比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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新年最初の行動は

 

 

八幡side

 

 

年が明けて謹賀新年という事でカフェに旧理科準備室に招待された。俺とカフェ(とお友達)は3人で相も変わらずコーヒーを飲みながらのんびりとした時間を満喫している。本来であれば次のレースの京成杯に向けてトレーニングを行うところなのだが、今日1日くらいは休んでもバチは当たらないだろうという考えで寛ぐ事にしていたのだ。クラシッククラスに上がったので、これからのレースにも力が入るところだ。

 

 

カフェ「……正直、とても驚いています。」

 

八幡「?何がだ?」

 

カフェ「こんな風に寛げている事に、です。前までの私であればきっと、コース場に行ってはお友達を追いかけるの繰り返しをしていたと思うので。」

 

八幡「そうか……お前の目標についても理解はしているつもりだ。だが焦って目標が更に遠くなったら意味が無いからな。休める時は休んで追い込む時は追い込む、その方が力を使いやすいからな。今だってただこうして寛いでいるだけに見えるが、この時間だって必要な事だ。それに、目標を達成させる為には、我慢だって必要な事っていうのは覚えておいて損は無いぞ。」

 

カフェ「そう、ですね……分かりました。」

 

 

このようにカフェは物分かりも聞き分けも良いから、後で追及する事が一切無い。だから俺も手が全くかからないから助かっている。お友達や他の【彼女達】の悩みを聞き過ぎてしまうところは少し瑕だけどな。

 

 

カフェ「あの、トレーナーさん……お誘いしておいて申しわけありませんが、散歩にでも行きませんか?こうしてのんびりするのも良いとは聞きましたが、出不精なのは良くありませんので。」

 

八幡「……確かにそうだな。よし、じゃあ行くか。」

 

カフェ「……はい。」

 

 

カフェの提案で外出する事になった俺達は上着を着て校舎から出たのだが、出たところでタキオンに捕まった。

 

 

タキオン「やぁやぁカフェにそのトレーナー君じゃないか。」

 

八幡「こんな所で会うなんて奇遇だな。」

 

タキオン「そうだろうねぇ。ところで、君達の昨年の成績はどうだったかね?私の方は出走回数も限られ、試験運用の域を出ない。こんなものかとは思っているが。」

 

カフェ「……でも、あまり焦ってはいない……ですよね?本当にうまく行っていない時、貴女はそんな顔はしない。」

 

タキオン「ふぅん、鋭いね。研究室で共に過ごすうちに、私の思考パターンが理解出来るようになったか……確かに焦ってはいない、これは想定の範囲内。元々、私の考えていたプランとはそういうものさ。」

 

 

……俺はタキオンの研究は興味無い。だがタキオンの『限界』という言葉には少し引っ掛かった。そしてタキオンは皐月賞の前哨戦、弥生賞に出走する事を宣言した。

 

 

タキオン「まぁ君には君の道があるだろうが、一応伝えておこうと思ってね……私が出るから出たくなった、とかあるかもしれないからねぇ。」

 

カフェ「逆、ですね。出たくなくなりました……同じレースに出ると、あれこれ雑用をさせられますから。」

 

タキオン「ハハハッ、ご明察!私の日常はカフェに支えられているからねぇ。1人だと、いつの間にか道路の中央で気絶していたりするし。その節は助かったよ。」

 

八幡「どうしてそうなるまで放置してたんだよ、お前のトレーナーは………」

 

カフェ「普通、あり得ない……です。それに、私は貴女に影響されない。私の行き先を決められるのは………トレーナーさんだけ。」

 

タキオン「おや、意外だねぇ……君の事だからイマジナリーフレンドの事を言うとばかり思っていたが。」

 

カフェ「トレーナーさんは私に新しい光を照らしてくれる人……お友達以外で唯一私の道を決められる人ですから。」

 

 

……なんか痒いから止めてくれないか、カフェ?

 

 

タキオン「君も変わったねぇ……それではまた会おう。今年もよろしく。」スタスタ…

 

カフェ「はい……ですが、片付けはしてください。資料が燃えて泣いても私は知りませんので。」

 

 

ズダダダダッ!!!

 

 

 

タキオン「カフェ、今のは聞き捨てならないぞ!!そこは君も助けておくれよ!?」

 

カフェ「……知りません。」

 

 

そんなこんなでやりとりが終わって漸く2人になった。

 

 

カフェ「……やっと居なくなりました。トレーナーさん、何処に行きましょうか?」

 

八幡「逆にお前の行きたい場所は無いのか?外出するって提案したのはお前だ、何処かそういう場所があるんじゃないのか?」

 

カフェ「行きたい場所……でしたら、お付き合いして欲しいお店が1店あるのですが……」

 

 

カフェがそう言って案内してくれたのは、都内にあるコーヒーグッズの専門店だった。中に入るだけでコーヒーの香ばしい香りが鼻を刺激した。

 

 

八幡「色々あるんだな。」

 

カフェ「はい。偶に来るんです……気に入ったのがあれば購入しています。」

 

八幡「へぇ~……陶器に木製、アンティ-クに耐熱グラスもあるのか、豊富な品揃えだな。」

 

カフェ「トレーナーさんも気に入りましたか?」

 

八幡「あぁ、気に入ったのがあったら買うかもな。」

 

カフェ「っ!でしたら、オススメのポットや豆もありますので、良ければ紹介しますが?」

 

八幡「そうか?なら頼む。」

 

カフェ「はい!」

 

 

分かりやすくカフェの機嫌が良くなっている……どうやら好きな話題を共有出来たのが嬉しいみたいだな。しかし、コーヒー好きなら学園の生徒にも居そうなものだが、他にそういう生徒は居ないんだろうか?

 

 

 




6~7割くらい、アプリのイベントそのまんまですww
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