比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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わがまま

 

 

八幡side

 

 

たづな『成る程……それではマンハッタンカフェさんは現状、帰られる状態では無いという事なんですね?』

 

八幡「はい、自分がついていながら申しわけ無いです……なので今日は自分が責任持って面倒見ますので。」

 

たづな『はい、分かりました。美浦寮長のヒシアマゾンさんには私から伝えておきますね。』

 

八幡「すみません、お手間をお掛けします。では………」

 

 

さて、駿川さんに連絡は済ませたし、アマゾンに伝えてくれるみたいだから寮の方は安心だ。問題は………

 

 

カフェ「んんぅ………///」ギュ∼!

 

 

俺にずっと抱き着いているこのお嬢さんだ……瓶を見て分かった事だが、中身が半分くらい減っていたから、高等部のカフェには結構な量のアルコールが入っている事になる。故にカフェこんな大胆な行動を取っているのも酔いが回っている影響だと考えられる。しかし、いつになったら離してくれるんだ?俺、風呂に入りたいんだけど………

 

 

八幡「カフェ?そろそろ離してくれないか?俺、風呂に入りたいからよ。」

 

カフェ「………ダメ、です///」ギュウウウ∼!

 

八幡「うっ……で、でもな?俺だってサッパリしたいっ!?」

 

カフェ「八幡さんは、私から、離れては……ダメです///」ギュウウウ∼!

 

八幡「………どうしても、か?」

 

カフェ「どうしても、です///」ギュウウウ∼!

 

 

………どうやら、俺の入浴は明日に持ち越しになりそうです。せっかく入れたお湯の皆さん、本当にすみません。

 

 

八幡「はぁ、分かった……じゃあ今日は諦める。」

 

カフェ「はい♪///」ギュ∼!

 

八幡「しかし、どうやったらカフェは寝てくれるんだろうか……めっちゃ夜に強そうだし、正直寝かしつけられる自信が無ぇ……」

 

カフェ「………///」ギュ∼!

 

八幡「どうすっかなぁ………マジで。」

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

あれから数分後、とても大人しくて言う事をきちんと聞いてくれるお嬢さんからわがままを受けました……

 

 

八幡「……これでいいのか?」ナデナデ

 

カフェ「はい、とても……気持ち良いです///」ギュ∼!

 

八幡「まだまだ続きそうだな、この状況。」ナデナデ

 

カフェ「八幡さん、横になりたいです……///」ギュ∼!

 

八幡「ん、じゃあどうする?ソファーで横になるか?それともベッドに行くか?」

 

カフェ「……ベッドに、行きます///」ギュ∼!

 

八幡「ん、じゃあ2階に行くぞ。立てるか?」

 

カフェ「………連れて行ってください///」ギュ∼!

 

 

くっ……カフェが酔うとこんなにわがままになるとは。けど普段から色々と気を遣ってくれているから今くらいは良いかって思えちまう自分が恨めしい……

 

 

ーーー2階・客間ーーー

 

 

カフェ「……此処じゃありません///」ギュ∼!

 

八幡「え?いやいや、此処が誰か来た時用の「そこのお部屋、です……///」そこのお部屋って……いや、ダメだからな。そこのお部屋って俺のお部屋だから。」

 

カフェ「あのお部屋が良いんです……あのお部屋でなければダメなんです……///」ギュウウウ∼!

 

八幡「何でだよ………ダメです、あの部屋は俺が寝る部屋ああぁぁぁ!!?」

 

カフェ「イヤです……八幡さんのお部屋が良いんです。八幡さんのベッドでなければ横になれません///」ギュウウウ∼!

 

八幡「抱きかかえられたまま締める力を強めるな……っ!ダメ!ダメなもんはダメッ!」

 

カフェ「………はむっ!///」カプッ!

 

八幡「いっつ!?ちょっと!?お前何人の事噛んでるわけっ!?やめろ!分かった、分かったから!」

 

カフェ「……ありがとうございます///」ギュ∼!

 

 

………まさか噛まれるとは思わなかった。オーストラリア以来だが、その時よりも明らかに噛む力強かったし。

 

 

ガチャ……

 

 

八幡「……じゃあ横にするからな。」

 

カフェ「はい///」ギュ∼!

 

八幡「……いや、そんなに抱き着かれると下ろしづらいから。」

 

カフェ「………………分かりました。」スッ…

 

 

数時間ぶりに解放された。これが自由か………自由って素晴らしいな、何処ぞのウマ娘を連想させるワードだが、本当に素晴らしい………ん?

 

 

カフェ「………///」キュッ…

 

八幡「なぁなぁカフェさんや、どうして俺の手を握ってるんだい?」

 

カフェ「……八幡さん、抱き着けません。もっと近くに来てください///」キュッ!

 

八幡「………はい、お休みなさいっ!」グググ…ッ!

 

カフェ「八幡さんも一緒に、寝るんです///」グイッ!

 

 

うん、そりゃそうだ……八幡知ってた。ウマ娘のパワーに人間が勝てるわけ無いって。今更だが、俺って抱き枕設定なのか?

 

 

カフェ「……暖かいです、とても///」ギュ∼!

 

八幡「そうだね、暖かいね………離れよう?」

 

カフェ「イヤです///」ギュ∼!

 

八幡「ですよね~。因みに着替えとかは?」

 

カフェ「………八幡さん、逃げますよね?///」ギュウウウ∼!

 

八幡「うん分かった、分かったからキツくしないでくれる?逃げたりなんてしないから。」

 

カフェ「分かりました///」ギュ∼!

 

 

どうやら今日の俺にはカフェと一緒に居る以外の選択肢は無いみたいです………しかしカフェの奴、すげぇわがままになってるな。アレか?普段抑えている分、酔うと素直になりやすい的なアレか?

 

 

八幡「カフェ、抱き着かれると寝れないから離れてくれ。ほら、腕枕してやるから。」

 

カフェ「……はい///」スッ…

 

 

それから俺達は特に何かをするわけでもなく、ベッドで横になったままいつの間にか眠りについていた。

 

 

 




カフェさん、酔うとわがままになるみたいですねぇ~。それも甘えるタイプの。
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