比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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生徒会への依頼

 

 

八幡side

 

 

年末近くなってきた今日この頃、巷では既に有マ記念の事で持ち切りになっていた。ジュニアクラスのGⅠがつい先週終わったのも昔の話のように感じてしまう……何せ今年の有マ記念はあの【世紀末覇王】とメイショウドトウの引退レース、2人は次のレースを最後にドリームトロフィーリーグに移籍する事が正式に発表されている。カフェにとっては強大なライバルになる事は間違いないだろう……他にも今年のエリザベス女王杯優勝者のトゥザヴィクトリー、一昨年の菊花賞ウマ娘のナリタトップロード、同期でダブルティアラを獲ったテイエムオーシャン、GⅠウマ娘が6人も集結するから、豪華メンバーだと言えるだろう。カフェには万全の仕上がりで送り出してやらないとな。

 

 

カフェ「あの、八幡さん……」

 

八幡「ん?どうした?」

 

カフェ「その、また彼等が………」

 

八幡「……またあの部屋に来てタキオンと口論してんのか。」

 

カフェ「はい……これで21日連続です。」

 

 

タキオンがレースの活動を再開したのをジャパンCが終わった翌日の月曜日に発表したのだが、担当は俺の同期。つまりは前の担当は選ばなかったという事になる……その事で物申しに何日も旧理科準備室に足を運んでいるってわけだ。向こうから契約を破棄したのにまた向こうから契約の話を持ち掛けているんだから、タキオンも流石に困ってるだろうな。

 

 

八幡「……なぁ、あの部屋居辛くないか?何度も来られたらリラックス出来ないだろ?」

 

カフェ「……正直、彼等が来るようになってからは出来ていません。お友達も疲れ気味になっていますし。」

 

お友達『………』ズゥ∼ン…

 

八幡「ならもう1回、生徒会に掛け合ってみたらどうだ?こんなに広い学園なんだ、使われなくなった空き教室の1つや2つあるだろ。」

 

カフェ「……そう、ですね。交渉してみます。」

 

八幡「しかし、先輩1も同期3も懲りないよなぁ……多分同期2は親切丁寧に説明してると思うが、それでも納得してないんだろ?」

 

カフェ「はい、その様子でした……1度だけたづなさんを交えてのお話もされていたみたいですが、それでも食い下がっていたみたいです。」

 

八幡「これは最早、諦めが悪いというよりも往生際が悪いように見えるな。」

 

 

このままだとカフェの学園での生活にも支障が出てくる、いやもう出てきているのか……これは早く手を打たないとな。

 

 

八幡「カフェ、生徒会室に行くぞ。」

 

カフェ「え?一体何を?」

 

八幡「決まってんだろ、空き教室の確保。」

 

 

ーーー生徒会室ーーー

 

 

ルドルフ「ふむ、成る程……事情はよく分かった。私も生徒やトレーナーとの噂の範疇内で聞いた事はあったのだが、中々現場に行く事や当人達の話を聞く事も出来なくてね……」

 

八幡「それはそれで向こうの事だから構わないんだが、今のままだとカフェの学園生活に支障が出る。使わなくなった空き教室って貸してくれないのか?」

 

エアグルーヴ「貴様は簡単に言うがな、そんなに単純な話では無いのだぞ?一部とはいえ学園の1教室、それを1人の生徒の為に貸し出せというのは、その生徒を贔屓していると受け取られても仕方のない事なのだぞ?」

 

八幡「ん~けど去年聞いた話だと、あの部屋を貸したのだってカフェがこの学園の怪奇現象を収めたからなんだろ?ならまた同じようにそれを鎮めれば受けてくれるか?」

 

カフェ「あの、八幡さん……その事なのですが。」

 

八幡「うん?」

 

カフェ「最近は、八幡さんも協力してくれる事が多いので、イタズラをする子が減っているんです。なので怪奇現象を鎮めると意気込んで行ったとしても、自らこの場所から出ていきたいと思わない限りは現れないかと………」

 

 

oh………今ってそんなに環境良くなってたんだ。

 

 

ブライアン「………使わない部屋があるなら貸せばいいだろ、面倒だな。」

 

エアグルーヴ「ブライアン、簡単な話ではないとさっき言っただろう!」

 

ルドルフ「まぁまぁ、ひとまず私の方からも教師陣に掛け合ってみるとしよう。答えはすぐに出せないと思うが、気長に待ってほしい。」

 

八幡「気長にって……カフェははた迷惑なトレーナー2人のせいでここ20日くらいリラックスが出来てない状況なんだがなぁ……「八幡さん、私なら大丈夫ですので。」……カフェ。」

 

カフェ「八幡さんのお気持ちはとてもありがたいです。ですが無理を言っても仕方のない事ですから……それに、あの部屋に行く回数自体は減っていますので。」

 

八幡「じゃあ今は……そういえばトレーナー室とか部室の方が増えてたな。じゃあトレーナー室と部室の鍵、お前にスペア渡しとくわ。コーヒー作れるし、お茶菓子も置いてあるから問題無いだろ。それに、あの部屋もお前のグッズも減って来てたからちょうど良かったのかもな。」

 

カフェ「……いいのですか?」

 

八幡「お友達もしょっちゅう来てるし問題無い。それに担当入れずに幽霊入れるってのもアレだしな。」

 

カフェ「……ありがとう、ございます。」

 

ルドルフ「んっ、話がまとまったみたいだね。しかし比企谷君、今の口ぶりからすると君にも見えているという風に聞こえるのだが?」

 

八幡「あぁ、見えてる。だって今、エアグルーヴの席に座ってるから。」

 

エアグルーヴ「な、何っ!?」

 

お友達『………』ノビィ∼…

 

八幡「お友達、椅子回してみ。」

 

 

クルクルクルクル~!

 

 

エアグルーヴ「ほ、本当に居るのか……」

 

八幡「イタズラ好きだから気を付けろよ?何かされるかもしれないぞ。」

 

ブライアン「………例えば何だ?」

 

八幡「そうだなぁ……弁当の中身野菜に変えられたりとか、引き出しの中に虫を忍ばせてたりとか、本の中身を変えられたりとか?」

 

エアグルーヴ「おい、我々の生活に支障が出ているではないかっ!」

 

八幡「いや、だから言っただろ?されるかもしれないって。俺もするかどうかまでは分かんないから。」

 

ルドルフ「これは、益々身の回りに気を付けなければならないな……」

 

ブライアン「………」

 

 

 




八幡のトレーナー室と部室の鍵を渡して解決?
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