比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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変化

 

 

八幡side

 

 

年が明けてから2ヶ月が経過した。1月に走った京成杯では後ろに2バ身の差をつけて勝利した。その時もお友達と走っていたのだが、追いつけはしなかった。しかしデビュー戦よりも明らかに差を縮めていた。お友達には手加減をする必要無しと伝えているが、カフェの地力が上がっている証拠だ。

 

んで次のレースはカフェの希望もあって、3月の弥生賞に出る事にした。きっと年始のタキオンにあった影響かもしれないな。まぁでもこの時期にカフェの適性に合うレースはあまり無い。最短でも5月の2,400mレースだから、場数を踏む為なら構わないだろう。

 

 

カフェ「………」

 

八幡「………」

 

 

今日は……というよりも最近、カフェとの距離が近付いている気がする。今日もコーヒーを魔法瓶に入れて渡したのだが、すぐに教室には向かわずにトレーナー室で少しの時間を過ごすようになった。

 

 

カフェ「……トレーナーさん、ご馳走様でした。」

 

八幡「おう、お粗末さん。にしても最近多いな……コーヒーもだが食後のデザートも食べてるしな。」

 

カフェ「この時間が気に入っていますので……」

 

八幡「そうか……まぁやめろと言うつもりも無いから構わない。」

 

 

ガラガラッ

 

 

タキオン「やぁやぁカフェにトレーナー君!やはり此処に居たようだねぇ〜。」

 

カフェ「……タキオンさん。」

 

八幡「お前がこんな所に来るなんて思わなかったな。それで、何か用事か?」

 

タキオン「少々小耳に挟んでねぇ……君の作る菓子が美味だと聞いたんだよ。私もご相伴に預かろうと思って来てみたのさ。」

 

八幡「……素直に言ったらどうだ?糖分補給って。」

 

タキオン「そうとも言うねぇ。」

 

八幡「悪いが既に品切れだ。それに俺の糖分補給用でもあるからお前の分は無いぞ。」

 

タキオン「では次から私の分もお願いす「自分のトレーナーに頼め、俺に頼むな。」いやぁ〜そうしたいのは山々何だがねぇ〜。彼には食事の世話を見てもらっていてねぇ〜。しかし菓子作りのスキルは無いみたいでねぇ。」

 

カフェ「……だからといって、私のトレーナーさんに迷惑をかけないでください。」

 

タキオン「いいじゃないか、独り占めは良くないと進言するよ!」

 

カフェ「………トレーナーさん、何とか言ってください。」

 

八幡「まぁとりあえず俺の答えはさっきと変わらない、自分のトレーナーに頼れ。それに独り占めと言うが、独り占め以前にカフェの担当トレーナーは俺で、俺の担当ウマ娘はカフェただ1人だ。その1人の担当ウマ娘以外を特別扱いするつもりは無いぞ。」

 

タキオン「ふむぅ……最もらしい理由だねぇ~。」

 

八幡「てかお前には紅茶やったんだからそれで充分だろ。」

 

タキオン「君はいつの話をしているんだい?そんな昔の事は忘れてしまったよ。」

 

八幡「そっか。それよりもカフェ、そろそろ時間だから教室に行け。遅刻は冗談にならないからな。」

 

カフェ「分かりました。ではトレーナーさん、また放課後に……」

 

タキオン「今回は諦めるが、また来るよトレーナー君。」

 

 

来なくていい、寧ろ来るな。それにしても……

 

 

お友達『………』モグモグ

 

八幡「お前はのんびりで羨ましい限りだよ、本当に。」

 

 

っていうかそのお菓子、さては俺の引き出しにしまっておいたヤツなのに勝手に食いやがったな?

 

 

ーーーカフェテリアーーー

 

 

最近意識はしていないんだが、どうにもコーヒーと合う料理を作りがちになってしまっている。カフェの影響なんだろうな、きっと………んで調理している最中に気が付いたのだが、無意識にサンドイッチ作ってたし。俺、ちょっと危ないかも?

 

 

八幡「……仕方ない、コーヒー淹れるか。」

 

 

なんか俺もカフェのコーヒーに毒されている気がする。現に甘い豆を使ったコーヒーは割と平気になって来たし。

 

 

カフェ「こんにちは、トレーナーさん。お疲れ様です。」

 

八幡「おう、お疲れさん。」

 

カフェ「相席してもいいでしょうか?」

 

八幡「あぁ、いいぞ。」

 

フジ「それじゃあ私もご一緒してもいいかな?他に空いてそうな席が見当たらなくてね。」

 

八幡「お前ならその辺の奴等に声かけるだけで開けてくれそうな気もするが、別にいいぞ。」

 

フジ「ありがとうトレーナーさん♪トレーナーさんは随分と可愛らしい昼食だね?」ニコッ

 

八幡「もっと男らしい料理を食べろと?」

 

フジ「ううん、そういう意味じゃないさ。ただ、貴方はもっとガツガツしたのを食べていた気がしたから。」

 

八幡「今日が偶々こうなっただけだ。」

 

カフェ「ですが、トレーナーさんが自分からコーヒーを淹れているのは珍しいですね……」

 

八幡「作った料理がコーヒーと合っていたからな。だから今日はコーヒーを淹れる事にしたってだけだ。」

 

フジ「やっぱりトレーナーさんの料理は美味しそうだね♪1つ貰っても?交換を希望するなら勿論するからさ。」

 

八幡「あぁ、いいぞ。」

 

フジ「ところで、君達の方はどんな調子なんだい?」

 

カフェ「順調です……次の弥生賞でも、良い走りをしたいです。」

 

フジ「ポッケもこの前の共同通信杯を勝てたから次の皐月賞もきっと良い成果を出せるって期待してるんだ。」

 

八幡「まぁ皐月賞でぶつかるかどうかは分からないが、カフェの好走には期待している。」

 

 

去年のデビュー戦に今年の京成杯、どちらも内容は悪くない。それに中山レース場は前走で経験しているからそれ程苦にはならないと思っている。だがカフェの身体は繊細な方だから、弥生賞までの調整は気を付けないとな。

 

 

 




史実でのこの時期のカフェは不調の最中に居ましたが、今作はどうしようか………
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