比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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八幡、教師になる!? ①

 

 

八幡side

 

 

平日の朝、俺はコース場の整備を手伝ってから学園に出勤した。もう12月も近いから肌寒いではなく本格的に寒さを感じるようになる季節だ。北海道では雪が積もる時期だしな。トレーナー室でも設置型のヒーターが役に立っているから暖かく過ごせている。とりあえず今日もやりますか………ん?

 

 

八幡「何だコレ……えぇ~……まさかとは思うけど、コレを勝手にOK出したなんて言わないよな?」

 

 

ーーー理事長室前ーーー

 

 

コンコンコンッ

 

 

秋川『許可っ!!入ってよろしい!!』

 

八幡「失礼します……理事長、おはようございます。」

 

秋川「うむ、おはよう!!」

 

たづな「それで比企谷トレーナー、どうかされたのですか?」

 

八幡「その様子だと駿川さんは知らないと判断させてもらいます。これを見てください。」

 

たづな「………」

 

 

俺は自分のトレーナー室の机に置いてあった1枚の用紙を駿川さんに渡した。その紙に書かれてある内容を簡単に言うと、『教員の体調不良による欠員で授業に影響が出ている。なので俺にその代役として授業の講師として出てもらう。』っという内容だった。勿論これは俺に許可を取っていなければ教職員の誰も知らない事だろう……その証拠に駿川さん震えてるし。

 

 

たづな「理事長………?」ゴゴゴゴゴ…

 

秋川「ひぃっ!!?た、たづな!落ち着いて聞いてほしい!懇願っ!!たづなも知っている事だろう?ここ連日教員の体調不良の影響で自習になる時間が増えてしまっている、これは由々しき事態だと憂いていたのだ!そ、そこで!ウマ娘の体育だけでも比企谷トレーナーに引き受けてもらいたいと思ったんだ!」

 

八幡「それならまず俺に許可取るのが先なのでは?」

 

秋川「………はやる気持ちを抑えきれなく。」

 

 

この理事長、やっぱこういうところは子供だよな。

 

 

八幡「はぁ………それで、俺は何処のクラスを受け持てばいいんですか?」

 

 

ーーー高等部1-Cーーー

 

 

八幡「最初はこのクラスか……まぁ朝のHRと連絡事項を伝えるだけだし、手短に済ませるか。」

 

 

ガラガラ~

 

 

八幡「ほら、HR始めるから席に着け~。」

 

ライス「ふぇっ!?お、お兄様っ!?」

 

バクシンオー「何とっ!トレーナーさんが教師をっ!?」

 

八幡「騒ぐな学級委員長。ほら、席に着け。」

 

 

この後は普通の学校と同じく挨拶をしてから連絡事項を知らせる、だったな……

 

 

「起立、礼!」

 

『おはようございます!』

 

八幡「ん、おはようさん。」

 

「着席!」

 

八幡「はい、じゃあ今日の連絡事項を伝えるぞ。お前達も知っているとは思うが、冬に近付いてきて風邪とかが流行り出している。体調管理も出来てこそのアスリートだからな、その辺りはしっかり管理するようにな。現に此処の担任も治りかけだった風邪をぶり返してもう1度ベッドに行く羽目になっているからな、充分気を付けるように。だから今日は俺が代理で担任をやる事になった。まぁ担任ってだけだから担当の授業と残りは帰りのHRでしか会わないが、そこんとこよろしくな……連絡事項は以上だ、質問のある奴は居るか?」

 

ブルボン「質問です。」

 

八幡「何だ?」

 

ブルボン「私達の担任は体育を担当としています。つまりトレーナーが体育を担当する、という事でしょうか?」

 

八幡「その通りだ。」

 

ブルボン「分かりました、ありがとうございます。」

 

八幡「他に居るか?居なかったらHR終わりにするぞ。」

 

 

誰も居なかったので、そのままHRは終わりになって、俺は体育館に行って準備に取り掛かる事にした。

 

 

ーーー体育館ーーー

 

 

八幡「よし、これでOKだな。」

 

「比企谷トレーナー!遅くなってすみません~!」

 

八幡「いえ、ちょうど準備も終わりましたので。」

 

「す、凄いですね……これを全部1人で?」

 

八幡「朝の打ち合わせの後、少し時間がありましたから。最初に来るクラスはA組ですよね?」

 

「はい、よろしくお願いします!」

 

八幡「はい、こちらこそお願いします。」

 

 

ガラガラ~

 

 

ドーベル「体育の代わりの先生って誰だ……っ!?な、何で!?」

 

スズカ「どうしたのドーベ……あの人って確か……」

 

ファイン「わぁ~!トレーナーだぁ~♪」

 

 

反応は様々だが、とりあえずは授業に集中だな。

 

予鈴がなって全員が整列して挨拶をしてから、授業の説明に入った。

 

 

八幡「あ~知ってる奴の方が多いと思うが、トレーナーの比企谷だ。今日は1-Cの担任代行と体育担当代行としてやる事になった。さて、じゃあ早速説明に入るぞ。今日、お前達がやるのは鬼ごっこだ。」

 

『『『えええええぇぇぇぇぇ!!?』』』

 

タイキ「Wow!鬼ごっこ♪楽しそうデェース!」

 

ドーベル「あ、あの!何で鬼ごっこなの?」

 

八幡「まだ説明の途中だからな。とりあえずお前達にやってもらうのはただの鬼ごっこじゃない……チェイスタグっていう鬼ごっこだ。」

 

「チェイス、タグ?」

 

「何それ?」

 

「聞いた事無い……」

 

八幡「まぁそうだろうな。因みにだ、普通の鬼ごっこならお前達に適う筈は無いが、チェイスタグだったら俺や〇〇先生でもお前達に勝てるぞ。」

 

「えっ!!?」

 

 

その瞬間、非難を受けてしまった。そりゃそうだ、ただの人間がウマ娘に勝つなんてあり得ない……それを正面切って勝てるって言っちまったんだからな。

 

八幡「そこまで疑わしいのならやってみるか、じゃあ……タイキ、俺とやってみるか。」

 

タイキ「イッエエェェス!!」

 

 

 




八幡、いきなり体育教師に!?
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