比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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移動中での提案

 

 

八幡side

 

 

宝塚記念が終わっていよいよ本格的な夏レースが始まる。まぁ所謂サマーシリーズってヤツだ。その中でも2000シリーズにタキオンが参戦するって表明しているから、この夏は色んなレース場で実験している事だろう。さて、俺は今合宿所までバスで移動中だ。本来ならカフェと車で移動しても良かったのだが、ルドルフが引率の人手が足りないという事で引き受ける事にした。まぁ俺としてもガソリン代が浮くしちょうどいいと思ったしな。んで俺は美浦寮の生徒を乗せたバスで移動中なのだが………

 

 

八幡「はぁ、何でこうなったんだか………」

 

シービー「いいじゃんいいじゃん、あたしなんて1人暮らしだからどっちかのバスに行かなきゃ合宿所まで行けないんだからさ。」

 

八幡「あ〜まぁお前はまだ良い、それに至っては仕方ないから。問題はこの2人だろ。」

 

オルフェ「………」

 

ジャーニー「すみませんね、オルがこちらに乗ると聞かなかったものでして。」

 

八幡「じゃあ何でお前までついて来たんだよ。」

 

ジャーニー「姉として妹が粗相をしないようにとお目付け役としてですよ。」

 

八幡「オルフェがそんな事するわけ無いだろ。」

 

カフェ「………」

 

シービー「まぁまぁ。とりあえず八幡、歌舞伎揚げ食べる?あ〜んするよ?」

 

八幡「いや、そういうのいいから。」

 

ジャーニー「では、クッキーはいかがですか?こちらも食べさせて差し上げますよ。」

 

八幡「だからそういうのいいって。」

 

カフェ「………」ジィ∼…

 

お友達『八幡のヤツ、モテモテじゃねぇか〜!』

 

 

♪〜♪〜♪〜

 

 

八幡「ん?悪い俺だ……先生?」

 

シービー「ん?先生って誰?」

 

八幡「俺にトレーナーの為のイロハを叩き込んでくれた人。もしもし、先生。どうかしましたか?」

 

タリアト『八幡、久しいな。暫く会いに行けていなかったが、息災か?』

 

八幡「はい、元気です。」

 

タリアト『ならば良い。それで要件だが、次のレースはオーストラリアのメルボルンCだそうだな?』

 

八幡「えぇ、そうです。」

 

タリアト『であれば私も同行しようと思う。オーストラリアには私の知人が何人か居る、その者達に頼めば色々と費用は浮くだろう。学園から経費が出るとは思うが、浮くのであれば渡りに船だろう。それに、私も久々に顔を合わせたいしな。』

 

八幡「………先生の頼みなら喜んで聞きそうですけどね、その人達。」

 

タリアト『それで、どうだ?皆オーストラリアの学園にも顔が利くからトレーニングの心配も無い。』

 

 

………え?

 

 

八幡「すみませんが質問があります、その人達って学園の関係者なんですか?」

 

タリアト『いいや、あまり関係は無いな。』

 

 

はぁ?もっと分からんぞ?学園の関係者でも無いのに学園に融通が効くのか?何でそんな事になるんだ?その人達って何者なんだ?

 

 

八幡「そうですね……お願いしてもらってもいいですか?もし、そちらの方達のご了承があればのお話ですけど。」

 

タリアト『分かった、なら今から確認を取ろう。少し時間はかかると思うが、追って伝える。』

 

八幡「分かりました、ではお待ちしております。」

 

タリアト『あぁ。それと宝塚記念は見事な采配だったな、それでどちらが勝ったんだ?」』

 

八幡「カフェの勝ちですよ。」

 

タリアト『……そうか、ではまたな。』

 

 

………先生とオーストラリアかぁ。だが気になるのは現地の人達だ、一体どんな人達なんだ?

 

 

カフェ「八幡さん、先生とはどんなお話を?」

 

八幡「あぁ、オーストラリアに知人が居るから滞在はその人の世話になれるかもしれないって話だ。それも1人じゃなく複数居るらしく、オーストラリアの学園の関係者でも無いのに顔が利くとか。」

 

シービー「……八幡、それってどんな大物?」

 

八幡「俺もそう思ってたところだ。まぁこっちとしてはありがたい話だから受ける事にしたが、先生は今頃その人達を集めて話をしているだろうな。」

 

ジャーニー「では、プランの方はどうしますか?取り消しますか?」

 

八幡「いや、そっちも並行して進めてくれるか?受けてくれないかもしれないからな、用意しておくに越した事は無い。」

 

ジャーニー「分かりました、ではそのように。」

 

カフェ「では、もしその方達が引き受けてくださったら……その方達のご自宅で厄介になるという事、でしょうか?」

 

八幡「そうだな。まぁ先生も同行する事になってるから、特に問題は無いだろう。」

 

カフェ「そうですね、お友達も喜びます。」

 

八幡「しかし、まさかバスの中でこんな電話をするとは思わなかったな。」

 

シービー「八幡寝る?膝枕しようか?」

 

八幡「寝ないし枕も要らん。」

 

 

そんなこんなを過ごしながら、漸く合宿所に着いた。今日はトレーニングは行わず自由行動にすると伝えてある。

 

のだが………

 

 

八幡「………自由行動なのに此処に居るのか?」

 

カフェ「はい……元気にはしゃぎながら遊ぶ、という性格でもありませんので。」

 

八幡「そうか、まぁそれは俺も同じだな……何か冷たい物でも飲むか?」

 

カフェ「では、お願いします……」

 

八幡「分かった。」

 

 

俺はカフェにレモン炭酸を作ってやったのだが、意外にも好評だった。何でも炭酸は飲めるが、微炭酸くらいしか飲めないらしく、このくらいがちょうど良かったみたいだ。

 

 

お友達『八幡八幡!!あたしにもくれ〜!!』

 

八幡「お前、遊んでたんじゃねぇのかよ。」

 

 

 




オーストラリアの知人達って一体何者?
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