比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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調査とスカウト

 

 

たづなside

 

 

たづな「そうですか、では先輩1トレーナーのチームに入った時点では事件の事を知らされていなかったのですね?」

 

「そうなんです……私達、一足早くトレーナーの指導を受けられるって思いながらトレーニングしてたんですけど、先輩達から今の話を聞かされた時には騙されたって思いました。」

 

「だって普通、自分はこういう事をしたんだって自己申告をするものですよね!?それも無かった事があり得ないですよっ!!」

 

「それで私達全員、昨日付けで退部届を出したんです。」

 

たづな「……よく分かりました。皆さん朝からありがとうございました、お話は以上となりますので、皆さんは教室に戻って授業の準備をしてください。」

 

 

………先輩1トレーナーと同期3トレーナーが元担当ウマ娘達にしていた事は職務怠慢もあれば隠蔽工作もあるみたいですね。特にアグネスタキオンさんが担当を抜けてからのチームの様子や実績はとても悲惨なものです。チームとしての実績は掲示板に載ったのが最大。つまり勝ち星は無いという事になります。トレーナーのお2人はアグネスタキオンさんの獲得に奔走するばかりでチームが見えていなかったのでしょうね……そして起きてしまった暴行事件。これがとどめとなってチームは解散。新学期がスタートしてからは新入生のスカウトに成功したみたいですが、暴行事件を隠していた事が発覚して解散……今は新しい担当を探している最中との事。

 

 

たづな「……これだけでも充分な気がしますね、お2人の解雇を促すには。」

 

 

コンコンコンッ

 

 

たづな「っ!はい、どう……比企谷トレーナー!」

 

八幡「おはようございます、駿川さん。どうやら最後の生徒が閉め忘れたみたいですね。」

 

たづな「……そ、そうみたいですね。」

 

八幡「どうでしたか、元担当達の話は?」

 

たづな「はい、このようにまとまりました。」

 

 

比企谷トレーナーは私が筆記でまとめた紙を見つめていました。時折考えるような仕草を取りながら目を進めていました。

 

 

八幡「……ありがとうございました、俺もタキオンとライスに話を聞いてきましたが、大体この紙と同じ内容ですね。ライスの話は昨日のトプロとクロフネの話と一致していますし、タキオンの獲得に奔走していた時期も重なります。」

 

たづな「比企谷トレーナーも調査ありがとうございます。朝早くからお疲れ様です。」

 

八幡「いえ、自分の担当ウマ娘も脅かされる可能性もありますからね、当然の事です。2人の行動を見張るくらいはしたかったのですが、流石にそれだと不審がられますからね。」

 

たづな「いえ、そこまでしていただかなくて結構です、比企谷トレーナーには充分過ぎるくらいお手伝いをさせていただいておりますから。」

 

 

比企谷トレーナーの集めてくださった証言もまとめて、1度理事長に報告をしましょう。

 

 

コンコンコンッ!!ガラガラ~!!

 

 

「失礼します!!たづなさん大変ですっ!!」

 

たづな「どうかしましたかっ!?」

 

「校庭でオルフェーヴルさんにスカウトを迫っているトレーナーが居るんですけど、今にも一触即発で……どうしたらいいか分からないので、とりあえずたづなさんをと思って!!」

 

八幡「駿川さん、もしかしたら。」

 

たづな「はい、すぐに行きましょう!!」

 

 

もしあの2人がオルフェーヴルさんをスカウトしていたら……物的証拠に繋がるかもしれません!

 

 

ーーー校庭ーーー

 

 

「たづなさん、トレーナーさん、あそこです!!」

 

たづな「っ!!あれは……」

 

八幡「……当たってほしくない方が当たりましたね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同期3「何度も言ってるだろ、コイツ等を退けろよ!!」

 

「オルフェーヴル様の貴重なお時間を無駄にするんじゃないわよ!!」

 

「そうよ!!スカウトだかなんだか知らないけど、オルフェーヴル様はそんなの必要としてないんだからっ!!」

 

同期3「お前等には聞いてないっ!俺はオルフェーヴルと話をしているんだ!!」

 

オルフェ「………」

 

同期3「返事くらいしたらどうなんだっ!!?」

 

オルフェ「……煩わしい。おい下郎、余は貴様に関心も興味な無い、早々に余の前から消えよ。」

 

同期3「何だとぉ……」

 

オルフェ「聞こえなかったのか、余の前から消えろと言ったのだ。3度は言わぬぞ。」ギロッ…

 

 

既に一触即発……既に険悪を通り越して何が起きても不思議じゃない雰囲気です。

 

 

同期3「この……いい加減に「やめろ、バカタレ。」なっ!!?ひ、比企谷っ!?」

 

八幡「おい同期3、お前今何しようとした?流石にそれは冗談でも許されないぞ……」

 

同期3「………」

 

八幡「お前はもう行け、自分のやる事やれ。」

 

同期3「は、はぁ!?何でお前に「問題にされたくなかったらさっさと失せろと言ったんだ、聞こえなかったか?」ぐっ……くぅ……ふんっ!」

 

 

比企谷トレーナーが仲裁に入って数秒、同期3トレーナーは何処かへと行ってしまいました……

 

 

八幡「災難だったなオルフェ、実力があり過ぎるのも注目を浴び過ぎるのも考え物だな。」

 

「ちょっと!助け舟なんて頼んで「控えよ。」いなっ!!?オ、オルフェーヴル様?」

 

オルフェ「貴様等は控えておれ。」

 

「「は、ははっ!!」」

 

オルフェ「……比企谷、今の言葉は余に対しての冒涜か?」

 

八幡「いや?ただの感想だ。それに実力があるからこそ目立つのも間違いじゃないしな。」

 

オルフェ「………まぁよい。それより、先の働き大義であった。」

 

八幡「別に大した事してねぇよ。ちょうどいいし、今渡すわ。コレ、ジャーニーと2人で分けて食べろよ。」

 

オルフェ「………コレは?」

 

八幡「ルーローショコラっていうロールケーキ似たお菓子だ。まぁ見た目はロ-ルケーキじゃないけど、味は保証するから。」

 

オルフェ「……であれば、褒美として貴様も余と姉上と共に食を共にする事を許す。」

 

八幡「カフェも居るけど?」

 

オルフェ「……許す。」

 

八幡「じゃあお昼にカフェテリアな。それ渡したんだから忘れるなよ~。」

 

 

ひ、比企谷トレーナーはオルフェーヴルさんとあんなにも親しく会話が出来るくらい信頼を得ているのでしょうか?オルフェーヴルさんがトレーナーとこんなに長時間お話しているところは初めて見ました………

 

 

「あ、あの……オルフェーヴル様。質問の許可をいただきたいのですが……」

 

オルフェ「許す。」

 

「先程のトレーナーが渡したそちらの物、安全な物かどうか我々が「必要ない。」どk……え?」

 

オルフェ「余と比企谷は共に食を交わした事がある。あの者は食に異物を紛れ込ませるような無粋な真似はせぬ、毒味は不要だ。」

 

「はっ!かしこまりました!」

 

 

 




同期3はまさかのオルフェ様をスカウト……無謀でしょうに。
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