比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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寮の様子

 

 

先輩1side

 

 

………クソ、まさかこんなに早くバレて全員が契約を破棄するなんて言い出すとは思わなかった!一体誰があの新入生達に告げ口をしたんだ!?黙っていればいいものをっ!!おかげで担当が0に戻っただけでなく、今後の活動にまで支障が出るようになってしまった!!新入生以外の生徒を獲得出来なかったのはある程度覚悟していたが、アイツ等にも事実が知られた以上、新入生からの獲得も困難になった……

 

そう思ってトレーナー持ちのウマ娘達に声をかけたが、失敗に終わった……いいや、今日のは失敗じゃない。あれは場所とタイミングが悪かっただけだ。あの場に比企谷が居なければ成功していたかもしれない、明日にでもまた勧誘してみるとするか。

 

 

先輩1「………タキオンが今も俺の担当だったらこんな事にはならなかったんだ。横から掠め取った同期2の奴も腹が立つ。」

 

 

……まぁ今はアイツ等の事は考えるな、明日をどうするか考える方が有意義だ。

 

 

先輩1sideout

 

八幡side

 

 

八幡「………」

 

 

自室に戻った俺はカフェのトレーニングメニューを作っている……わけでは無く、前に話していた物件の最終確認をしている。天皇賞も終わったから明日にでも契約しようと思っている。もう少し早くても良かったんだが、撮影とかも重なっていたから、少し待っていた。

 

明日、不動産に電話してOKだったら契約するつもりだ。とりあえず明日やる事は電話だな。後は先輩1と同期3を遠目から目張るくらいだな。

 

 

お友達『八幡〜遊びに来た〜♪』

 

八幡「おう、お友達。カフェの所に居なくていいのか?今日あんまり一緒じゃなかっただろ?」

 

お友達『そんな事ねぇよ?朝の登校とか一緒だったし、昼も一緒に食ってたの見てただろ?』

 

八幡「まぁ、確かに見てたけど……お前が大人しく授業を見ているだけとは思えないからな。」

 

お友達『授業の時は、あたし基本どっかでフワフワしてる。プールも入る時あるぜ!』

 

八幡「……お前、泳げるのか?」

 

お友達『泳ぐんじゃねぇ、遊んでるんだよ。』

 

 

………何の為のプールだと思ってるんだコイツは?遊びで使うプールじゃないんだぞ?

 

 

お友達『おっ、これこの前の賃貸のマンションだよな?もしかして契約したのか?』

 

八幡「いや、まだこれからだ。明日電話して大丈夫だったら契約して引越し日とか決める。」

 

お友達『そっかぁ〜………』

 

八幡「……何だよ?」

 

お友達『んんぅ?いいや何でもねぇけど〜?』

 

 

なんか含みのある笑顔をしている気がしたんだが、まさかカフェに告げ口するとか?お友達なら絶対やるだろうしなぁ。まぁ別にカフェには言ってもいいけど、話してるし。

 

あ?でも待てよ?なんかあの時のカフェってやけに興味を持ってたんだよな、よく分からんが。

 

 

八幡「ひとまず、晩飯にするか。」

 

お友達『晩飯っ!?あたしもあたしもっ!!』

 

八幡「お前、食べてなかったのか?」

 

お友達『だって寮のご飯食べたら絶対バレるし。八幡、あたしのも作ってくれ〜。』

 

八幡「しょうがねぇな……分かったよ、じゃあ一緒に降りてくぞ。」

 

お友達『はぁ〜い!』

 

八幡「分かってるとは思うが、大人しく待ってるんだぞ?居るのは俺とお前だけじゃ無いんだから。」

 

 

ーーートレーナー寮・厨房ーーー

 

 

八幡「とりあえず簡単なものにするか……」

 

「あっ、比企谷君。今から晩ご飯?」

 

八幡「そうです。なので準備中です。」

 

「今日は何作るの?」

 

八幡「手間かけたくないので簡単なものにしますよ。あぁそれと、気を付けてくださいね。」

 

「え、何が?」

 

八幡「そこの席、予約入ってるので。」

 

「……えっ!?ナイフとフォークが浮いてる!?」

 

お友達『まだっかなぁ〜?まだっかなぁ〜?』

 

 

……とりあえず今ので大丈夫だろう。さて、色々作ってくか。お友達に聞いたところ、『八幡の作る料理は何でも美味いから何でもOK!!』という回答を貰ったから、今日は手抜き料理だ。

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

八幡「うし、出来た。」

 

お友達『っ!!』

 

 

後は持ってくだけだが、お友達は他の人には見えてないから俺がお友達の隣に行って食べるか。だから食器も1つで済ませてるし。でも、お友達ってどのくらい食べるんだ?

 

 

八幡「さて、食うか。」

 

お友達『いただきま〜すっ♪』

 

 

お友達は目の前に用意された料理にすぐさま飛びついた。俺が今日作ったのは白米、味噌汁、たくあん、ジャガイモとベーコンの炒め物、サラダ、生姜焼きだ。まぁ普段からこんな感じだしな。

 

 

お友達『美味し〜い♪』

 

八幡「……ん、美味い。」

 

 

まぁ普通に作ったし、こんなもんだな。にしてもお友達、勢いよく食べてるな。いつの間にかナイフからスプーンに変わってる辺りは触れないでおこう。

 

 

お友達『なぁ〜八幡〜。あたし、毎日此処に来てご飯食べちゃダメか?』

 

八幡「ダメだ。そもそもお前、別に腹減らないんだから食事する必要なんて無いだろ。」

 

お友達『目の前に美味しそうなご飯があって味覚も備わってるんだから、腹が減らなくても食べたいって思うのは当然だろっ!!?』

 

 

………初めてお友達に正論を言われた気がする。

 

 

 




先輩1はどうやら明日も同じ事をやるみたいですね。

お友達、今日は八幡から晩御飯をもらう事に成功!
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