八幡side
秋川「感謝っ!!トレーナーの諸君、私の呼びかけに応じてくれた事を心から感謝するっ!!君達を此処に呼んだのは他でも無い………先輩1と同期3の今後についてだ。」
いつもならカフェの昼飯を作っていたところなのだが、学園に行って自分のデスクを確認したら、理事長に招集がかけられていたから作る事も出来なかった。んで呼び出された理由ってのが、あの2人の今後についてらしい。なんか………萎えたわ。
黒沼「難しいところですが、同期2の話では当人達の話し合いでもう解決したと聞きました。それに生徒には危害を加えていないですし、これ以上は何もしなくていいのでは?」
沖野「けどよ黒沼さん、それを言ってもアグネスタキオンは多分納得しねぇぜ?アイツが1番あの2人にキレてんのは知ってんだろ?多分謹慎と慰謝料だけじゃ1つも納得してねぇと思うぜ?」
黒沼「その通りかもしれねぇが、他に何がある?アレでも経験のあるトレーナーだ、1人居なくなるだけでも損失は大きい。牢に入れられなかっただけでも儲けもんだと思うが?」
メイン1「先日、先輩1の担当ウマ娘達から申し出があって、メンバー全員が私のチームに移籍したいという移籍届を先輩1に提出したとお話をしました。自分は知らなかったのですが、どうやらウマ娘間でもあまり評判は良くない模様です……」
同期2「そんなのが出てたんですね………」
後輩「ウチのチームでも、この前の謹慎の事で少しだけ噂になってましたから。」
葵「でも、どうするんですか?あの2人は今、新入生や在校生から新しい担当を見つけようと躍起になってるみたいですけど……」
………なんか、今悩んでもしょうがなくね?だって謹慎明けなんだろ?それなのにまたすぐに罰則与えたら、向こうだってやってられなくなるだろ。
南坂「あの、まだ謹慎から開けたばかりなんですから、もう少し様子を見てもいいのではありませんか?」
チーフ「そうねぇ……私も今は様子を見て判断した方が良いと思うわ。まだ何とも言えないもの。」
東条「チーフトレーナーの言う通りだと私も進言します。あの2人がどんな行動を取ってから判断しても遅くないと思います。あの2人もウマ娘に手を出すなんて事はしないでしょう。」
理事長「ふむ……決断を迫るのは早過ぎたか。うむ、皆の意見はよく分かった!先輩1と同期3に関しては様子を見た後に判断するものとするっ!!」
……終わった、一言も話さずに。
秋川「では、これにて解散っ!!引き続き、トレーナーとしての職務と新人トレーナー達の育成に励んで欲しいっ!!」
ーーー廊下ーーー
八幡「早めに昼飯は食ったから腹は減ってないが、どうするかなぁ〜……ん?あの2人は………」
???「オル、この前知り合いのいちご農園で採ってきたいちごがあるんだ。一緒に食べないかい?」
???「ふむ……貰おう。」
……存在感あるなぁ。ドリームジャーニーとオルフェーヴルの姉妹だ。この学園の中でデビュー前にも関わらず、圧倒的な存在感を放っている妹のオルフェーヴル。対照に妹と比べるとあまり目立たないドリームジャーニー。
ジャーニー「……おや?貴方は確か、マンハッタンカフェさんのトレーナーさんでしたね。」
八幡「あ、悪い。そんなにジロジロ見ていたつもりじゃなかったんだが……」
ジャーニー「いえ、気にしておりませんよ。そうだ、よろしければ貴方も一緒にいかがですか?良いいちごが貰えたので。」
八幡「俺は構わないが、お前の妹の……オルフェーヴルはいいのか?」
オルフェ「……許可する。その程度の事で余は波など立てぬ。」
ジャーニー「という事ですので、こちらへどうぞ。」
ーーー遠征支援委員会ーーー
八幡「こんな所があったなんて知らなかったな……」
ジャーニー「知名度はあまり無いものですので。どうぞ、お好きな場所におかけください。」
八幡「……いや、見たところこの部屋は2人が常駐している部屋だろう。俺は空いてるところで構わない、いつも使ってる席を教えてくれ。」
ジャーニー「……驚きました、初めて入る部屋でそこまで分かりますか。」
八幡「物の配置とか部屋の感じでな。そうだな……オルフェーヴルがあの日陰がある場所で、ドリームジャーニーが本や雑誌の置いてある所じゃないか?」
オルフェ「ほう……中々の慧眼だ、褒めて遣わす。」
八幡「そりゃどうも。」
オルフェ「貴様……1つ聞く。貴様から見て余はどう映る?」
八幡「……難しい質問だな。けどそうだな、確かに圧倒的な才能は感じられる。けどその才能のせいで最初は苦労するかもしれないな。言い方を変えればその気性が影響すると言ってもいいな。」
オルフェ「………」
八幡「お前の走りを見た事無いから憶測に過ぎないが、気性ってのは走りにも現れる。よく生徒達から聞いているが、お前はよく自分の事を『王』と言ってるみたいだな?その『王』の形を理解しない限りは迷走が続くと思う。」
オルフェ「………」
ジャーニー「………」
………喋り過ぎたか?
ジャーニー「……オル、どうやらこの方は初対面の君にも正当な評価を下せるみたいだ。少なくとも、私はそう判断したよ。」
オルフェ「……貴様、名を名乗る事を許す。申せ。」
八幡「比企谷だ、比企谷八幡。」
オルフェ「……その名、覚えておこう。この部屋に立ち入る事を許す。」
ジャーニー「ふふふっ、どうやらオルに気に入られたみたいですね。それと、私の事はジャーニーとお呼びください。フルネームだと長いと思いますので。」
八幡「じゃあ、そうさせてもらう。」
ジャーニー「では、本題のいちごをいただきましょうか。」
ホントに久しぶり、競走馬紹介〜♪
紹介するのはドリームジャーニーです!!
戦績31戦9勝でGⅠが朝日杯FS、宝塚記念、有馬記念。GⅡが神戸新聞杯、昇格前の大阪杯。GⅢが小倉記念、朝日チャレンジCです。お父さんはアネゴことステイゴールドで有名ですね。マイルから長距離までを得意(特に中距離)とし、この3つの適性でGⅠを勝っていて体格が小柄でも知られています。競走馬としては長く活躍した馬で史上6頭目のグランプリ連覇を果たした名馬です!!それを兄弟で制覇したというのもまた粋ですよね〜!クラシックには出走しましたが、最高で5着という結果に終わりましたが、弟のオルフェーヴルが見事に3冠という形で全て獲ってくれました!
自分にとっても感慨深い名馬の1頭です!だってあのレースには自分の「長い。」……え?
オルフェ「姉上の紹介であろう。貴様の与太話など誰も求めてはおらぬ。」
………申し訳ありませんでした。