比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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大型犬と先生からのお約束

 

 

八幡side

 

 

今日の授業が終わりの時間になって、俺は部室の中でカフェが来るのを待っていた。今日は朝から色々とあり過ぎた………それに昼休みにはあの姉妹が俺のパヒュームを付けると言って利かなかったし、あんな形で疲れるとは思わなかった。

 

 

ガチャッ

 

 

八幡「ん?カフェ………何でだ?」

 

シービー「え、いいじゃん。ダメじゃないでしょ?」

 

八幡「ダメだよ?この部室に入っていいのは俺とカフェと俺が招いた奴だけだからな?招かれてない奴が勝手に入っていいわけないんだよ?」

 

シービー「えぇ~あたしと八幡の仲なんだからこのくらい見逃してよ~!」

 

八幡「お前は遠慮が無さ過ぎる上に自由過ぎるんだよ……今日此処にはカフェ以外にオルフェとジャーニーしか呼んでないんだから。」

 

シービー「何であたしを呼ばないのさぁ~!」

 

 

いや、だって………呼ぶ理由が無かったし。

 

 

ガチャッ

 

 

カフェ「お待たせしました……どうしてミスターシービーさんが?」

 

八幡「勝手に入ってきた、というわけで「イヤだっ!!」……イヤだじゃないんだよ。」

 

シービー「ヤダよぉ~!!あたしも八幡のトレーニング受けたい~!!」ジタバタッ!!

 

八幡「駄々こねるんじゃねぇよ!下級生に見られて恥ずかしくねぇのかお前はっ!?」

 

ジャーニー「……とても賑やかだと思ったら、ミスターシービーさんも今日のトレーニングに参加するのですか?」

 

オルフェ「………」

 

 

シービーがワーワー騒いでいる内にジャーニーとオルフェも部室に入ってきた。本格的にシービーを追い出さないとダメになってきたなこりゃ。

 

 

八幡「来たか。ほらシービー、俺達はミーティングをするから出てってくれ。」

 

シービー「イヤァ~あたしもトレーニングす~……るぅ~………んん?」

 

八幡「………どした?早く部室から「ちょっと待って!」……何だよ?」

 

 

するとシービーは俺の傍に来ては急に匂いを嗅ぎだして、カフェ、ジャーニー、オルフェと匂いを嗅いでいた………コイツまさか。

 

 

シービー「やっぱり………ねぇ、何で皆から同じ匂いがするの?これっておかしくない?絶対おかしいよね?」

 

ジャーニー「あぁ、それでしたら八幡さんのパヒュームを付けているからですね。日課のトレーニング後に入浴をする時間が無かったからという事で、今日はパヒュームを付けているという事です。カフェさんは一緒に走っていたから、私とオルはお昼休みに付けてもらいました。」

 

シービー「え……八幡って香水付けるの?」

 

八幡「今日は仕方なくだ、普段は付けたりしない。」

 

シービー「八幡、分かってるよね?」

 

八幡「は、何が?」

 

シービー「その香水、あたしにも付けてっ!」

 

八幡「……なんか、途中からお前の言おうとしてる事が分かってた。」

 

シービー「あたしも八幡の香水付けたい~!!」

 

オルフェ「………八幡、早く何とかしろ。」

 

八幡「はぁ……付けたら出てけよ?」

 

シービー「それはイヤだ。」

 

 

コイツ、何でこんなに頑ななんだよ………

 

それから俺は、面倒だからシービーにパヒュームを付けてからシービーも加えてトレーニングを始める事にした。1番上の学年なのに1番わがままなんだよなぁ………

 

 

ーーートレーニング後ーーー

 

 

カフェ「今日もお疲れ様でした。」

 

八幡「あぁ、カフェもな。」

 

カフェ「……まだ帰らないのですか?」

 

八幡「あぁ、少し作業してから帰る。先に帰ってていいぞ。」

 

カフェ「………」

 

八幡「……ん?帰らないのか?」

 

カフェ「お友達から色々と質問攻めに遭いそうなので……」

 

八幡「……そういえばお友達は?俺も朝に色々と質問攻めに遭ったんだが、それ以降は見てなくてな。」

 

カフェ「八幡さんもですか?私もなんです、というよりも最近は学園で会う事も少なくなってる気がするんです……」

 

 

学園でもか……確かに学園で話しかけられる回数はかなり減った気がする。一体何処で何をしているんだろうか?

 

 

ーーー数十分後・校庭ーーー

 

 

八幡「今年ももうすぐ終わりか……」

 

カフェ「そうですね……なんだか、とてもあっという間に感じます。」

 

八幡「今年は春の日経賞から始まって天皇賞と宝塚記念を制して、秋にはオーストラリアのメルボルンCを勝利して暮れの有マ記念を連覇。関西に加えて海外遠征もしたのに、よく結果を残してくれたって思ってる。」

 

カフェ「八幡さんのトレーニングと調整のおかげです……八幡さんはジュニアクラスの頃から私の身体が弱い事を考慮したメニューや対策をしてくれたので、とてもありがたかったです。そのおかげで私は私の強みを引き出す事が出来ましたし、お友達にも勝つ事が出来ました。」

 

八幡「お友達が見えるようになったのも驚いたなぁ……カフェだと思って声をかけたのがお友達で、そっから始まったんだよな。」

 

 

思えば、カフェと一緒の3年間は中々に濃い3年間だったな。

 

 

♪~♪~

 

 

八幡「ん?先生から?もしもし、比企谷です。」

 

タリアト『八幡、久しいな。先日の有マ記念はおめでどう。カフェにもよろしく伝えてくれ。』

 

八幡「ありがとうございます、カフェにも伝えていきます。」

 

タリアト『うむ…それでだ、近い日にお前達と直接会って食事でもしたいと思っていてな。』

 

八幡「そうですか……日曜日にはURA本部で集まりがありますのでその日は無理ですが、前日の土曜日でしたら……俺もカフェも空いています。」

 

タリアト『そうか、ならば土曜日に予約を入れておこう。土曜日を楽しみにしている、ではな。』

 

八幡「……土曜日、よろしくな。」

 

カフェ「はい、分かりました。その日はお酒に気を付けます。」

 

八幡「そうだな、俺も気を付ける。」

 

 

 




シービー……やっぱり大型犬?

そして先生との約束。カフェ、お酒には気を付けてね?
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