カフェside
八幡「んでカフェ、後回しにしていたテレビ出演やら写真撮影やらの件だが……めっちゃ増えてる。」
カフェ「……そうですか。」
八幡「どうする?俺はお前の付き添いで一緒に行く事は可能だが、どれをやるかはお前次第だ。」
カフェ「……正直に言えば、この前やらせていただいた写真撮影が良いですね。同じ会社さんがご依頼を?」
八幡「あぁ、そうなるな。またお前の写真を使わせてもらいたいんだと。何故か分からんが俺も一緒がいいって希望も来てるけど。」
カフェ「では、写真撮影を受けたいと思います。テレビ出演の方は……また考えます。」
八幡「ん、じゃあ先方に連絡するからな。もしかしたら早い段階で撮影するかもしれないって言ってたが、それでも大丈夫か?」
カフェ「はい、問題ありません……」
………ここまでがこの前トレーナー室で八幡さんと会話した流れでした。その後に八幡さんが連絡をしたみたいなのですが、今週の土曜日に決定しました。どうやら、先方の監督さんが私の為に空けてくれていたそうで、それが毎週続いていたそうなのです……何だか、申しわけ無く思ってしまいます。
そして本日はその土曜日……私達はこの前来たスタジオに再び赴いています。
八幡「今日の〇時に撮影の依頼を受けた、トレセン学園のトレーナーの比企谷と担当のマンハッタンカフェです。」
「お待ちしておりました、ご案内致します。」
監督「おぉ!トレーナーさんにマンハッタンカフェさん、お待ちしていましたよ~!ささっ、スタジオはこっちですのでついて来てください!」
……わざわざ監督さんが此処で待っていたんでしょうか?
監督「いやぁ~マンハッタンカフェさんを載せた雑誌なんですけどね?思いの他読者からの評判が良くてですね~読者アンケートでも【マンハッタンカフェさんをもっと見たいです!!】っという読者の意見が多く寄せられたんですよ~!こうしてはいられないと思って再度依頼をしたというわけです。お受けしていただいて嬉しいです。」
八幡「いえ、こちらの方こそ都合が合わずに何度もお断りして申しわけ無いです……何分、この半年間は忙しかったものですから。」
監督「事情は充分理解しておりますとも、有マ記念に天皇賞・春という大きなレースに向けてのトレーニングもあった事でしょうから、トレーナーさんが謝る必要はございませんよ。」
八幡「……あの、今回の撮影のコンセプトって決めてるんでしょうか?」
監督「えぇ、勿論です!マンハッタンカフェさんは勝負服が黒色だったので、今日の撮影でも黒を基調にした服を用意していますので!しかしこうして見ると、明るい色も似合いますね。」
カフェ「……どうも。」
他愛の無い話をしながらスタジオに着くと、すぐに撮影の準備が始まりました。依然と同様で着替えをしてから撮影に入りました。これから夏ですので、薄手のコーディネートが多かったです。
ーーー数十分後ーーー
監督「はいOKで~すっ!!お疲れ様ですマンハッタンカフェさん、少し休憩してからトレーナーさんと写真撮りますので。」
カフェ「はい、よろしく、お願いします……(確か次の衣装は……浴衣、ですね。)」
八幡「お疲れさん、カフェ。」
カフェ「お疲れ様です、八幡さん……コンタクト、付けたんですね。」
八幡「でないと色々言われそうだからな。最初は浴衣って書いてあるが、きっと夏祭りとかを意識してだろうな。」
カフェ「その後が……メイド服と一般客、最後に………ジューンブライド、ですね。」
八幡「……なぁ、本当に大丈夫か?」
カフェ「は、はい。大丈夫です……」
事前に撮影の概要を見ましたが、やっぱり少し緊張します……私にジューンブライドは似合わないと思うのですが、どうして監督さんは私を選んだのでしょうか?
八幡「とりあえず、浴衣に着替えないか?」
カフェ「……はい。」
ーーー撮影後ーーー
監督「それじゃあ本日の撮影は以上です、皆さんお疲れ様でした~!!」
『お疲れ様でした~!!』
監督「お2人もお疲れ様でした!こちら、今日撮った写真です!この中からいくつかピックアップして来月号に載せますので、よろしくお願いします!」
八幡「分かりました、本日はありがとうございました。」
カフェ「ありがとうございました。」
監督「では、お2人はこのまま帰ってくださって大丈夫ですので!本日はありがとうございました!」
ーーー帰り道ーーー
八幡「なんか長いようで短いよな、撮影って。」
カフェ「そうですね。不思議な時間です……八幡さん、写真を見てみませんか?」
八幡「そうだな、俺も少し気になる。」
八幡さんは近くの駐車場で車を停めて監督さんからいただいたアルバムを手に取って開きました。
八幡「おぉ、良く撮れてるな。流石はプロ。」
カフェ「はい、とても良く撮れています。」
八幡「でも、やっぱカフェって黒が似合うよな。髪だって青鹿毛の真っ黒だし……」
カフェ「ありがとうございます……自分も黒系統は好きですね。暗いところも好きです。」
八幡「学園から貸してもらってる部屋もお前色に染まって段々とそれっぽい雰囲気になってるしな。」
カフェ「そうですね。あっ、此処から八幡さんと一緒の写真みたいです。」
八幡「みたいだな……やっぱ俺って目が変わるとこんなに印象違うんだな、別人じゃん。」
カフェ「そうですね……でも私は、この八幡さんよりもいつもの八幡さんの方が好きですね。」
八幡「慰めてくれてありがとな。とりあえず来月号を楽しみにするか。」
どのような雑誌になっているんでしょうか?そういう雑誌はあまり読みませんが、少しだけ興味があります。
さてさて一体どんな仕上がりになっているやら……
お友達の会話について
-
これまで通り、言葉は無しで。
-
あった方が良いかも。
-
どちらでもOK。