比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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からかい過ぎには注意

 

 

八幡side

 

 

弥生賞を勝利して皐月賞を回避、春のトライアルレースを秋の踏み台に使ったのは恐らく俺達が史上初めてだろうな。普通なら皐月賞に行かずともダービーっていう選択肢もある、だがそれも取らずに秋までレースは出ずにトレーニングに専念だから、そりゃ騒ぎにもなるか。

 

とにかく、俺達のやる事は変わらない。秋の菊花賞に向けて身体を鍛える……しかしぶっつけで菊花賞に挑むのもリスクがあるから、トライアルレースには出たいと思っている。出来れば神戸新聞杯がいいが、他には………何かあったか?この際だから重賞には拘らず長距離のレースを調べてみるか。

 

 

お友達『〜〜っ!!』グイグイッ!!

 

八幡「……どうした?俺ちょっと忙しいんだけど?」

 

お友達『〜っ!』グイグイッ!!

 

八幡「え、トレーニング?何で?あっ……そういえば弥生賞でカフェに迫られてたもんなお前。」

 

お友達『〜っ!!』ジタバタッ!!

 

八幡「嬉しそうにしてたけど、悔しそうにもしてたもんな。1バ身差くらいだったもんな。でも良い事なんじゃねぇの?だってカフェが明らかに強くなってんだから。」

 

お友達『………』

 

八幡「いやいや、簡単に抜かれたら私の立場が無いって……お前にそんな立場があるのかって聞きたいところではあるが、カフェが小さい頃から抜かされずにずっと前を走ってたって言ってたしな。んで今回、抜かれそうになったからトレーニングをつけて欲しいと。」

 

お友達『っ!!』コクコクッ!!

 

 

………こんな風に、弥生賞が終わってからはお友達もトレーニングに積極参加するという現象が起こっている。お友達もカフェにはそう簡単に抜かれたくないんだろう。

 

 

カフェ「失礼、します……お友達は……やっぱり此処に居た。」

 

八幡「どうした?お友達を探してたのか?」

 

カフェ「姿が見えませんでしたので。」

 

八幡「今日もトレーニングのおねだりだ。この前の弥生賞でもう一息のところまで来たのが大分堪えてるみたいだ。良かったなカフェ、お友達を徐々に追い詰めてるぞ。」

 

お友達『っ!!』プンプンッ!!

 

カフェ「でも、まだ追いつけてもいません。追い越すのは、まだ先の事になりそうです。」

 

 

お友達の走りを少し真似たとはいえ、お友達に迫ったのは事実だからな。だがそれによる影響はそれだけじゃない、クラシッククラスの皐月賞に出走するウマ娘達からの併走をお願いされる事が多くなっている。ジャングルポケットやダンツフレーム、クロフネなんかがよく頼みに来る。ティアラ路線ではテイエムオーシャンとかが来る。

 

きっと、カフェのレース展開を見たからだろうな。

 

 

八幡「んでカフェ、どうする?今日も併走したいってご依頼が来てるぞ。」

 

カフェ「……最近、多いですね。」

 

八幡「お前がタキオンに勝ったっていうのが余程影響しているみたいでな、しかもレース内容だってかなり良いって評判でもあるから是非ってウマ娘とトレーナーが多くてな。」

 

カフェ「でしたら、トレーナーさんにお任せします。私のトレーニングを組んでいるのは、トレーナーさんなので。決めて、欲しいです。」

 

八幡「分かった。お前なら1日は1人かお友達と走りたいって思う筈だから、週2〜3回の隔週で併走やろうか。その他はこれまでと同じやり方で行こう。」

 

カフェ「分かりました。」

 

お友達『〜〜っ!!』グググッ!!

 

 

………カフェと話してたから無視してたけど、すげぇ引っ張るじゃん。君どんだけトレーニングしたいだよ。1人でも出来る筈なのに何で俺もついて行かなくちゃならないんだ?

 

 

カフェ「もう……あまりわがまま言っちゃダメ。」

 

お友達『………』プイッ

 

カフェ「っ!?そ、それとこれは別の話……い、今すぐって言われても……」

 

お友達『〜〜〜』ケラケラッ!!

 

カフェ「………」チラッ

 

 

………?何で俺を見るんだ?この短いお友達とのやり取りで何があった?

 

 

カフェ「あ、あの………は…は…は、はち……まん、さん……///」

 

八幡「………」

 

カフェ「………///」

 

八幡「……どうしたんだ急に?」

 

カフェ「そ、その………お友達に煽られてしまって。つい、ムキになって名前呼びを………///」

 

八幡「あぁ〜そういう。」

 

カフェ「その……ごめんなさい///」

 

八幡「あぁ〜そんなに気にすんなよ。」

 

カフェ「……はい///」

 

 

ヤバい、カフェのこういう姿を初めて見るからちょっとやりずらい……カフェでもこんな風に恥ずかしがる事ってあるんだな。今まで見た事なかったから凄い意外に感じる。

 

 

お友達『〜〜〜っ!!♪』ドンドンドンパフパフパフッ!!

 

八幡「……うるせぇ。」

 

カフェ「……静かに、してください///」

 

お友達『〜〜〜』ニヨニヨ∼

 

八幡「よし決めた。お友達、今日から1ヶ月間おやつ抜きになるか、1ヶ月間トレーニング指導抜きになるか、1ヶ月間この部屋に入れなくなるか、好きなのを選べ。」

 

お友達『っ!!!?』ギョッ!!?

 

カフェ「………選ばないなら、私が選ぶよ?それとも……全部?」

 

お友達『〜〜っ!!!』ブンブンブンブンッ!!

 

 

首取れるんじゃないかってくらい勢い良く首を横に振ってる………そんなに嫌なのかよ。

 

 

お友達『〜〜〜……!』ギュ∼!!

 

カフェ「そんなに嫌なら、人の事をからかい過ぎないで。いい?」

 

お友達『っ!!〜〜っ!!』ブンブンッ!!

 

 

結局は全部を3日間で手を打った。カフェがムカついたのは事実っぽいから全部混ぜたのを3日間だけという事にした。まぁお友達もこれでからかい過ぎるなんて事はしなくなるだろう。

 

 

 




お友達、やり過ぎちゃうと自分にも返ってくるからね?
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