比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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新たな拠点

 

 

カフェside

 

 

カフェ「……これで最後、ですね。」

 

八幡「あぁ、設置完了だな。」

 

お友達『~~…』ガックリ…

 

カフェ「貴女もお疲れ様。」

 

 

以前、八幡さんが生徒会長に空き教室の件で相談した時の事なのですが……結果的に空き教室の貸し出しの許可が下りました。いえ、無事ではありませんね……というのも、この件の事で教師や教官の皆さんと交えて話し合うまでの事態に発展して、最終的には理事長も参加する事にまでなったそうです。それで先日生徒会長に呼び出され、別の空き教室の貸し出しの許可が出たので、今の今まで旧理科準備室にあったコレクションを移す作業をしていました。

 

 

カフェ「……広く、感じます。」

 

八幡「これまでタキオンと半々で使っていたんだし広く感じるのは当然かもな。まぁ部室とトレーナー室にもカフェのコレクション置いてるから、まだ置ける場所はあるな。これからも増える予定はあるのか?」

 

カフェ「今のところは特に増える予定はありません……それに今は皆、大人しくて良い子にしているので。」

 

八幡「そうか。しかしカフェ、カーテンまで閉める必要ってあるのか?」

 

カフェ「はい……暗闇の空間というのは静寂の空間です。就寝の部屋……星空の下……とても落ち着く空間と時間です。なので暗い空間というのは、言うなれば安らぎの時間と同義なのです。」

 

八幡「成る程……」

 

お友達『~!!』グイグイッ!!

 

八幡「おぉっ、そんなに引っ張るなよ……」

 

カフェ「……どうしたの?」

 

 

突然、お友達が私達の手を引いてソファに座らせられました……お友達はそのまま八幡さんの膝に頭を乗せてさっきのようにゴロゴロし始めました。

 

 

八幡「まるで猫だな、コイツ……」

 

カフェ「でも、お友達らしいです。」

 

八幡「まぁ、そう言われればそうだな。」

 

カフェ「……コーヒー、飲みますか?」

 

八幡「そうだな……お友達が此処から居なくなるのもいつになるか分からないから、貰うわ。」

 

カフェ「分かりました、すぐに用意しますね。」

 

 

やっぱり八幡さんはお友達の事を1人のウマ娘として見ているのですね……

 

 

カフェ「どうぞ……」

 

八幡「おう、サンキュー。」

 

カフェ「………」

 

八幡「………」

 

カフェ「………」

 

八幡「………」

 

カフェ「……あ。」

 

 

……目の前から影が現れました。その影にはお友達のような強い力は感じませんが、八幡さんには見えているのでしょうか?

 

 

八幡「……ん?おぉお前か、何してんだそんな所で?」

 

カフェ「………」

 

八幡「え、迷った?この学園広いからなぁ~。んで、何処に行きたいんだ?………ふぅん、それならこの部屋を出てから右に行けばすぐだぞ………おう、気を付けろよ。あぁ後、旧理科準備室には近付くなよ?」

 

カフェ「……八幡さん、見えていたんですか?」

 

八幡「あぁ、普通に。にしてもアイツも災難だよなぁ……フラフラしている内に迷い込むなんて。」

 

カフェ「えぇ……もう大丈夫だと思いますが。」

 

八幡「あぁ、だと良いな。」

 

カフェ「ですが八幡さん、最近は少し気を付けた方が良いかもしれません。八幡さんはあの子達と話せる分、好かれやすいみたいなので……構い過ぎてしまうと、あちら側も節操が無くなってきます。」

 

八幡「分かった、程々にする。」

 

お友達『………』スヤスヤ…

 

 

コンコンコンッ

 

 

カフェ「?誰でしょう?どうぞ……」

 

ルドルフ「失礼するよ……ほう、もう既に終えていたか。少しばかり手伝おうと思っていたが、どうやら必要なかったようだ。」

 

八幡「っていうか何しに来たんだよ?お前が旧校舎に来るなんて。」

 

ルドルフ「何、今言った事が全てさ。」

 

八幡「そうか、まぁ既に終わってるから問題無い。」

 

カフェ「わざわざ、ありがとうございます。」

 

ルドルフ「いいや、礼には及ばないさ。私は実際何もしていないのだからね。」

 

 

……この教室を貸してくださった事は、何もしていない内に入るのでしょうか?

 

 

八幡「……ん?なぁルドルフ、お前ひょっとして今頭痛持ちなんじゃないか?」

 

ルドルフ「っ!凄いな君は、そんな事まで分かってしまうのか……」

 

八幡「そうだな……お友達、少し退けてくれ。」

 

お友達『………』ムクリ…

 

カフェ「?」

 

八幡「少し触るぞ。」

 

ルドルフ「?あぁ。」

 

 

八幡さんは会長の左耳の付け根辺りを触れて軽く指で押していました……と思ったら、すぐに手を離しました。一体、何があるのでしょうか?

 

 

八幡「どうだ?」

 

ルドルフ「……驚いたな、痛みを感じなくなったよ。一体どうやったんだい?」

 

八幡「別に何も。ただ触っただけだが?」

 

ルドルフ「ははは、そういう事にしておこう。では私はこれで失礼するよ。」

 

八幡「おう、じゃあな。ふぅ………さて、コーヒー飲むか。」

 

カフェ「……八幡さん、私の頭はどうですか?」

 

八幡「カフェの?うぅ〜ん……特には。」

 

カフェ「………そうですか。」

 

お友達『〜〜〜ッ!!』ガミガミッ!!

 

カフェ「っ!?と、突ぜ『ッ!〜ッ!!』え……そ、そんな事を言われても『〜ッ!!』っ……///」

 

八幡「お友達めっちゃヒートアップしてんじゃん………っていうかさっきから『回りくどい。』とか『隠すな。』とか言ってるが、何の事だ?」

 

カフェ「………///」

 

お友達『〜ッ!!』ガミガミッ!!

 

八幡「え、今度俺?しかも何だよ鈍感って……」

 

お友達『ッ!!ッ!!ッ!!』クワッ!!

 

八幡「えぇぇ〜そこまで言われるのか……」

 

 

………貴女は時々良い事をしてくれるけど、それを台無しにするくらい悪い事をするんだから。

 

 

 





ーーーおまけーーー


カフェ「……八幡さん、私の頭はどうですか?」

八幡「カフェの?うぅ〜ん……特には。」

カフェ「………そうですか。」

お友達『遠慮をするなぁ〜っ!!』ガミガミッ!!

カフェ「っ!?と、突ぜ『うるさいっ!回りくどいんだよっ!!』え……そ、そんな事を言われても『気持ち隠すなっ!!』っ……///」

八幡「お友達メッチャヒートアップしてんじゃん………っていうかさっきから『回りくどい。』とか『隠すな。』とか言ってるが、何の事だ?」

カフェ「………///」

お友達『お前もだ鈍感っ!!』ガミガミッ!!

八幡「え、今度俺?しかも何だよ鈍感って……」

お友達『うるさいっ!!この超スーパーウルトラ鈍感っ!!朴念仁っ!!』クワッ!!

八幡「えぇぇ〜そこまで言われるのか……」


……というやり取りがありました。
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