比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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トレセン学園では……

 

 

ーーーーーー

 

 

八幡とカフェがオーストラリアに旅立ってから1ヵ月が経過した。即ちメルボルンCまで残り2週間を切っている。当人達は協力者のおかげもあって順調にトレーニング、生活を送れていると言っても過言では無い。メルボルンC当日が楽しみになっている。しかし一旦彼等からトレセン学園に視点を変えようと思う。

 

 

ーーーコ-ス場ーーー

 

 

シービー「あ~ぁ~……退屈だなぁ~………」

 

ルビー「……シービーさん、どうかなさいましたか?」

 

シービー「あぁルビー、いやさ……ここ1ヵ月すっごい暇だなぁって。」

 

ルビー「……それは何故ですか?」

 

シービー「だって八幡がオーストラリアに行ってからもう1ヵ月経ってるんだよ?あたしからすればさ、八幡の居ない学園ってさ退屈なんだよね。」

 

ルビー「八幡……比企谷トレーナーの事ですか?」

 

シービー「そうそう。八幡が行ってからさ、充実してないっていうかさ、面白味が無いっていうかさ、つまんないんだよね。」

 

ルビー「………シービーさんは比企谷トレーナーがお気に入りのようですね。」

 

シービー「ううん、お気に入りじゃない。好きなの!八幡が好きなの!」

 

ルビ-「………それは恋愛感情から来るものですか?」

 

シービー「あっ、そういうのじゃないから。ただ単に八幡が好きなだけだから。」

 

ルビ-「そうですか……」

 

シービー「あ~あぁ~………八幡早く帰って来ないかなぁ~……」

 

ルビ-「比企谷トレーナー達が遠征してから1ヵ月、メルボルンCまでは残り2週間……まだ期間はありますよ。」

 

シービー「あのさルビ-、これから頑張ろうと思った時に絶望与えないでくれる?」

 

 

ミスターシービーは既に限界を迎えており、早く八幡が帰って来ないかと願うばかりであった。

 

 

ーーー某委員会室内ーーー

 

 

オルフェ「………」

 

ジャ-ニ-「………」

 

オルフェ「………姉上。」

 

ジャ-ニ-「ん?どうしたいんだいオル?」

 

オルフェ「………いや、何でもない。」

 

ジャ-ニ-「ふふふ、オルはきっとトレーナーさんのお菓子が食べたくなってきたんじゃないのかい?」

 

オルフェ「………」

 

ジャ-ニ-「肯定とさせてもらうよ。それに、その気持ちは良く分かる。私もそうだ、いつしか昼食にトレーナーさんが居るのが当たり前になっていたからね。慣れというのは恐ろしいものだと思わないかい?」

 

オルフェ「………」

 

ジャ-ニ-「あぁ……彼が帰ってくるのが待ち遠しいよ。ふふ、空港で歓迎するのも良いかもしれないね。そう思わないかい、オル?」

 

オルフェ「……余には関係無い事だ。」

 

ジャ-ニ-「そう思うかい?もしかしたらお土産をもらえるかもしれないよ?」

 

オルフェ「下らぬ……」

 

ジャ-ニ-「おや、その次の日にもしかしたら作ってくれるかもしれないよ?」

 

オルフェ「………家臣の者を労うのも統治者の務め、比企谷が帰国する際は余も出向くとしよう。」

 

ジャ-ニ-「ふふふ、それが良いだろう。」

 

 

オルフェーヴルとドリームジャーニーは遠征支援委員会の教室でいつも通りに過ごしてるかと思われたが、此処でも八幡の帰りを心待ちにしていた。だが2人の思っている事のニュアンスは根本的に違っていた。

 

 

オルフェ(比企谷、早く余の為に菓子を用意せよ。)

 

ジャーニー(帰ってきたら香水をかけるのもありですね。)

 

 

ーーーとある教室ーーー

 

 

「カフェ先輩のレ-スまだかなぁ~。」

 

「後2週間でしょ?それまでは待つしか無いでしょ。」

 

「それはそうなんだけどさ、早く走る姿が見たいって思うのは憧れる身としては思っちゃうのは仕方ないじゃん。」

 

「過去のレ-ス映像とかは?見返してないの?」

 

「見返したに決まってるじゃん~全部見たよ!見たから新しいカフェ先輩の姿が見たいって思うんじゃん!」

 

「そういうものかぁ~。」

 

「あぁ~早く2週間経たないかなぁ~メルボルンC早く始まってほしい~!」

 

「その気持ちは少し分かるけどさ……」

 

 

今年新入生として入学してきた中でカフェを憧れの存在としている生徒は、メルボルンCの開催を心待ちにしていた。

 

 

ーーー旧校舎・とある教室ーーー

 

 

『ねぇねぇ、もうすぐだよね?カフェ達のレ-ス。』

 

『うん、後もうちょっと。』

 

『楽しみだよね~!だって天皇賞と宝塚記念で〇〇〇〇さんに勝ったんだからオーストラリアでも勝てるよね!』

 

『きっと勝てるって!だって日本国内最強のウマ娘なんだから!』

 

『だよね!世界が相手でもカフェならきっとやってくれるよね!楽しみだなぁ~!』

 

『走りでも期待しちゃうよね~!でもさ、トレーナーさんには奥手なところはもう少し何とかしてほしいかも……』

 

『それね~トレーナーにさり気なくくっついてる時に何度、もっと行けって思った事か……』

 

『海外に触れて、その辺も変わってくれたらって思っちゃうね。』

 

『まぁでもそれは期待薄じゃない?だってカフェだし。』

 

『まぁカフェだしね。』

 

『うん……カフェだし。』

 

 

『『『早く進展しないかなぁ~あの2人。』』』

 

 

明かりも点いてない、埃の多い旧校舎の教室内では、目には見えないウマ娘他達がカフェのレ-スは勿論、八幡との今後の事についても話し合っていた。走りの方には期待していても、違う話の方の期待は薄いようだった。

 

 

 




皆さん、もう少しの辛抱ですよ。

後、最後の皆さん……あんまり大きな期待は抱かない方が良いかも?
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