比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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いやぁ皆さん、もう年末ですね〜。


襲来!

 

 

八幡side

 

 

オークスまで残り1週間を切った。エアグルーヴの調子は快調と言って良い程の仕上がりだ。前回のような不安要素も無い。最後のスタミナトレーニングでも、余裕のある走りで2,400mを完走した。今はスピードを鍛えるトレーニングをしている最中で、1,600mの距離を走らせている。何で1,600mかと言うと、その方がスピードの出るトレーニングが出来るからだ。

 

 

八幡「順調、だな。」

 

「先輩、エアグルーヴさんはどうですか?」

 

八幡「あぁ、2冠に向けて今のところは壁無しってところだな。自分との勝負になりそうだ。バブルはどうだ?俺も見たが、かなり早い回復に見えるぞ?」

 

「はい。それが先生も驚いていて、凄い回復力だって。これなら年内のレースに間に合うかもしれないって言ってました!」

 

八幡「ほう、それは良かったな。けど無理はさせ過ぎるなよ?リハビリで急ぎ過ぎても良い事なんて無いからな、焦らず地道にやれ。」

 

「はい!」

 

 

バブルガムフェローは骨折から1ヶ月経ったが、俺も驚く程の回復を見せている。本人も早くレースに復帰したいと思っているからか、身体もそれに応えているように感じる。様子を見に行ったりしているが、リハビリの本や骨の強化に関する本、座ったままでも行える筋力トレーニングの本が病室に積み重なっていたので、バブル自身も出来る事を最大限にやっているのが分かる。それだけ想いが強いという事だろう。

 

 

たづな「あっ、比企谷トレーナー!お客様が居らっしゃってますよ。」

 

八幡「お客、ですか?もしかして先生ですか?」

 

たづな「いえ、別の方です。このトレセン学園のOGではあるのですが、お名前は伏せてくださいとの事でしたので。」

 

八幡「これから会うのに名前伏せる必要あります?」

 

たづな「あははは………」

 

八幡「……まぁ分かりました、伺います。エアグルーヴ!」

 

 

俺はエアグルーヴを呼んでトレーニングの内容を伝えてその場を後にした。俺は出来る限り速いスピードで駿川さんと校門前に向かっている。

 

 

たづな「お待たせいたしました。こちらがエアグルーヴさんの担当をしています、比企谷トレーナーです。」

 

八幡「初めまして、比企谷です。」

 

ダイナ「貴方がエアグルーヴの………娘がいつもお世話になっています。エアグルーヴの母のダイナカールです。」

 

八幡「っ!失礼しました、いつもお世話になっております。」

 

ダイナ「いえいえ、こちらこそ娘の態度にいつも困っているかと存じます。あんな性格なのでご迷惑しかかけていないと思いますが、これからもよろしくお願いします。」

 

八幡「は、はぁ………」

 

 

顔立ちは確かに似ている。それに目元のアイシャドウはお揃いか?エアグルーヴに比べて優しさのある表情をしている。

 

 

八幡「立ち話も何ですので、トレーナー室に案内します。どうぞこちらに。大丈夫ですよね?」

 

たづな「はい。手続きは済んでいますから。」

 

 

ーーートレーナー室ーーー

 

 

八幡「どうぞ、粗茶ですが。」

 

ダイナ「わざわざありがとう。」

 

八幡「それで、本日はどうしてこちらに?わざわざ娘を激励に、というわけではないのでしょう?」

 

ダイナ「流石はトレーナーさんね。いいえ、貴方だから分かると言ったところかしら?娘から聞いているわ、貴方の目は誤魔化せないと。」

 

八幡「……そうでしたか。」

 

ダイナ「娘への激励は最後に済ませます。今日はトレーナーさん、貴方に用があってきたの。」

 

八幡「………」

 

ダイナ「年末年始に娘が帰郷して貴方の話を聞いたわ。とても優秀なトレーナーだと私は感じると同時に、感謝も感じたわ。」

 

八幡「感謝なんて自分にはいりませんよ。我々はそれが仕事ですから。」

 

ダイナ「エアグルーヴにキツい言葉を言われるのも、かしら?」

 

八幡「そうとは言いませんが、俺も彼女には荒い言葉を使ったりもしますので。普段はしないように気を付けてはいますけど。」

 

ダイナ「そうでしょうとも。けどあの子は違う、あの子は誰に対しても厳しく当たる子……そこに自分という例外は無いし、それがトレーナーであっても、ね。」

 

八幡「よく分かります。」

 

ダイナ「それが原因であの子の周りに人が寄り付かなくなってしまうのではないかと思うと、少し心配でもあるのよ。」

 

八幡「ご心配には及ばないと思いますよ?学園では生徒会副会長として、レースでは全てのウマ娘の指標になるべくして、常に見られているという意識を持っていますから。それ故に気が抜けないという弱点もありますが。」

 

ダイナ「まさにそこなのよ、私の心配しているところは。」

 

八幡「………というと?」

 

ダイナ「あの子が目標に向かって走っているのは私も知っているわ。けど、その中に無意識の内に貴方というトレーナーまで巻き込むのではいかと思ったら………いつしか自身に相応しいようなトレーナー像を押し付けたりするのではないかと、勝手な想像をする時があるの。けどあの子の性格からして、無いとは言えない事。」

 

八幡「………」

 

ダイナ「トレーナーさん、貴方がとても腕の良いトレーナーだというのはもう分かっているわ。けれどこれは私からのお願いでもあるわ。もしあの子が貴方に対して無理難題や自分の価値観を押し付けるような真似をしたら、その時は………」

 

 

 




お、お母さん?言っちゃうの?

担当ウマ娘は増やした方が良いと思いますか?

  • 折角だから、増やしちゃおう!
  • いや、エアグルーヴ編だからここは無しで!
  • まぁどっちでも良いかなぁ〜。
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