八幡side
え〜っと……とりあえず今起きている現状を説明すべきだろうな。俺は今、トレーナー寮で暮らしていて、そこから学園に出勤しているわけなんだが、そのトレーナー寮で怪奇現象が起きている。いや、もう犯人は分かってんだよ……分かってるんだが、俺にはどうする事も出来ない。だってその怪奇現象は物ではなく、人に対して起きている事だからだ。
1番多いのがセットした髪をボサボサにしていた事だな。他には砂糖と塩を交換して混乱させたり、扉を30秒くらい開けないようにさせたりと色々やっていた。かなりのイタズラをする割には俺には何もしないんだよな………逆に抱き着いてくる。
八幡「……なんか今日の寮は騒がしいですね。」
「そんな事言って比企谷君は何もなってないじゃない!何で比企谷君だけ無事なのよ!?」
八幡「いや、それは俺にも分かりませんね。(ホントは分かってますけど。)」
「いやいやいや!俺なんてセットした髪ボサボサになったのを直したらドア開かないし、開いたと思ったら目の前にラップ張ってあったんだぞ!?顔面にしっかりぶつかったわ!」
八幡「………大丈夫です、もう何も無いと思います。多分ですけど。」
「そこは確信を持って言ってくれよ………」
『あれ?何で赤出て来るの?黒ボールにしてるのに……えっ!?何で中身入れ替わってんの!?』
『うぉい!?誰だよトイレットペーパーに【補充よろ。】って書いた奴っ!?』
『あの、誰がドッキリでもしました?ケチャップの中身がタバスコになってたんですけど!?』
………流石に暴れ過ぎじゃね?どうしちゃったんだよお友達?すげぇイタズラするじゃん。
お友達『〜っ!!』ケラケラッ!!
八幡「……なぁお友達、流石にもう仕掛けたイタズラは無いよな?」ボソッ
お友達『………?』ハテッ?
八幡「えぇ〜分かんないって……どうすんだよ部屋から出られない人が居たら。」
先輩1「クソッ、何度も髪型を直したかと思ったら今度は何でドアが開かないんだ!?朝から一体何なんだよ!?いい加減に開けこのっ!!」
同期3「どうなってんだよこの扉!?何で開かないんだ!?誰か居ませんか!?何故かドアが開かないんですけど〜!」
………居なさそうだしいいか。
ーーー通勤路ーーー
八幡「………」テクテク
お友達『………』フワフワ∼
しかし、どうして今日はお友達のイタズラキャンペーンが実施されたんだ?何かあるのか?
お友達『♪〜♪〜』ナデナデ
八幡「………何で?」
カフェ「あっ、八幡さん。おはようございます……やっぱり貴女も一緒だったんだね。」
八幡「おはようカフェ。なんか朝からお友達のイタズラキャンペーンが実施されててな、寮内で凄い色々な現象が起きてたわ。俺以外の周りで。」
カフェ「……あまりやり過ぎちゃダメ、だからね?」
お友達『っ!!』コクコクッ!!
八幡「とりあえず学園に行くか。」
カフェ「……そういえば、八幡さんは同じ時間に学園に来ていますけど、何をしているのですか?」
八幡「そうだな……メニュー作ったり、備品買いに行ったり、トレーニングしたり、コース整備手伝ったりと色々だな。」
カフェ「八幡さんもトレーニングしているのですか?どんな事をしているのですか?」
八幡「ちゃんとしたトレーニングもあれば、自分で考えたトレーニングもやってるから、半々って感じだけどな。」
カフェ「……その思いついたトレーニング、私にもやらせてもらえませんか?」
八幡「もうやらせてるぞ。」
カフェ「え……そうなのですか?」
八幡「あぁ、効果的だと思ったら取り入れてるからな。逆に今ひとつだと感じたらそれまでにしてる。」
中途半端なメニューをカフェにやらせるわけにはいかないからな。それに次のレースは有マ記念、シニアクラスのウマ娘達と走るから下手なトレーニングをさせるわけにはいかない。
お友達『っ!』クイクイッ!
八幡「ん、どうしたお友達?」
お友達『〜〜〜?』
八幡「え?ちゃんと取り入れてるぞ。2人平等にメニュー組んでるつもりだが?」
お友達『っ!!』ヨシッ!!
カフェ「良かったね。」
八幡「つかぬところ聞くがお友達、お前は次の有マ記念は走るのか?」
お友達『っ!!』フンスッ!!
八幡「成る程、出るみたいだな。」
カフェ「……次こそ、追い抜いてみせるから。」
お友達『………』
おぉ〜2人共燃えてるな。でもそれは今じゃないな。
八幡「お互い燃えてるところ悪いが、今は学園に行こうな?レースはまだ2ヶ月先なんだから。」
カフェ「す、すみません……」
八幡「というわけで、はいコレ。コーヒーな。」
カフェ「いつもありがとうございます。」
八幡「もう慣れたから気にすんな。でもよお友達、なんで今日は朝からイタズラ三昧だったんだ?」
お友達『〜〜♪』
えぇ〜……偶には違う人達にやりたかったって何?バレてないからいいけど、若干1名からは疑われてたんだからな?
同期2『この現象、1年前にやられた覚えがあるんだが……もしかしてお前の部屋に居る幽霊の仕業なんじゃねぇのか?ちゃんと鎮めておいてくれよ。』ボサボサ
………ってな感じで。
お友達によるトレーナー感謝祭。