比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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初訪問

 

 

 

八幡side

 

 

八幡「んで、此処が俺の借りてる物件な。」

 

カフェ「此処が……八幡さんの………」

 

お友達『おぉ~良い所だな!』

 

八幡「っていうか何でこのタイミングで俺の家に来たいとか言ったんだ?」

 

カフェ「………特に深い理由はありません。見てみたいと言ってから早3ヵ月、1度も見に来ていませんでしたので……」

 

八幡「………え、それだけ?」

 

カフェ「はい、そうです。」

 

 

マジかぁ……ホントにそれだけの理由で此処まで来るとは。っていうか何で俺の家の中が見たいんだ?

 

 

お友達『それじゃあ行こうぜっ!!いざ、ルームツアー!!』

 

 

ルームツアーとは言うが、何の変哲も無いただの一般男性庶民の部屋なんだけどな。そんで俺はカフェ(とお友達)を家の中に入れて案内を始めた。でも………

 

 

カフェ「此処が、八幡さんの………」

 

八幡「自室に入れるつもりは無かったってのに……」

 

お友達『へぇ~なんかアレだな、トレーナーの部屋って感じだな。此処ホントにお前の部屋か?』

 

八幡「悪かったな、普通の部屋っぽくなくて。」

 

カフェ「でも、八幡さんらしさはあります……」

 

お友達『ほぉ~ん言うじゃねぇの!どの辺だよ?どの辺が八幡らしいんだぁ~?』ニヤニヤ

 

カフェ「例えばあの机……色んな本があります、日々研究されている証拠です。開きっぱなしの参考書が椅子に置かれているのも熱心なご様子が伺えます。飲みかけのマグカップが置かれているのは少し抜けた感じがありますね。」

 

お友達『わ、分かった分かった!もう充分だから!』

 

八幡「うん、ホントにもうやめて……部屋の中だけでそこまで探られるとは思わなかった。」

 

 

うん………マジで予想外。今すぐ部屋から出ない?

 

 

八幡「なぁ、もう出ない?」

 

カフェ「いえ、もう少し見たい……です………」ジィ∼…

 

八幡「………ん?」

 

カフェ「………」ボフッ

 

八幡「……あの、カフェさん?そこ、俺のベッドなんですけど?」

 

カフェ「………」

 

八幡「……なぁお友達、アレってどういう事?」

 

お友達『………あたしからは何も言えねぇ。』

 

八幡「えぇ~……」

 

 

カフェ(………いつも八幡さんが寝ているベッド、八幡さんの匂いがします。とても良い匂いです……)

 

 

八幡「あ、あの~カフェさん?そろそろ行かないか?」

 

カフェ「………」

 

八幡「ダメだ、応答が無い。誰か憑いてる?」

 

お友達『いんや、だ~れも?』

 

カフェ「………」

 

 

えぇ~?この前の夏合宿の時みたいに誰かが憑いてるのかと思ったのに……じゃあコレってカフェの素?何でこんな事してんの?

 

 

お友達『………とりあえず甘やかしてみれば?』

 

八幡「はぁ?この状況で?」

 

お友達『いいからっ!もしかしたら満足して動いてくれるかもしれねぇぞ!』

 

八幡「………しょうがねぇな。」

 

 

……とりあえず頭撫でてみるか。

 

 

八幡「………」ナデナデ

 

カフェ「………」ピョコピョコ

 

八幡「おぉ~耳動いてる。」

 

 

それから数分。満足したのか、カフェは動き始めた。そんでルームツアーは一応の終了を迎えた。

 

 

カフェ「………満足です、ありがとうございます八幡さん。」

 

八幡「お前、俺の部屋で寝転んでただけだろうが。まぁそれは別にいいが、楽しめたのか?」

 

カフェ「はい、とても。」

 

八幡「そうか。」

 

お友達『二ヒヒ、カフェずっと動きたくなさそうにしてたよなぁ~。」

 

八幡「ホント、初めてカフェのわがままを聞いた気がする。」

 

カフェ「すみません……何だか自分の欲望を抑えきれなくて。」

 

 

変なところで欲望抑えきれなくならないでくれ……

 

 

八幡「ところで、遠征の準備はもう済んでるのか?」

 

カフェ「はい、既に完了しています……もうすぐ飛び立つんですよね。」

 

八幡「そうだな、もう1週間切ってるからな。お友達は来るのか?」

 

お友達『行くに決まってんじゃん。何だ?あたしだけ仲間外れか?』

 

八幡「そういう意味じゃないが、お友達って飛行機乗れんのかなって。」

 

カフェ「……そういえば。」

 

お友達『大丈夫だって!!カフェについて行けば乗れるだろっ!!あたしだけ置いてけぼりなんて絶対に嫌だからなっ!!』

 

カフェ「きっと大丈夫……きっと、多分。」

 

お友達『うぉい!!可能性だんだん低くなってるじゃねぇか!!』

 

八幡「カフェについてれば大丈夫なんだろ?その辺は信じようぜ?」

 

お友達『だんだん不安になってきた………』

 

 

………とりあえず、何か作るか。お友達の分も。

 

 

カフェ「……あの、八幡さん。もう少しベッドに「ダメだよ?お前そのまま寝るつもりなんだろ?」……むぅ。」

 

八幡「魂胆見え見えだ。コーヒー淹れてやるから此処で待ってろ。」

 

カフェ「……分かりました。」

 

八幡「とりあえず軽く何か作る。お友達、パスタでもOK?」

 

お友達『OK~♪』

 

八幡「ん、分かった。じゃあ今から作るからな、少し待ってろよ~。」

 

お友達『八幡~アタシ、トマトパスタが良いっ!!』

 

八幡「ふっ、分かったよ。」

 

カフェ「またわがまま言って……」

 

八幡「気にすんな。このくらいわがままの内に入らないって。」

 

 

うん、前にやってたイタズラやどつきに比べたら全く大した事無いし。

 

 

 




カフェ、遂に八幡の家に行く事に成功!
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