比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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フレミントンレース場と併走相手

 

 

八幡side

 

 

カフェ「はっ……はっ……はっ……」

 

 

カフェ(トレーニング初日、私は去年行った山登りトレーニングを行っています。この合宿所に来た時の通例トレーニングになっているみたいです……それに、秋にはオーストラリアに向かうので早い内に負荷のあるトレーニングをしておくのが良いとの事です。現地ではトレーニングは行えても、生活や時間にも慣れておかないといけませんので、トレーニングに集中するのは短い期間のみとなります。なので今の内に出来る事はやっていくと八幡さんは言っていました。)

 

 

八幡「……っ!」

 

カフェ「はっ……はっ……ふっ!」

 

八幡「……去年よりも大分速くなってるな。」

 

 

ピッ!

 

 

八幡「……ん、かなり良いタイムだ。現時点でもスタミナの問題は全く無さそうだな。」

 

カフェ「はぁ……はぁ……そう、ですか。」

 

八幡「事実だぞ?去年は58分が最高だったが、今年は今日いきなりやって55分……3分も縮めてる。申し分無いと言っていい。」

 

カフェ「ありがとうございます。でも、私にはスタミナがあってもスピードがありません……今の走りでも、宝塚記念の時にも思いました。なので八幡さん、この夏合宿ではスピードを鍛えて欲しいんです。」

 

 

………

 

 

八幡「ちゃんと自分の必要なものを理解出来ているようだな。お前が挑戦するメルボルンCもといフレミントンレース場は平坦なコース場だから坂の心配は無い。だが3コーナーから4コーナーは日本とは違って長く緩やかなカーブが続く。現地のウマ娘達も苦戦するくらいのロングカーブになっている、その距離は大体1,200m超えだ。そして最終直線は400〜450m、最後の直線もスピードは必要になる。これからはスピードトレーニングも組み込んでいくからな。」

 

カフェ「っ!ありがとう、ございます。」

 

八幡「その代わり、厳しいからな?」

 

カフェ「はい……分かっています。」

 

八幡「それにフレミントンレース場はある意味、お前の走りを最大限活かせるコース場と言っても過言じゃ無い。」

 

カフェ「どういう、事ですか?」

 

八幡「スタートからコーナーまでの900m、カーブしてから3コーナーまでは普通に走って構わない。だが3コーナーからは加速しながらのコーナリングが出来る。勿論、それを3コーナーから最後の直前までやるのは無理だが、コーナーの半分を過ぎた辺りからならそのスピードの勢いのまま行く事が出来るだろう。」

 

カフェ「っ!成る程、それなら出来そうです!」

 

 

カフェの……というよりもお友達が得意としている走り方をマスターしているカフェなら大丈夫だろう。

 

 

ーーートレーニング後ーーー

 

 

八幡「さて………」

 

 

スピードトレーニングをするのは決定として、やっぱり併走相手は欲しいところだ。スピードがあってスタミナもある、そんなウマ娘は……身近には居るが、また色々と強請られそうなんだよなぁ。

 

八幡「……あっ、アイツになら頼んでも「どちらの方にご依頼するのですか?」………何で居るんだ?」

 

ジャーニー「動向が気になったものですから。考え事をしていると思ったら併走相手の事を考えていたみたいですね。それも、私やオル以外の子を誘おうとしていましたね?」

 

八幡「別にいいだろ……」

 

ジャーニー「確かにそれはトレーナーさんの自由です。ですが、気軽にお誘い出来る存在を蔑ろにしてまで他の子に手を出す意味が理解出来ないのですが?」

 

八幡「お前達に依頼したら、また何かを強請られるかもしれないからな。」

 

ジャーニー「おや、聞き捨てなりませんね?私がいつ何かを強請りましたか?」

 

八幡「いつもお前の妹とお菓子食ってんだろうが。」

 

ジャーニー「トレーナーさんの作るお菓子がとても美味なものですから。」

 

八幡「そうかい、それは良かったな。話を戻すが夏合宿では別の奴に「私もオルもトレーナーさんからの頼みでしたらお引き受けしますよ。」いや、だから「カフェさんの併走相手にちょうど良いと思いますが?」……あのな「香水、首元にかけましょうか?」やめろ、変な事すんじゃねぇ。何でそんなに併走したがるんだよ?」

 

ジャーニー「とても有意義な時間を過ごせるからです。普段のトレーニングよりも遥かに。」

 

 

ガチャッ

 

 

八幡「は?」

 

オルフェ「………比企谷、王命である。余と姉上のメニューを献上せよ。」

 

八幡「………何で俺が。」

 

ジャーニー「オル、今トレーナーさんに併走のお願いをしていたんだ。オルからもお願いしてくれないか?もう少しで引き受けてくれそうなんだ。」

 

八幡「何がもう少しだ。受けるなんて言ってな【コンコンコンッ】いぞ……って訪問多いな、どうぞ。」

 

 

ガチャッ

 

 

タリアト「こうして会うのは天皇賞以来だな、八幡。久しぶりだ。」

 

八幡「っ!先生……どうしてこちらに?」

 

タリアト「昨日電話した後、早速オーストラリアの知人達に連絡を取ってな。その報告とお前の顔を見に学園に向かったのだが、夏合宿に向かった後だと聞いてな。こうして出向いて来たというわけだ。」

 

八幡「そ、そうでしたか………」

 

タリアト「……この者達はお前の新しい担当か?」

 

八幡「いえ、そうではありません。以前カフェの併走相手を頼んでいた2人です。」

 

タリアト「ほう………」

 

ジャーニー「初めまして、ドリームジャーニーと申します。こちらは妹のオル……オルフェーヴルです。」

 

タリアト「私は八幡の師だ。成る程……お前達、中々良い素質を持っているみたいだな。」

 

オルフェ「………貴様も只者では無いな。」

 

 

性格だから仕方ない部分もあるだろうが、よくもまぁ先生に向かってそんな口を叩けるもんだ………

 

 

八幡「……先生、ご報告を聞きたいのですが。」

 

タリアト「そうだったな。ではそうしよう。」

 

 

 




メルボルンCに向けてのトレーニング開始!

そして先生の報告、どうなったのか……
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