたな。」

 

ハヤヒデ「私は以前に君のメニューを貰って自主トレーニングをしていた。その効果は目を見張るものだったからね、君の腕前ならば信頼できると思ったからさ。」

 

ライス「ラ、ライスもお兄様を信じてるよ!」

 

トプロ「カフェちゃんのトレーニングを手伝ってほしいというトレーナーさんのお願いでしたので!」

 

八幡「……信頼はされてるみたいだから、一応ありがとうとは言っておく。」

 

カフェ「トレーナーさん、気を付けてください。」

 

八幡「ん?どうした?」

 

カフェ「カラスが……恐らく、ハンバーガーを狙っているのかと……」

 

トプロ「ヒィ!!?」

 

八幡「成る程な……とりあえず全員、部室に行くか。外で食べるのも解放感があっていい気分にはなるが、そうも言ってられなさそうだしな。特にトップロードが。」

 

トプロ「はい!!すぐに部室へ行きましょうっ!!カラスの皆さんが来ない内にっ!!」

 

 

でも、お友達が睨みを利かせているので大丈夫だと思います……多分ですが。

 

 

 




お友達と愉快な仲間達以外との併走は初めてですからね!

それから今日はライスの命日です……皆さん、手は合わせましたか?
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