比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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今年最後のレース

 

 

カフェside

 

 

有マ記念当日……この日は朝からとても賑やかな様子です。私は朝から中山レース場に赴いているのですが、朝からとても凄い熱気です……それも少し納得できる理由があります。その理由は………

 

 

【再び中山GⅠ勝利をっ! 超光速の粒子 アグネスタキオン!!】

 

【去年の新時代の扉を今っ! 闘叫の鬼 ジャングルポケット!!】

 

【世界を支配した漆黒っ! 摩天楼の幻影 マンハッタンカフェ!】

 

 

これまで、1度も交わる事の無かった私達3人が、このシニアクラスの有マ記念でやっと揃ったからです。私が2人と戦ったのは3回だけ……最初はタキオンさんとの弥生賞。次はポッケさんの菊花賞。その次の天皇賞もポッケさん……この3回だけです。

 

 

八幡「おっ、やっぱあの子が勝ったか。良い感じに仕上がっていたからな、このレースで勝つのは簡単だっただろうな。」

 

カフェ「凄いです……これで4回連続で当てています。」

 

八幡「まぁ、一応学園で見ている生徒だからな。それに来年クラシックで活躍するかもしれない卵だからな、今から注目しておいても良いだろ。」

 

カフェ「ふふっ、クラシックですか……懐かしいですね、春全休はとても驚かれましたが、秋で全て取り返しましたよね。」

 

八幡「そうだな。んでそれももうすぐ1年後の出来事になる。」

 

 

今は八幡さんと一緒にレースの観戦をしていて、レースに時間になるまでゆっくり過ごしています……

 

 

カフェ「……っ!八幡さん、第4レースが終わってお昼休憩になります。」

 

八幡「あぁ、だから俺達も昼飯にするか。」

 

カフェ「はい……八幡さん、私が買ってきます……何を買ってきましょうか?」

 

八幡「それには及ばない、作ってきてるからな。」

 

カフェ「え……お弁当、ですか?」

 

八幡「あぁ、この前ライスがくれた野菜があるだろ?それで作った弁当だ。」

 

カフェ「……それでは、いただきます。」

 

八幡「おう、じゃあ準備するからな。」

 

 

そう言って八幡さんが持ってきた荷物を開けて準備を始めました。用意したのはサンドイッチと大きいサイズの魔法瓶でした。いえ、ステンレスキーパーと言うべきでしょうか……因みに魔法瓶の中身はポトフで、蓋を開けた瞬間にとても良い香りがしました。

 

 

八幡「ほい。」

 

カフェ「ありがとうございます……温かい。」

 

八幡「そうだな。」

 

カフェ「それにこのサンドイッチも美味しそうです。」

 

八幡「食材を提供してくれたライスに感謝だな。じゃ、食べるか。」

 

カフェ「はい、いただきます。」

 

 

それから私達は昼食を終わらせてから再びレースを見ています。そして、レースの時間が迫ってきました。

 

 

ーーー数時間後・パドックーーー

 

 

カフェ「………」

 

タキオン「ククク……君達とは長く学園生活を共にしてきたが、こうして3人で走るのは初めてだったねぇ~………」

 

ポッケ「確かにオメェ等と走るのは初めてだよな!クラシックではタキオンが活動休止して半年くらい走ってなくて、シニアになってからは距離の関係でバラバラになっちまったけど、やっと揃ったなオレ達!」

 

カフェ「えぇ、そうですね……本当に。」

 

タキオン「君達と走るのは実に1年半ぶりだよ……フッ、何だかクラシック時代を思い出すよ。」

 

カフェ「貴女と最初に走ったのは弥生賞でしたからね……」

 

ポッケ「俺はジュニアのホープフルSだったな……あの時も此処だったよなぁ。」

 

カフェ「私とポッケさんは京都レース場でしたが、それ以外は中山レース場で走りましたよね。」

 

タキオン「私はクラシックでは中山レース場しか走っていないからねぇ~。けどどうしてだろうねぇ、君達と走れると思うと不思議と心が躍るよ。」

 

ポッケ「奇遇だなおい、それはオレも一緒だぜ。やっとお前等とガチで戦えるんだからよ。ワクワクしてしょうがねぇよ!!」

 

カフェ「……そうですね。」

 

 

パドックでは既に有マ記念に出走する全てのウマ娘が集まっています。私はタキオンさんとポッケさんの3人でお話をしています。あちらでは今年のクラシックを走ったクリスエスさんとファインさん、ミラクルさんがお話しています。

 

 

ーーー控え室ーーー

 

 

八幡「3人で何を話していたんだ?」

 

カフェ「今日の朝に話していた事と同じです、初めて私とタキオンさん、ポッケさんの3人で走れる、と。」

 

八幡「やっぱお前達も同じ事を考えていたみたいだな。」

 

カフェ「八幡さん、今日の作戦はどうしますか?」

 

八幡「あぁ。まずいつものように差しの作戦で行くのは当然として、マークするのはタキオンだ。それと似た脚質のクリスエスにも気を付けておけ。最後にポッケの追込にも要注意だ。けど、差し以外の作戦はお前の思うように走っていいぞ。」

 

カフェ「……いいのですか?」

 

八幡「あぁ、お前に任せる……勝ってこい。」

 

カフェ「八幡さん………」

 

 

八幡さんが初めて私に全てを任せてくれた……このレース、絶対に勝ちたい。

 

 

カフェ「……はい、絶対に勝ってきます!」

 

八幡「……おう、行ってこい。」

 

 

いよいよ今年最後のレースです!

 

 

 




次回、いよいよ有マ記念!
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