比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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夏合宿

 

 

エアグルーヴside

 

 

今は文月、7月に入ってトレセン学園は夏の長期休暇に入った。夏休みになったからといって我々に休みがあるわけでは無い。夏になればトレセン学園の一大イベントでもある夏合宿が始まるのだ。秋からは大きなレースが多く開催される為、今から鍛えに鍛えるというわけだ。私もその1人だ、10月にはトリプルティアラ最後の関門、秋華賞がある。それを制する事が出来れば、私はトリプルティアラ……つまりは世代の頂点に立てるという事になる。過去にトリプルティアラを手にする事が出来たのは僅か1人、私もその伝説のウマ娘と並べられるような走りをせねばならん。

 

 

八幡「じゃあこれも〜らい、上がり〜。」

 

オグリ「またトレーナーの勝ちか、これで3連勝だな。トレーナーはババ抜きも強いのか。」

 

八幡「意外と勝てるもんだな。」

 

ハヤヒデ「むぅ、やはりトランプは計算だけで勝利は掴めない、か………」

 

オペラオー「凄いじゃないかトレーナー君!君こそがトランプの(キング)に相応しいね!」

 

キング「聞き捨てなりませんわよ!!私とも勝負いたしますわよっ!!」

 

八幡「おい、お前が要らん事言うから1人に変なスイッチ入っちまっただろうが、どうしてくれんの?」

 

オペラオー「ならば実力で証明させるまでさっ!!」

 

八幡「っていう事はお前もやるって事ね?」

 

キング「トレーナー、貴方は勿論参加よ!他に参加する人は居なくて?」

 

オペラオー「今なら1日だけトレーナー君とエアグルーヴの合同練習が出来るようだよ!!」

 

『参加するっ!!!』

 

八幡「嘘に決まってんだろうが!!何言ってもねぇ事を吹いてやがる、このガルニエ劇場!!」

 

オペラオー「ガルニエ?何だいそれは?」

 

八幡「あっ、意外と知らなかったのね………フランスにあるガルニエ宮の事だ。まぁオペラ座の事だ。」

 

オペラオー「僕に相応しいあだ名じゃないか!!」

 

八幡「あぁ~もうそれでいい。おいお前達、これからオペラオーの事はガルニエって呼んでやれ。」

 

 

WWWWWっ〜!!

 

 

………まぁ今はいいだろう、合宿の宿泊地に着けば今の開放感も無くなる。今の内に旅行気分を味わっておくのも悪くないだろうしな。

 

 

オペラオー「じゃあ代案として、トレーナー君の手料理というのでどうかな?」

 

八幡「何で俺が何かする限定なんだよ……」

 

オグリ「っ!!次は全力を出そう!!」

 

スペ「私参加します!!負けられません!!」

 

八幡「お前等はその気合いをレースで出せ。食い意地張ってんじゃねぇよ、言っておくが作らないからな?作るにしてもエアグルーヴだけだ。」

 

エアグルーヴ「おい、何故そこで私の名前を出す?」

 

八幡「だって担当だし。」

 

スペ「そんなっ!!ズルいですエアグルーヴさんだけ!!私のも作るように言ってください!!」

 

オグリ「そうだぞ、トレーナーの手料理を食べられるなんて………私にも譲ってくれ。」

 

エアグルーヴ「ええい知らんそんな事っ!!」

 

 

ーーー宿泊地ーーー

 

 

ルドルフ「引率ご苦労様、八幡君。助かったよ。」

 

八幡「仕方ねぇだろ、フジは別のバスに乗ってたんだ。必然的にエアグルーヴがフジの立場になるんだからな。けどよ、俺必要だったか?」

 

ルドルフ「必要だったから声を掛けたんだ。」

 

八幡「そういう事にしておく。」

 

シービー「良いなぁ……私も八幡と一緒のバスに乗りたかった〜。」

 

八幡「お前は一人暮らしだろう?だから無理。乗れただけでもありがたいと思え。」

 

シービー「じゃあ帰りは私も栗東のバスに乗る!」

 

八幡「よし、ヒシアマにチクる。」

 

シービー「待って!?嘘だからっ!!」

 

エアグルーヴ「一体何をしているのです?」

 

シービー「エアグルーヴ助けて!!八幡がイジめる!」

 

八幡「帰りのバスにコイツが俺の乗ったバスに忍び込もうとしてんだよ。それをヒシアマに教えようとしただけだ。」

 

エアグルーヴ「………アマゾンに教えていいぞ。」

 

八幡「じゃあ行ってくる。」

 

シービー「待ってよぉ〜!!」

 

 

ーーー数時間後ーーー

 

 

エアグルーヴ「はぁ……シービー先輩にも困ったものだ。お前ももう少し厳しくしてもいいんだぞ?」

 

八幡「いや、甘やかしてるわけじゃないんだが?」

 

エアグルーヴ「まぁいい。兎に角今日は移動日だからな、トレーニングは明日からだが、方針は決まっているのか?」

 

八幡「あぁ、決まってはいる。だがお前の調子を見ながらやる事にする。ウマ娘にも夏に強い弱いが色々あるだろ?去年は札幌に行ってた上に夏合宿には参加してないから、今回の合宿である程度どちらなのか把握させておこうと思ってる。弱いようだったら……合宿も視野に入れるがレースを入れる事も考える。」

 

エアグルーヴ「だがそれは今年以降、つまりはシニアシーズンに入ってからという事だな?」

 

八幡「まぁそういう事だ。今回は1度しか無いクラシックシーズンでしかもお前はトリプルティアラがかかっている。多少の追い込みは許容範囲だと思ってる。」

 

エアグルーヴ「あぁ、お前の意見に賛同だ。最後のティアラはオークス以上のレースにしてみせる。」

 

八幡「………それってアレだぞ?オークスの時の8バ身以上の差をつけるって言いたいのか?一応言っておくが、あの勝ち方もかなりエゲツないからな?」

 

エアグルーヴ「そのように鍛え上げたお前がよくそんな事を言えたものだな。」

 

八幡「………そうだったな。」

 

 

 




今回のウマ娘は2人います!

まず最初は【世紀末覇王】ことテイエムオペラオーです!!

なんと言っても2000年の年間無敗が代表ですね。中長距離路線のGⅠを総ナメにした2000年の代表的な名馬です!そして2017年まで世界獲得賞金王として君臨していました!2022年現在でも国内第3位と若い馬ちゃん達に負けていません!

そしてもう1人がお嬢様ウマ娘のキングヘイローです!

80年代の欧州最強馬の父とアメリカのGⅠを7勝した母との間に産まれた超1つじゃ足りないくらいの良血馬です。かなり期待されていた馬でしたが、1歩GⅠ勝利に届かない馬でした。チーム・カノープスみたい………しかし6歳になった3月の高松宮記念で念願のGⅠ制覇!欲しかったタイトルを見事に掴み取りました!!
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