比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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遠征公開

 

 

カフェside

 

 

今日のレースでも勝てた……っ!天皇賞では私の方が有利だったけど、今日は中距離……お友達の得意分野で勝てました。

 

 

お友達『速くなったよなぁ〜少し前までは何バ身差は当たり前だったのによ。』

 

カフェ「うん……これも、八幡さんのおかげ。」

 

お友達『?何で八幡が出てくんだよ?』

 

カフェ「八幡さんが貴女の走りをよく見て研究していたから……それで、私にも貴女の走りを取り入れてくれたから。気付いてる、でしょ?」

 

お友達『まぁな……でも、レースをする毎に良くなってると思ってたけど、すげぇなぁ〜。とりあえず八幡の所に戻んね?』

 

カフェ「うん、そうだね……」

 

実況『今年の宝塚記念、優勝したのはマンハッタンカフェです!!昨年の菊花賞に続き、有マ記念、天皇賞・春、そして今日の宝塚記念を制した事により、4つ目のタイトルを手にしました!これからの秋に向けて大いに弾みのつくレースとなりましたね。』

 

解説『このウマ娘はステイヤー向きだと思っていたんですけどね、まぁ過去のレースを見ても2,000mでアグネスタキオンに勝ってましたから、中距離の素質も高かったんでしょうね。でも今日のレースは流石GⅠウマ娘といったところですね。秋も非常に楽しみになりますね。』

 

 

ーーー地下バ道ーーー

 

 

カフェ「………」テクテク

 

八幡「よう、お疲れさん。」

 

カフェ「……はい、勝てました。レースにも、お友達にも。」

 

八幡「っ!ほう……お友達にも勝てたのか。」

 

お友達『あぁ、最後差されてアタマ差くらいで負けちまった。成長期突入で羨ましいぜ。』

 

八幡「そうか……とりあえず控え室に戻るか。インタビューとかもあるから少し休め。」

 

カフェ「はい、そうします……」

 

 

ーーー控え室ーーー

 

 

カフェ「………」

 

八幡「……んで、話って何?」コソコソッ

 

お友達『いやさ、カフェ勝ったじゃん?なのにお祝い事何もねぇってのは少しアレじゃね?』コソコソッ

 

八幡「……じゃあ後日なんかするとか?」コソコソッ

 

お友達『例えば?』コソコソッ

 

八幡「……ご飯行くとか?」コソコソッ

 

お友達『はい失格ー。そんなんじゃダメだろ!もっとカフェが喜びそうな事思いつかねぇのかよ!?』コソコソッ

 

八幡「いや、そんな事言われてもな……コーヒーショップとか登山くらいしか俺には分からんぞ。」コソコソッ

 

お友達『かぁ〜これだからトレーナー一筋の男は!もう少し女心を分かるようにしろよなっ!』コソコソッ

 

八幡「(幽霊に怒られた……)じゃあそう言うお前は何かあるのか?」コソコソッ

 

お友達『簡単だ、そんなの。今この場で出来る超シンプルなご褒美。』コソコソッ

 

八幡「それは?」コソコソッ

 

お友達『撫でる。』コソコソッ

 

八幡「………」ジトォ∼…

 

お友達『何だよその目は?嘘じゃねぇからな、違うって思うならやってみろよ。』

 

 

………八幡さんとお友達は一体何を話しているのでしょうか?

 

 

八幡「……なぁカフェ。」

 

カフェ「はい……何でしょうか?」

 

八幡「………頭、撫でてみてもいいか?」

 

 

……もしかして、お友達が何か言った?でも……

 

 

カフェ「………どうぞ///」

 

八幡「おう。」ナデナデ

 

カフェ「………///」

 

 

……八幡さんに頭を撫でられたのは、バレンタイン以来でしょうか?とても良いです……もし、これがお友達の知恵だとしたら、感謝しないといけませんね。

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

「それではインタビューを開始します!今年の宝塚記念を制しました、マンハッタンカフェさんです!まずはおめでとうございます!」

 

カフェ「……ありがとう、ございます。」

 

「ご自身にとって初めての中距離GⅠでしたが、不安はありませんでしたか?」

 

カフェ「特に考えていませんでした……トレーナーさんと決めてから今日に向けて調整してきましたので、無事に勝てました。」

 

「3〜4コーナー中間から素晴らしい脚でしたが、アレも作戦の内でしょうか?」

 

カフェ「はい……他の方達のマークもありましたので、早めに動き出そうとは思っていました。」

 

「今後の秋がより一層楽しみになりました。その点は如何でしょうか?」

 

カフェ「……そう、ですね。中距離のレースでいい走りが出来たので、良い経験になりました。」

 

「続いて、トレーナーさんにお尋ねします。マンハッタンカフェさんの今後についての方針は決まっているのでしょうか?」

 

八幡「はい、決まっています。カフェの今後としては、夏は休ませると同時に鍛えていきます。そして秋初戦ですが国内のレースではなくオーストラリアの長距離レース、メルボルンCに出走する予定となっています。」

 

 

八幡さんの発表と同時に皆さんが騒つき始めました……それもその筈、これまでの歴史で日本のウマ娘がオーストラリアに遠征した事が無いからです。

 

 

八幡「理由としては、日本国内にカフェ本来の適性に合うレースが無いからです。カフェの得意な距離適性は長距離、その適性に合うレースは11月のアルゼンチン共和国杯、12月のステイヤーズSと有マ記念の3つだけです。勿論、他のレースに出す事も考慮しましたが、本人の希望もありましたので今回の遠征を決定しました。」

 

「では何故、ヨーロッパのレースに参加しなかったのでしょうか?」

 

八幡「初めての遠征なので、距離の遠いヨーロッパよりもある程度近いオーストラリアの方が現実的だと判断しました。」

 

「ありがとうございました。以上を持ちまして、今回の宝塚記念を勝利したマンハッタンカフェさんのインタビューでした!」

 

 

 




やっぱり驚かれましたね、海外遠征。
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