比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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菊舞台と再戦

 

 

カフェside

 

 

実況『2番人気はこのウマ娘、マンハッタンカフェです!前走はセントライト記念と前々走の丹頂Sを危なげなく勝利しました!ジャングルポケットに唯一対抗出来るウマ娘と言っても良いでしょう!初めてのGⅠ舞台ですが、きっと良いレースをしてくれる事でしょう!』

 

 

カフェ「………」

 

お友達『………』

 

 

………お友達も凄く集中してる、弥生賞の時と全く違う。でも、それは私も一緒……今日こそは、追いついてみせるからね。

 

 

ポッケ「よぉカフェ、散々な天気だな……」

 

カフェ「ポッケさん……そうですね。」

 

ポッケ「お前、今日の為に色々準備してたんだってな?だとしても負けねぇぜ!」

 

カフェ「……私も、負けません。いえ……負けられませんので。」

 

ポッケ「……へっ、いつになくやる気じゃねぇか。いいぜ、勝負だカフェ!!」

 

ダンツ「ちょっとポッケちゃんにカフェちゃん!相手は2人だけじゃないよ!ちゃんと私達だって居るんだからね!」

 

ポッケ「わーってるよ!オメェ達だってライバルだっつぅの!そんじゃあ、次はコースで会おうぜ!」

 

カフェ「……では、またコース場で。」

 

 

ーーー控え室ーーー

 

 

八幡「パドック見させてもらったが、落ち着いていたな。お前自身の性格もあるとは思うが、良い感じだったぞ。」

 

カフェ「ありがとうございます……それで八幡さん、今日の作戦はどのようにしますか?」

 

八幡「せっかく内側の枠番を取れたからな、前走と同じように中団の後ろに位置付けて、脚を溜める事に専念しろ。んで2周目の向正面の後半から徐々にスピードを上げろ。やり方はカフェに任せる。分かってるとは思うが、ペース配分は間違えるなよ?」

 

カフェ「はい、分かりました。」

 

八幡「……お友達も入っていいぞ、話ならもう終わったから。」

 

 

ガチャッ………

 

 

お友達『………』

 

八幡「お友達も自分の走りに徹しろ。トレーニングでやった走りを出せるようにな。」

 

お友達『………』コクッ

 

八幡「よし……じゃあ行ってこい。」

 

カフェ「はい!」

 

お友達『っ!』

 

 

半年ぶりの勝負だよ……っ!

 

 

ーーーコース場ーーー

 

 

実況『京都レース場ではメインレースになっても小雨が降り続いております!クラシック3冠路線最後の淀の舞台では更なる試練が待ち受けていました!!淀の向正面に立つ15人全員が未知の3,000mに挑みます!冷え行く季節に雨が更に拍車をかけて身体を強張らせますが、全員の闘志は漲るばかりですっ!クラシック最後のレース、菊花賞のファンファーレですっ!!』

 

 

♪~♪~♪~

 

 

実況『大歓声に包まれる中、ウマ娘達が次々とゲートへと入っていきます。人気のマンハッタンカフェはすんなりとゲートに収まりました!ここまで無敗、あのアグネスタキオンを唯一破ったウマ娘、この秋の大一番を本番の舞台と会見で言っていましたが、一体どのような走りを見せてくれるのでしょうか!?』

 

 

カフェ「………」

 

お友達『………』テクテク

 

 

カチャ………

 

 

係員1「……ん?何で16番ゲートが開いて【バタンッ!】いるっ!!?」

 

係員2「どうした?大声上げるなよ、ウマ娘達がビックリするだろ。」

 

係員1「いや、今16番ゲートが開いてたから閉めようとしたら、勝手に閉まって………あれ?」

 

係員2「おいおい勘弁しろよ、これからGⅠなんだから滅多な事言うんじゃねぇよ。何も居ねぇじゃねぇか。」

 

係員1「……俺の気のせいか?」

 

 

実況『さぁ14人がゲート入りを済ませて、残すはただ1人となりました!大外15番ダービーグレノであります!収まりました、泣いても笑っても最後のクラシック!菊のタイトルと最強の称号を手にするのは誰だっ!?菊花賞………』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガッコンッ!!

 

 

実況『スタートしましたっ!!15人綺麗なスタートを切って3コーナーに向かって行きます!先行争い、外から一気にマイネルデスポットが行きますっ!2バ身後ろにチアズブライトリー、エアエミネム、タニノトリビュートが2番手争い!3コーナーをカーブして行きます!』

 

 

お友達は………やっぱり前に居る、他の皆の邪魔にならないように走ってる。ポッケさんも前、ダンツさんは後ろ……その間に私。

 

 

実況『さぁ15人が1周目のスタンド前に差し掛かりました!人気のジャングルポケットは中団、マンハッタンカフェは後方4番手、ダンツフレームは最後方であります!もう1度、先頭から見ていきましょう!』

 

 

タリアト「……良い場所を走っている、それに落ち着いて走れているな。スタート直後にも良い場所につけられたからな。」

 

八幡「はい、あの位置なら足もスタミナも温存出来ます。カフェも分かっていたみたいです。」

 

タリアト「さて、後は何処で仕掛けるかだな。」

 

 

実況『2コーナーから向正面に入りました!依然先頭は快調に逃げているマイネルデスポット、リードは3バ身!2番手にタニノトレビュート、同じ3バ身くらい離れた所にチアズブライトリー!エアエミネムとメイクマイデイはこのグループ!半バ身差でビッグゴールドとアグネスゴールド!その後ろの外にジャングルポケットと内を突いたマンハッタンカフェが中団好位の位置まで上がってきました!スピードがまだ上がっていく!』

 

 

まだ……上がって行けるっ!貴女を、追い抜くっ!!

 

 

実況『さぁこれから第3コーナーの坂の登りに向かう所であります!マイネルデスポットとタニノトレビュートが大きく逃げていますが、マンハッタンカフェが外を通って4番手から単独3番手に上がって行く勢いです!!』

 

 

やっぱり速い……っ!もう2番手より前に居る……でも、私もまだ上げられるっ!!

 

 

ズサァ!!!

 

 

実況『さぁ坂の下りに入って各ウマ娘も追い上げ体勢に入りましたが、先頭はマイネルデスポットが逃げています!2番手の位置にタニノトレビュートが追いかけるが、その外からマンハッタンカフェ凄い脚だっ!2番手すぐに抜き去って先頭目掛けて追いかけて行くっ!!』

 

 

ポッケ「嘘だろ、こんなに違うってのかよ………」

 

ダンツ「は、速い………っ!」

 

デスポット「嘘!?引き離してた筈なのにっ!?」

 

 

実況『さぁ、第4コーナーから直前コースに向きましたっ!!マンハッタンカフェが先頭に立った!脚色衰える事無く後続を突き放して行くっ!!2番手にはマイネルデスポットが粘っている!マンハッタンカフェまだ伸びる、まだまだ伸びて行くぞマンハッタンカフェ!!』

 

 

カフェ「はあああぁぁぁぁぁっ!!!」

 

お友達『っ!っ〜!!!』ア"ア"ア"ッ!!!

 

 

もう少しっ!!後……もう、少し……っ!!

 

 

実況『マンハッタンカフェ!!マンハッタンカフェ、これは決まりだ!!後ろを突き放して今、ゴールインッ!!マンハッタンカフェ、本領発揮っ!!春の休みを全て取り返し、秋で見事にその実力を発揮しましたっ!!!最後の3冠、菊のタイトルを手にしたのはマンハッタンカフェ!!!』

 

 

カフェ「はぁ……はぁ……はぁ……」チラッ

 

お友達『〜……〜……〜……』

 

 

また……ダメ、だった。でも………

 

 

お友達『〜……〜………っ!!』

 

カフェ「……うん、また追い抜けなかった。でも、今日はアタマ差………次は、私が前に立つから。」

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 




カフェ、初タイトルおめでとう!!

そしてお友達とはアタマ差っ!!
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