比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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速くなった……

 

 

ーーーーーー

 

 

♪〜♪〜♪〜

 

 

実況『年末のファンファーレが鳴り響く中山レース場のメインレースに走る13人のウマ娘がゲートへと向かって行きます!現シニアクラスの双璧を成すテイエムオペラオーとメイショウドトウの2人の最後のレースとなります。長きに渡ってこのシニアクラスを賑わせた2人も今日が最後のトゥインクルシリーズのレースとなります!ここは有終の美を飾りたいところですが、他のライバルがそれを許さない!ダブルティアラのテイエムオーシャン、年間無敗の覇王テイエムオペラオーがゲートに入り、内枠マンハッタンカフェがゲートに入りました。』

 

 

オペラオー「………」

 

カフェ「………」

 

 

実況『今年のダービーとジャパンCではジャングルポケットが世代と世界の頂点に立ちましたが、この有マ記念ではどうなるでしょうか?実績豊富なシニアクラスが実力の差を見せつけるのか、それともクラシッククラスのウマ娘達が世代交代を宣言するのか!?さぁ最後に大外メイショウドトウが大外に収まりました!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガッコン!!

 

 

実況『ゲートが開いた、スタートを切りましたっ!ホットシークレットはやはり行かない!後方に下がりました!トゥザヴィクトリーが先手を取りました!1人抜けて12人を引き連れます!オペラオーとドトウの2人は中団外目の位置、マンハッタンカフェはちょうど中間の中に居ます!さぁ1周目のスタンド前に入ります!』

 

 

カフェ(オペラオーさんとドトウさんは私の少し前に居るようですね。お友達は……それよりも前に居ますね、やっぱり抜け出せる所に位置しているみたい。)

 

 

実況『さぁ先頭から見ていきましょう。あのまま行ったトゥザヴィクトリーが先頭で引っ張ります。2番手にアメリカンボス、その内にシンコウカリド、この3人がペースを握っています!その後ろにベテランのダイワテキサス、5番手にメイショウドトウとその内にマンハッタンカフェ今日は少し前目の位置!ドトウを見る形でテイエムオペラオーが控えています!内にナリタトップロードと後ろにメイショウオウドウ、並ぶようにイブキガバメントとトウカイオーザ、殿に少し離れた所にホットシークレットという体勢で2コーナーへと向かって行きました!』

 

 

タキオン「おや、中団の位置で進むと思ったら中に留まらず併せに行ったねぇ。」

 

八幡「自分が前目の位置に居るのが分かっていたみたいだな。それに向正面の前に外の位置に移動したのは良い判断だ。それにさり気無くオペラオーの進路を外にさせた、良い展開になってきたな。」

 

同期2「でもよ、それって逆に自分も外で使う脚が増えるって事だろ?大丈夫か?」

 

八幡「大丈夫だ。」

 

 

八幡(その為にジュニアクラスからトレーニングしているからな、コーナー加速のな。)

 

 

実況『向正面中間を過ぎた所で後続が前との差を詰めて行きますっ!!13人が固まっています!3コーナーのカーブを迎えている!トゥザヴィクトリーが先頭で後ろにアメリカンボス!その後ろの外からメイショウドトウ、そのまた後ろにテイエムオペラオーがまだ控えている!その内には上がって来たホットシークレット!そして外を通ってマンハッタンカフェも良い脚で回ってきた!!4コーナーをカーブして直線コースに出てきた!』

 

 

カフェ(大丈夫!行けるっ!今日は……きっと!)

 

 

カフェ「はあああぁぁぁぁぁ!!!」

 

お友達「ッ〜!!』

 

 

実況『さぁ懸命にトゥザヴィクトリー粘る!!後ろからはアメリカンボスと外からマンハッタンカフェ凄い脚!!テイエムオペラオーは来ないのかっ!?200を切った!トゥザヴィクトリーか!?いや外からマンハッタンカフェ!!マンハッタンカフェ差し切った!!勝ったのはマンハッタンカフェ〜!!世代交代を証明したマンハッタンカフェ!!!』

 

 

カフェ「はぁ……はぁ……はぁ……」

 

お友達『〜……〜……』

 

カフェ「はぁ……はぁ……は、離された………』

 

 

カフェは見事に有マ記念を制する事が出来た。素晴らしいレース結果だったのだが、表情は晴れやかなものではなかった。寧ろ浮かない表情に見えていた。

 

 

カフェ「菊花賞の時より、離された………」

 

ドトウ「あのぉ〜カフェさん?今日はお疲れさ「話しかけるな、ドトウ!」え、オペラオーさん?どうして………」

 

オペラオー「今日、共に走って分かった。彼女と関わってはいけない………レース場では。彼女は……ボク達と違うのだから。『異界を行く者』。そう、彼女は……『レッカーマウルの伴侶』だ。」

 

ドトウ「れっかーまうる……(って何ですか?)」

 

 

ーーー地下バ道ーーー

 

 

タキオン「素晴らしかったじゃないか、カフェ!そうとも!言うなれば、これこそが真っ当な端鏡期だよ!果たしてどこまで行けるのか……来年、辿り着こう!というか、辿り着くのを見届けるというか、あああぁぁ!」

 

 

興奮しているタキオンを他所に八幡とカフェは控え室に向かった。

 

 

ーーー控え室ーーー

 

 

カフェ「……今度は、届きませんでした………お友達が、速くなっていたんです。」

 

八幡「……そうだな、俺も見ていた。お友達の奴、最近はかなり真面目にトレーニングしてたからな。まぁもう1つ敗因があるとすれば……距離だな。」

 

カフェ「え、距離?」

 

八幡「とりあえず今はあまり考えないようにしろ。後で説明するから。」

 

カフェ「……はい。」

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 




カフェ、有マ記念を勝ちました!しかし、お友達との差が広がってしまった………
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