カフェside
カフェ「八幡さんのブレンド、とても飲みやすくて美味しいです。」
八幡「それなら良かった。この味に辿り着くのに大体50回くらいはブレンドしたからな、今では週に2~3回は飲んでる。まさか甘いのが好きだった俺がコーヒーを好んで飲むようになるなんてなぁ~。」
カフェ「歳を重ねるにつれて好みが変わるのは本当なのですね。」
八幡「いや、多分これはお前の影響が大きい。俺が此処に来てお前の担当になってからはコーヒーを淹れない週なんて無かったし。」
カフェ「……成る程、つまり私に毒されてしまったと……」
八幡「言い方が少しアレだが、まぁ間違ってない。」
八幡さんの淹れるコーヒーは本当に美味しいです……私は苦みの強い風味の方が好みなのですが、八幡さんの好きな甘い風味もとても良いです。
カフェ「お代わりを貰っても?」
八幡「それは構わないが、夕食大丈夫か?」
カフェ「次で終わりにしますので……」
八幡「……まぁいい、後1杯な。」
カフェ「……その、今日はいつまで居ていいのでしょうか?」
八幡「お前の事だ、きっと遅くまで居る計画でも立ててきたんじゃないのか?」
カフェ「(バレています……)静かな時間は好きなので。」
八幡「だろうな。予想できてたし飯も作ってあるから問題無ぇけどよ……門限ギリギリまで居るつもりか?」
カフェ「いえ、流石にそこまでは……1時間前には帰るつもりですので。」
八幡「そうか、まぁそれならいい。」
ーーー夕食後ーーー
カフェ「ご馳走様でした。」
八幡「ん、お粗末さん。」
カフェ「お片付けでしたら手伝います。」
八幡「ゆっくりしてていいんだぞ?その為に此処に連れてきたんだから。」
カフェ「いえ、やらせっぱなしというのも少し落ち着きませんので。」
八幡「そうか、じゃあ洗い終わったのを拭いてそこに立てかけてくれ。」
カフェ「分かりました。」
………こういう時間も良いですね。
カフェ「……こういう時間も、良いですね。」
八幡「え?」
カフェ「っ!?す、すみません、何でもありません……///」
八幡「……確かにそうだな。」
カフェ「え……///」ドキッ…
八幡「学園ではこういう空間無いからなぁ~カフェの使ってる空き教室以外には。」
カフェ「そ、そうですね……」
か、顔が熱いです……
洗い物を終えた後はソファーに座って食後のコーヒーをいただいているのですが、今のやり取りのせいでコーヒーの味が分かりません……
八幡「ん、年末の表彰式の参列のお誘いか……去年はカフェが最優秀ジュニアキングだったから、今年はシニアキングだな。」
カフェ「………」
八幡「ホープフルSも終わって今年のレースは全て終了、次は金杯かぁ~……カフェの次のレースは何にするかなぁ~。」
カフェ「………」
八幡「やっぱ連覇を狙うか?それとも他の路線?それとも思い切ってまた海外に行くか?」
カフェ「………」
八幡「……なぁカフェさん、そろそろ何か言ってくれないか?何で黙ったままなんですかね?」
カフェ「い、いえ……少し、気まずくて///」
八幡「はぁ?何で?」
カフェ「………」
言えません……さっきのやり取りで気まずくなってしまっているので、余計に言いにくいです。
カフェ「あの、八幡さん……」
八幡「ん、どした?」
カフェ「その、私が帰る時は「俺が送っていく。」……ありがとうございます。」
八幡「ん、じゃあ俺は風呂の準備してくるな。カフェはゆっくりしてていいからな。」
カフェ「は、はい……」
そう言って八幡さんは洗面所の方へと向かっていきました。あぁ……今は八幡さんが隣に居ない事が少しありがたいです。
カフェ「……まだ顔が熱いです。少しお水をいただきましょう。確か冷蔵庫の中にあるガラス容器でしたね………あれ、どちらの容器でしょうか?」
ーーー数分後ーーー
八幡「よし、後は溜まるのを待つだけだな……ん?」
カフェ「………」
八幡「どうしたカフェ、キッチンで棒立ち………っ!?」
カフェ「………///」トロォ∼…
八幡(こ、この瓶……あっ、しまった!この前りんご酒を作ったんだった!水と同じ容器にしてたの忘れてた……俺は蓋で見分けてたから分かるけど、カフェが分かるわけが無い!カフェの奴、やっぱりコレを飲んだのか!?)
八幡「あぁ~……カフェ?」
カフェ「………八幡さん///」トロォ∼…
八幡「おう、具合はどうだ?」
カフェ「………///」トロォ∼…
八幡「……カフェさん?」
カフェ「………///」ダキッ
八幡「っ!?」
カフェ「すぅ~……ふぅ~……///」ギュ∼!
八幡さん……良い匂いです、もっと嗅いでいたい、です///
八幡(あぁ、これアレだ。確実に飲んでるわ……だってカフェがこんな事を素面で……した時もあったが、普段だったら絶対にしない。)
八幡「カフェ、具合はどうだ?気持ち悪くないか?」
カフェ「ふぅ~……少しふわふわします、何だかよく分からない感覚です///」ギュ∼!
八幡「oh………とりあえず横になれ、本当の水持ってくるから。」
カフェ「……嫌です///」ギュ∼!
八幡「え?」
カフェ「八幡さんと一緒に居ます///」ギュ∼!
八幡「いや、それじゃ水を「一緒に居ます///」……分かった、じゃあ水も持ってくから一緒にな。」
カフェ「はい♪///」ギュ∼!
八幡(まさかカフェがシービーみたいにずっと抱き着くなんてな……うぉっ!?)
カフェ「……今、他の女性の事を考えていませんでしたか?///」ギュウウウ∼!
八幡「……すみませんでした。」
でも、八幡さんを抱き締められているので、許します♪
予想外の事態=カフェがお酒に酔う