比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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闘叫

 

 

カフェside

 

 

カフェ「人が、多いです………」

 

八幡「お前、こういうところ苦手そうだもんな。逆にお友達はすっげぇはしゃいでたが。」

 

カフェ「あの子、レース場に来ては食べ物を盗ってくるんです……実体が無いので私もどうすればいいのか分からず、黙っているのですが………」

 

八幡「あぁ〜……カフェは手を出してないんだよな?」

 

カフェ「はい……あの子が全部食べてしまうので。」

 

八幡「……ならいいんじゃね?」

 

カフェ「きっと、今も何処かのお店のお料理を見繕っていると思います。」

 

 

あの子、何処のレース場に行っても必ず持って来るから。いつもいつもつまみ食い……

 

 

ーーー観覧席ーーー

 

 

カフェ「こんな良い席があったんですね……」

 

八幡「今日はダービーだからな、併走のお礼って事で田辺さんに招待されたんだ。」

 

田辺「そういう事じゃ、マンハッタンカフェ。お主等は気にしなくともよい。」

 

フジ「ナベさんの言う通りだよ。寛いでくれて大丈夫だからね。」

 

カフェ「ありがとう、ございます。」

 

 

ガチャ……

 

 

八幡「………えぇ〜。」

 

 

八幡(いやいや、カフェから聞いてはいたけどよ……よくそんなに持って来れたなおい。俺とカフェには見えているんだが、ナベさんとフジには見えていない……のか?)

 

 

田辺「ん?誰か入ってきたのかのう?」

 

フジ「変だなぁ……私達以外には誰も入れない筈なんだけどねぇ。」

 

 

八幡「……見えてないのか。じゃあ手に下げている袋もお友達の一部になっているのか。」

 

 

カフェ「………またそんなに持って来て。」

 

お友達『♪〜っ!!』キャッキャッ!!

 

カフェ「お祭りじゃないんだから……」

 

八幡「いや、ダービーはお祭りみたいなもんだろ。とりあえず皆に分けてやりなさい。」

 

お友達『〜〜!』

 

 

………驚きました、そのつもりだったなんて。前までは自分だけの分しか持って来なかったのに。

 

 

田辺「?お主等何を……ん?おぉっ!?や、焼き鳥が浮いとるっ!?」

 

お友達『……!』グイッ!

 

田辺「お、おぉ………」

 

フジ「一体、どんなトリック何だろうねこれは?」

 

お友達『……!』グイッ!

 

フジ「おや、私にもいいのかい?それじゃあご好意に甘えさせてもらうよ。ありがとう。」

 

 

………お友達が自ら進んでこんな事をするなんて。

 

 

八幡「ところで、ジャングルポケットの様子はどうです?土曜日は見ていなかったので。」

 

フジ「ポッケの調子なら上向きだよ。今日のダービーでも、きっと良いレースが出来ると思うよ。」

 

八幡「成る程……勝てる、とは言わないのか?」

 

田辺「ダービーは【最も運の良いウマ娘が勝つ】と言われているレースじゃ。今のポッケが1番運が良いかどうかは分からんからのう。」

 

八幡「……そうですかね?」

 

田・フ「?」

 

八幡「俺には、この舞台に立っているアイツ程、運の良い奴は居ないと思いますけど。」

 

フジ「それってどういう……」

 

 

……八幡さんはポッケさんの勝利を、確信しているのでしょうか?

 

 

八幡「……まっ、見れば分かると思いますけどね。」

 

 

実況『【日本ウマ娘の祭典】と呼ばれる日本ダービー!ウマ娘に関わる全ての憧れのレース、今年は本命不在のダービーとなりましたが、選ばれし18人のウマ娘が府中2,400mに集結しました!今年は一体、どんな走りが繰り広げられるのでしょうか!?さぁ今年も夢の2分半を楽しみましょう!体勢完了であります!』

 

 

ガッコン!!

 

 

実況『ゲートが開いてスタートしました!ジャングルポケット良いスタートを切られました!さぁ先行争い何が行く!?』

 

 

フジ「ポッケは……うん、良い感じに内側に入れたね。ちゃんと落ち着いてるね。」

 

田辺「あのまま直前まであの位置で足を溜められれば、良い脚を使える筈じゃ。頼むぞポッケ。」

 

フジ「ポッケ………」

 

カフェ「八幡さん……どうですか?」

 

八幡「あぁ、良い位置にいるな……人気を集めている奴等は全員好位置についている。中でもポッケは1番後ろだ、タイミングを間違えたら1着は無いだろうが………」

 

カフェ「それでも、ポッケさんが勝つと?」

 

八幡「あぁ、俺はそう思う。」

 

 

実況『さぁ今、18人全員が向正面に入りましたが、大逃げを打ったテイエムサウスポーによって縦長の展開となりました!!後ろ7〜8バ身離れてルゼルが単独の2番手!人気のジャングルポケットとクロフネは中団やや後ろの10〜11番手といったところでしょうか!』

 

 

フジ「ポッケは……うん、落ち着いてるね。」

 

八幡「あぁ、隣に誰も居ない影響だな。これはカフェとの併走の好影響だな。」

 

田辺「ふむぅ……中々に良い調子じゃ。お主の助言も聞いているようじゃ。」

 

八幡「ただの助言ですよ。出来るかどうかはアイツ次第ですから。」

 

カフェ「ですが、そのおかげでこの前の併走で私を抜けたのも事実ですから。」

 

 

実況『さぁもうすぐ直線だ!!テイエムサウスポーのリードはあっという間に詰まった!!外から芦毛のクロフネが上がって来ている!!ジャングルポケットはまだ内で様子を見ている!!4コーナーをカーブして直前コース!!』

 

 

フジ「外に出たっ!」

 

田辺「行け、ポッケェ〜!!!」

 

ポッケ「うおおおぉぉぉぉぉ!!!

 

 

実況『ルゼルが抜け出した!!外からクロフネもやってきている!!クロフネもやってきている!!更に外からはジャングルポケット!!ジャングルポケット!!更に外からダンツフレーム!!真ん中からはダンシングカラーも追い込んできているが、ジャングルだ!ジャングルだ!!ダンツフレームは2番手!!』

 

 

フジ「………」

 

田辺「おぉぉ〜………」

 

 

実況『勝ったのは、ジャングルポケットォ〜〜!!!2番手ダンツフレーム!新たな扉を、新時代の扉を開いたのはジャングルポケットォ〜!!』

 

 

ポッケ「はぁ……はぁ……はぁ……」

 

フジ「……ナベさん!」

 

田辺「………あぁ、勝ったのう!」

 

ポッケはぁ……はぁ……すぅぅぅ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポッケ「うおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!

 

 

 




いやぁ〜動画でも見ましたが、本当に何回も嘶いてましたね〜。
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