比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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依存

 

 

カフェside

 

 

夏合宿が終了して、今はトレセン学園へと帰ってきています……それで、今は遠征に向けての準備をしています。予定では9月の下旬に日本を立ちますので、今の内に準備できる事はしておこう、という事です。

 

 

ユキノ「オーストラリアかぁ……どんなとこなんですかねぇ?」

 

カフェ「自然が豊かで海産物が豊富だとか……後はコーヒーも有名ですよ。四季はあるのですが、どうやら日本とは真逆みたいです。」

 

ユキノ「真逆?それってつまり、今から行くオーストラリアは………冬と春の間くらいって事ですか!?」

 

カフェ「そうなります。でも気温はそこまで低くはならないみたいです。最低でも一桁ですが、氷点下にはならないみたいです。でも、私が走るレースは11月なので、暖かくなる頃ですね。」

 

ユキノ「はえぇ~……雪国育ちに私なら余裕かもしれねぇですね!」

 

カフェ「ふふふ、そうですね。」

 

 

……今の内に準備出来るのはこれくらいですね。後の物は期間が迫ってきたらにしておきましょう。

 

 

ユキノ「ところでカフェさん、知ってますか?この前の札幌記念で優勝したタキオンさん、サマーシリーズの2000部門で3勝してるので、優勝したみたいですよ!まだ1つレース残ってるのに、凄いですよね~!」

 

カフェ「タキオンさんは2,000mがとても得意みたいですからね……」

 

ユキノ「次は天皇賞ですかね?このまま行けば、秋のシニア3冠路線だと思うんですけど……」

 

 

タキオンさんはきっと、レースには拘らないでしょう……それに、タキオンさんの事ですから距離延長をしたところで左程問題にはならない……私はそう思っています。

 

 

ーーーコース場ーーー

 

 

今日はトレーニングがお休みなので、身体を休めています。しかし、ウマ娘の性とうものなのか、ついこの場所に足を運んでしまいました………

 

 

『トレセ~ン!!』

 

『『『ファイ、オー!ファイ、オー!』』』

 

 

カフェ「皆さん、元気が良いですね……」

 

お友達『カフェは混ざんなくていいのか?』

 

カフェ「あの子達の邪魔はしたくないから。それに、見ているだけで大丈夫。」

 

お友達『そっか……あぁぁぁぁ~暇だなぁ~トレーニングしてぇなぁ~!』

 

カフェ「すればいいでしょ……」

 

お友達『誰かと一緒じゃねぇとつまんねぇじゃん!!』

 

カフェ「私は別に1人でも平気……」

 

 

………?

 

 

「ねぇねぇ、マンハッタンカフェさんがこっち見てる!」

 

「えぇぇぇ見られてたの~!?」

 

「でも嬉しくない!?現役最強の先輩に見てもらえてたって!」

 

カフェ「………」

 

 

このままでは少し不愛想、でしょうか?

 

 

カフェ「………」ニコッ

 

「キャ~!!笑った!今笑った!!」

 

「超意外~!カフェさん笑うイメージ全く無かったのに……」

 

「ギ、ギャップが………」

 

 

お友達『にゃははは~!!人気者じゃねぇかよ~!!』

 

カフェ「そういうのじゃ、無いから……」

 

 

ーーー旧美術準備室ーーー

 

 

カフェ「………」

 

 

この静かな雰囲気、とても落ち着く……でも、最近は何処か物足りない。その理由は、自分でも分かっています。八幡さんが居ないから……前までは居ても特に気にはならなかった。でも、今は傍に居てほしい人……まさか、私がこんな風に人を求めるようになるとは思いませんでしたが、良い変化だと思っています。

 

 

カフェ「………」

 

お友達『……なんかさぁ~、寂しいな。』

 

カフェ「………そうだね。」

 

お友達『前まではこれが普通だったのによ~、いつから変わっちまったんだろうなぁ~。』

 

カフェ「……きっと、八幡さんと出会ったからだと思う。」

 

お友達『まっ、それ以外無いよなぁ~。カフェ以外にアタシの事見えてる奴なんてこの学園に八幡以外居ねぇし。いつの間にか、依存してるのかもな。』

 

 

依存……何だかその言葉がやけにしっくりきました。心にストンと落ちたような……欠けたピースが埋まったかのような、そんな感じです。

 

 

コンコンコンッ

 

 

カフェ「………どうぞ。」

 

八幡『ん?居ないと思ってたんだが、居たのか。』

 

 

ガラガラッ

 

 

八幡「ようカフェ、休みだし帰って来たばかりだと思って外出していると思ってたんだが……」

 

 

………どうして、なのでしょうか?他人を避けていた私が、貴方にだけは傍に居てほしいと思うようになったのは。

 

 

カフェ「……お待ちしていました、八幡さん。」

 

八幡「ん?待ってたのか?」

 

カフェ「はい、もしかしたら来るのではないかと思っていましたので。待っていてください、コーヒーを淹れますので。」

 

八幡「あぁ、ありがとう。」

 

 

私はマグカップをもう1人分用意してコーヒーを淹れました。八幡さんはまだブラックのまま飲むのは苦手みたいなので、砂糖を2つ入れてからお出ししています。

 

 

八幡「ズズ………ん、美味い。」

 

カフェ「良かったです。」

 

八幡「……なぁカフェ、ちょっと近くないか?」

 

カフェ「いえ、そんな事はありません。」

 

八幡「いや、そんな事あるから。だって肩どころか足までくっついてんだぞ?明らかに近いだろ。」

 

カフェ「いえ、そんな事はありません。それより八幡さんは最近ジャーニーさんとの距離が近いように思えます。」

 

八幡「いや、そんな事言われてもな……何故か分からんがアイツ、事ある毎に俺の近くに来るんだから仕方ないだろ。俺が意図して近付いてるわけじゃないぞ?」

 

カフェ「……それでも距離が近いです。」

 

八幡「分かったよ、気を付ける。だが一応言っておくが、俺から振り解くような事はしないからな?もしそれで怪我なんてしたらシャレにならないから。」

 

カフェ「そこは振り解いてほしかったです。」

 

八幡「無茶言うな、無理なモンは無理だ。」

 

カフェ「………分かりました、それで妥協します。では次です。」

 

八幡「え、まだ何かあるのか?」

 

カフェ「これも本題です。八幡さん、お部屋に招待してほしいです。」

 

八幡「………ダメって言わなかったっけ?」

 

 

断られても、私は何度でも言います。だって………ジャーニーさんに先を越されたくないから。

 

 

お友達『クスクス……いやはや、青春だねぇ~。』ニヤニヤ

 

 

 




カフェさん、ジャーニーさんが来る前に早くっ!
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