カフェside
タキオン「カ〜フェ〜頼むよ〜。君のトレーナー君に私のも作ってくれるようにお願いしておくれよ〜。」
カフェ「……しつこいです、何度目ですか。」
タキオン「羨ましいと思ってしまうのが自然じゃないか!いつもいつも私の近くではコーヒーの香ばしい匂いしか漂っていなかったというのに、今ではそれに甘いお菓子まで付属しているのだろう!?欲しくならない方がおかしいじゃないか!」
カフェ「お気持ちは分かります……ですが諦めてください。私のトレーナーさんもそう言ってますので。」
タキオン「ええぇぇぇ!!?この前たった1度だけの断りで全てを決められるなんてあんまりじゃないか!君はいつからそんなに融通の効かない性格になったんだい!?」
カフェ「……トレーナーさんと一緒に過ごしていたから、でしょうか?」
タキオン「他者からの影響なんて君らしくも無い、そんな冗談を間に受ける私では無いよ?」
カフェ「そうですか……とにかく、ダメなものはダメです。貴女もタキオンさんにあげたらダメだからね?餌付けしちゃダメ、分かった?」
お友達『っ!!』コクコクッ!!
タキオン「いつから私は犬猫になったというんだ!?餌付けなんて言葉を使わないでくれっ!」
………ご自分の担当トレーナーにお食事を作ってもらっている時点で説得力は皆無です。
ーーートレーナー室ーーー
カフェ「失礼、します……」
八幡「ん、カフェ……どうした?」
カフェ「いえ、お休みをいただきましたが何もする事がありませんでしたので、こちらに来てみました。」
八幡「そうか……お友達もよく来たな。」
お友達『〜〜〜』ポンポンッ
八幡「来るのは構わないが、する事は何も無いと思うぞ?俺もメニュー作ってるだけだし。」
カフェ「構いません。それに、トレーナーさんは【彼女達】からとても好かれているみたいなので、この部屋は比較的穏やかな空気を感じます。」
八幡「え、他の教室はそうじゃないって事か?」
カフェ「そうとは言いません……ですが、悪い所はとても悪いです。」
八幡「へぇ〜……」
それから私はトレーナーさんと会話をしながら一緒の時を過ごしていました。お友達はトレーナーさんの頭の上が気に入っているのか、大体はトレーナーさんの頭の上でトレーナーさんのアホ毛を触っています。
ーーー数十分後ーーー
お友達『………』フワフワ∼
カフェ「………」
お友達『♪〜』トントンッ
カフェ「っ!どうしたの?」
お友達『〜〜?』クビカシゲ
カフェ「え、トレーナーさんを?」チラッ
八幡「………」カキカキ
カフェ「……でも、まずはトレーナーさんに確認しないと。いきなりは迷惑、かも。」
お友達『〜〜!』グイグイッ!!
カフェ「ちょっと……押さないで……」
八幡「……?何やってるんだ?」
カフェ「いえ、その……お友達が………」
お友達『………』ピュー!!
八幡「おぉう!?え……もうすぐ1年経つんだからトレーナーさんじゃなくて名前で呼ぶようにって?」
お友達『っ!!』コクコクッ!!
八幡「ん〜……それは個人の自由にしてやれ。強制してやらせる事じゃないんだからやめてやりなさい。」
お友達『………』コクコクッ
八幡「ん、分かってくれて何よりだ。」
カフェ「やっぱり、トレーナーさんの言う事は素直に従うみたいですね……」
八幡「そんな事もない思うけどな……あっ、でも嫌な事はしないからそこは助かってる。」
カフェ「そう、ですか………あの、トレーナーさんは今、自由にしろと言いましたが、名前を呼ばれるのに抵抗は、ありませんか?」
八幡「既に呼ばれてるからそこまで気にしないな。カフェも好きな呼び方で構わない。『こんな呼ばれ方されたい。』なんて考え、俺には無いしな。」
カフェ「分かりました。」
………っ!
『………』ソロォ…
八幡「ん?この気配……やっぱりまた来たか。ほら、出来上がってるぞ。これ見てトレーニングしろよ。」
『〜っ!!』ワァ∼イ!!
カフェ「あの、今のは?」
八幡「ん?前にお前とお友達と後もう何人かで併走した時があっただろ?そん時の1人。『メニュー作って〜。』って言うから作っただけだ。」
カフェ「……トレーナーさんは本当に【彼女達】から好かれやすいんですね。」
八幡「何でだろうな?」
カフェ「……やっぱり、雰囲気でしょうか。」
八幡「雰囲気、ねぇ〜……俺にはよく分からん。」
カフェ「分かる人には分かります、お友達も理解していますし。」
お友達『♪〜』フンスッ!!
八幡「………」
トレーナーさんはまだ気付いていないみたいですが、【彼女達】の間でもトレーナーさんの人気は高いんですよ?
八幡「一応聞くけど、暇つぶしにはなってるのか?」
カフェ「はい、とても。トレーナーさんと居るだけでも楽しいですし、気が楽です。」
八幡「そうか。まぁ気が休めるのなら俺としては何も言う事は無いが……とりあえずコーヒー飲むか?」
カフェ「っ!はい、いただきます。」
八幡「コーヒーに合うお菓子は?」
カフェ「大丈夫であれば、いただきたいです。」
八幡「じゃあ用意する。」
どうやら八幡のトレーナー室は良い空間のようです。