比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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お祓い?

 

 

八幡side

 

 

年が明けて、カフェはクラシッククラスからシニアクラスに上がって、同世代から年上の相手を本格的にしていく時になった。本人もそれを分かっている様子だし、この前の有マ記念がそうだったから年上相手でも大丈夫だろう。そしてこれはついでの話だが、カフェが年末のURAの表彰で【最優秀クラシックキングウマ娘】に輝いた。本当はジャングルポケットと同票数だったのだが、年間の勝利数でカフェが勝ち越していた事で受賞が決まった。

 

カフェが去年のクラシッククラスの3冠路線の王者に輝いたと言っても過言じゃない結果になった。ジャングルポケットは悔しがっていたが、理由を聞いて納得もしていたし潔く認めてカフェを讃えてたから、問題無かった。あの場にタキオンが居なくて良かった。どんな化学反応が起きていたか分かったもんじゃない。

 

そして俺は今、街へと出掛けている。特にやる事も無いし、トレーニングも休みにしていて暇だったからこうして適当に散歩をしているというわけだ。気分転換にはちょうど良い筈なのだが……

 

 

八幡「何でこんなに蔓延ってるんだか……」

 

 

俺は街をただ歩いているだけなのだが、普段に比べて何故か見えない連中が多く居るのだ………年末だから?でも冥界の門が開くと言われているのはお盆だと聞いた事がある。【地獄の釜の蓋も開く】という言葉もあるくらいなのだが、今は冬のしかも年明け。季節が違い過ぎる……だというのにどうしてこんなにも多いのだろうか?いや、ご先祖様じゃないから違うかもしれないな。じゃあコイツ等って何?

 

 

八幡「慣れたつもりだったんだが……」

 

「おや、比企谷さん!今日は何買いに来たんだい?」

 

八幡「ん、いや今日は散歩です。トレーニングも休みでやる事もなかったんで……」

 

「そうかいそうかい、まぁ偶には身体を休めないとなっ!俺も最近はちょっと身体壊しがちでよぉ〜。」

 

八幡「………」

 

 

………気のせいでなければ、親父さんの腰辺りに黒い靄みたいなのが見える。もしかして?

 

 

八幡「それって……もしかして、腰ですか?」

 

「ん?何で分かったんだい?」

 

八幡「いや、何となくなんですけど……ちょっとすいません。触ってもいいですか?」

 

「比企谷さんはトレーナーだからな、身体の事も分かってると思うし全然構わねぇよ!」

 

 

……この辺り、だよな?あっ、無くなった………

 

 

八幡「……どうです?」

 

「……ん、あれ!?ありゃ!?さっきまでちょっと痛かったのに、比企谷さんが少し触っただけで治っちまったよ!どうなってんだいこりゃ!?」

 

八幡「何となく、ここかなって思ったんですけど……当たりみたいですね。」

 

「いやぁ〜すげぇな!おいばあさん!ちょいと来てくれや!ばあさんも見てもらえや!」

 

 

………へぇ?

 

それから俺は、親父さんの奥さんの身体を見た後に悪い部分(何かが憑いてる箇所)を触って取り除いたらマジで調子が良くなったらしく、親父さんと奥さんが色々な方面に触れ回った結果、街の整体院が場所を提供して施術をするという変な事態が起こった。何かが憑いていた人も居れば、普通に筋肉痛めてた人も居た。

 

 

「いやぁ〜済まねぇな比企谷さん!腰治ったのが嬉し過ぎてよ〜!」

 

八幡「い、いえ……」

 

「トレーナーさんのおかげで、私の足もこの通りとっても軽くなったんですよ。もう歳かなって思ってたんですけどね、まだまだ頑張れそうです。」

 

「ばあさんもこう言ってるから、コイツはお礼だよ!受け取ってくれ!」

 

八幡「……ありがたいですけど、こんなにいいんですか?まだ新年始まったばかりですよ?」

 

「新年早々に良い事あったお礼だよ!受け取ってくんないとこっちが困っちまうよ。」

 

八幡「では、ありがたく。」

 

「比企谷さん、さっきのお礼ならウチの肉も持って行ってくれ!何もしないってのは性に合わないからよ!ほら、これ詰めてあるから!」

 

「ウチの果物もたくさんあるから持って行って!旬のをたくさん入れたから美味しいよ!」

 

「はい、これお礼の和菓子ね。」

 

「ウチの洋菓子も良かったら受け取ってください!」

 

 

次から次へとやってくるお礼の品が多過ぎて、ただ散歩しに来た俺の両手には流石に収まらなかったので、親父さんがトラックを学園まで走らせてくれたから助かった。

 

 

沖野「おいおい比企谷、お前すげぇ荷物だな……」

 

八幡「ちょっと頂き物が多過ぎて……」

 

沖野「にしても全部食材みたいだな……お前、1人で処理し切れんのか?」

 

八幡「何とかやりくりしますよ。これだけあれば暫くは大丈夫だと思いますんで。」

 

沖野「運ぶの手伝うぜ?」

 

八幡「どうも。」

 

 

その後、沖野さんの協力もあって部屋に運び込む事が出来た。部屋の中にはソファに寝転がっているお友達が居て、お菓子を食べながらゴロゴロしていた。

 

 

八幡「ありがとうございます、助かりました。」

 

沖野「気にすんな、このくらい構わねぇよ。」

 

八幡「お礼に今夜、飯作りましょうか?」

 

沖野「マジでか!?お前の作る飯は美味いからなぁ〜!是非頼みたいぜっ!」

 

八幡「分かりました。」

 

 

さて、今夜の献立何にしようか……沖野さんを俺の部屋に招待するのは当然として、貰った食材で何作るかだよなぁ〜。

 

 

八幡「とりあえず食材の確認するか。」

 

 

 




八幡、新年早々にお祓い?
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