比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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皆の要望?

 

 

八幡side

 

 

よし、今日のトレーニングも終わったな。さて、俺も寮に帰って荷造りとかしないとな。新しい住まいの契約はしっかり出来たから、後は引越し日までに荷物をまとめて寮を出る準備をしておかないとな。あぁ〜忙しい忙しい。ていうか俺、トレーナーになってから見事に社畜だな。

 

 

八幡「………ん?」

 

エアグルーヴ「………」

 

八幡「……何か用か?」

 

エアグルーヴ「会長がお前をお呼びだ。少し、時間を取れるか?」

 

八幡「………」

 

 

ーーー生徒会室ーーー

 

 

ガチャッ

 

 

エアグルーヴ「会長、連れて参りました。」

 

ルドルフ「あぁ、ご苦労エアグルーヴ。」

 

八幡「……んで?副会長を使ってまで俺を此処に呼び出した要件ってのは何だ?」

 

ルドルフ「そんな棘のある言い回しはしないでくれ……近頃は君と話す機会も無かったからね、こうでもしないと世間話も出来ないだろう?」

 

八幡「何だ、俺は暇潰しに呼ばれたってのか?」

 

エアグルーヴ「おい、きさ「間違いでは無いよ。」っ!?か、会長!」

 

ルドルフ「しかしながら、昨日今日は随分と動き回っているみたいだが、何かあったのかい?」

 

八幡「俺にだって忙しなく動く時くらいはある。」

 

ルドルフ「ほう?それはオルフェーヴルに自作のケーキを作る程には、かな?」

 

八幡「週1の約束だしな。アイツ等の併走、普通にありがたいし実力も備わってるから、カフェにとってもプラスだし。」

 

ルドルフ「……アイツ等、というのは?」

 

八幡「オルフェの姉のジャーニーも併走相手として参加してくれる時があんだよ。」

 

ルドルフ「……では次は私も参加しよう。」

 

八幡「悪いがこれ以上菓子を作る労力を作りたく無いんでお断りさせてもらう。」

 

ルドルフ「ならば生徒会長権限で家庭科室及び厨房の使用許可を出そうじゃないか。何度も許可を取る必要も無くなるぞ?」

 

 

確かに魅力的な提案ではあるが、別にそこまでしてほしいとは感じないな。

 

 

八幡「うん、要らん。」

 

ルドルフ「では君にも学園内で自由に過ごせるプライベートスペースを用意しようじゃないか。」

 

八幡「もっと要らん。」

 

ルドルフ「むぅ……ではどうすれば君のお菓子を食べられるのかな?」

 

八幡「お前そんな甘い物好きだったか?お前がパフェやらケーキやらを食ってるイメージが全く湧かないんだが……食べるの?」

 

ルドルフ「私も偶には食べるさ。」

 

 

ガチャッ

 

 

シービー「ルドルフ〜少しだけ休ませて……八幡じゃ〜ん♪」ダキッ!!

 

エアグルーヴ「なっ!?」

 

ルドルフ「シービー……」

 

八幡「おいおい、前から言ってるだろ、抱き着くなって。ほら、離れなさい。」

 

シービー「ヤダッ!今日はコースで走って疲れちゃったから少し此処で一休みしようって思って来たんだけど、八幡が居るんだからこうするしか無いでしょ!それにしても……運命、感じちゃう?」

 

八幡「感じねぇよアホ。」

 

エアグルーヴ「あの、シービー先輩……そのような行為はいかがなものかと思いますが。」

 

シービー「え?でも八幡嫌がってないし、大丈夫だよ?ね、はちま〜ん♪」

 

八幡「好きにしろ、もう知らん。」

 

ルドルフ「話は終わったかな?それで比企谷君、話を戻すがどうやったら君の作る菓子を貰えるのかな?」

 

八幡「チャンスは無いかな〜。」

 

ルドルフ「では君の昼食の席にでも押し入ろうじゃないか。」

 

八幡「強行突破かよ……生徒会長怖いなおい。」

 

 

ホント何でこんなに必死になってんだ?一口食わせればそれで解決するか?でもシンボリ家だろ?ルーローショコラくらい手に入りそうなんだけどなぁ……

 

 

シービー「ね〜ぇ〜八幡〜まだ話終わんないの?早く座ってのんびりしようよ〜。」

 

八幡「のんびりするなら1人でしろ。俺はもう帰るの。はい、1人でソファに寝転びなさい。」

 

シービー「じゃああたしも八幡と帰る〜♪」

 

八幡「休むんじゃなかったのか?」

 

シービー「八幡が居るならそっちに行く♪」

 

八幡「はいはいそーですか。」

 

 

その後は普通に(ルドルフを無視して)生徒会室から出て寮の方に向かって歩いている。シービーは途中で方向が違ったから既に別れたが、今は別の奴が俺の隣に居る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャーニー「オルから朝の事を聞きましてね、トレーナーさんにお礼を言おうと思って待っていました。煩わしい小バエから妹を助けていただきありがとうございます。」

 

八幡「いや、気にしなくていいから。(……あれ?今コイツ同期3の事小バエって言った?)」

 

ジャーニー「いえ、そういうわけにはいきません。聞けばトレーナーさんと同期の同期3は、あろう事か妹に手を出そうとしたとか?」

 

八幡「未遂だけどな。ギリギリで俺が止めた。」

 

ジャーニー「であれば、妹を助けていただいた恩人に変わりはありません。そんなトレーナーさんにお礼がしたいのですが………何がいいでしょうか?」

 

八幡「そう言われてもなぁ……俺自身、今の時点で欲しい物なんて無いし。」

 

ジャーニー「そうですか?ではこちらなんていかがでしょうか?」

 

八幡「……何だコレ?」

 

 

ジャーニーが俺に見せてきたのは、小さなボトル。掌に収まるサイズで中には液体が入っていた。

 

 

ジャーニー「香水ですよ。」

 

八幡「でもコレ、お前のじゃ……」

 

ジャーニー「まだ予備はありますので。このような香りなのですが、如何ですか?」

 

 

……なんかこのままジリ貧が続くと返してくれなさそうだし、コレを貰っておくか。

 

 

八幡「じゃあ、ありがたく。」

 

ジャーニー「ふふふっ、えぇ、どうぞ。もし欲しくなりましたら声をかけてください。」

 

 

俺が香水を欲しくなる時が来るとは思えないが、偶につけてみるか。

 

 

 




どうやら八幡の動きはルドルフも察知していたご様子……というよりもお菓子目当て?
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