悪に好まれた翼無き天使は今日も今日とてロドスで動く   作:Orpheus@失踪主

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今回は、シリアスもクソもなく走るだけのお話です。



第2話 犠牲

「オラオラオラァ!!」ババババッ

 

「ギャァァァァア!!」

 

 

マシンガンを撃ち込みながら走る俺達。

球は睡眠弾な為、できるだけ相手が死なない様に効果が高い首元を狙う。

やはり、近代武器は偉大ってこれ1番言われてる。

今、俺達はミッドタウンを通り、広場の出入口まで走っている状況だ。

 

「不味いな...天災が来るのに後数時間も無いぞ。」

 

ドーベルマン教官曰く、天災が来る前に予報が発令されるはずだったのだが、レユニオンの野郎がなんやらかんやら(隠密工作)したらしい。

…ん?ちょっと待て?

 

「なあ…ドーベルマン教官…もしかして、自分達の身ごとこのチェルノボーグを天災にぶち込もうとしてるのか?」

 

「多分有り得るな…だとすると、とんでもない精神異常者(サイコパス)たちの集まりだ。」

 

「ああ…その精神異常者たちが目の名前に壁を作ってやがる。」

 

だろうな、あのクソガキが監視してるんだから。

とりあえず…

 

「全面突破と行こうか!【緋色の弾丸】!!」

 

異様な右腕からとてつもない高エネルギーの紅色(あかいろ)の弾丸を打ち込む。その弾丸は、着弾と同時に爆発を起こし一瞬にして敵は砕け散り、残ったのは着弾した時のクレーターだけであった。

緋色の弾丸は、自身の肉体が追いつかないほどの力を出す為、 あまり使える物じゃない。

 

「ドクター、なんか悪い予感がする。」

 

この「緋色の弾丸」の反動により、すごく手がえぐれて、少し悶えるが、俺はドクターに少し嫌な勘を言う。

 

「もしかしたら…ラスボス…何か、ヤバい奴がいるかもしれない」

 

「…でも、進むしかない…」

 

「わかった…とりあえず、行こうか。」

 

その感が当たる事になるとは、誰も思いやしなかった…

 

 

 

 

俺以外。

 

 

 

 

 


 

 

「知ってたさ…でも、これはマズイって!!」

 

予定より、早めに移動が出来たけど…天災の1波が流れてくる。

それは、隕石。

宇宙のゴミが俺達…いや、チェルノボーグ全体を襲っていた。

街は赤く燃え上がり、至る所から声が上がる。

まるで、前世で言う原爆の跡地の様な物だった。

グロいものはいくらでも見たが、これ程酷い物は無い。

そんな、街から逃げる為に走る。

 

「…」

 

すると、倒れていたレユニオンの兵士が立ち上がってきた。瓦礫の中、ゾンビのように動く彼ら。

 

…は?何千万のレユニオンの兵士が瓦礫から出てきたぞ?おいおい…

 

「戦闘班!!防衛体制に入れ!」

 

「E3小隊!!固めろ!!」

 

こりゃ、まるで…

 

「…L○FT4DE○Dじゃねぇか…」

 

そんな、某ゾンビゲーの名前を口走ると、何やら騒がしい音が聞こえてきた。

後ろからレユニオンの兵士が次々ぶっ飛んでいく。

逆流に抗う、鯉のような感じでどんどんこちらへ、進んでくる何か。

 

あっ、このパワーは…間違いないっすね。

 

「二アールさん!」

 

「すまない!合流地点から遅れてしまった!!E4小隊!!ただいま到着した!!」

 

()()のオペレーター「二アール」

その右手に持つメイスが中々にいかつい…ん?そんなに?いや、ゴツイだろ()

 

そんな事を言っていると、いきなり兵士が止まった。

 

「…遅いぞ?ラスボスの目の前だってのに…」

 

和やかな状況から、一変して緊迫した状況が空気を走る。

 

煉獄の世界に、ゆっくりと歩いてくる少女が居た。

レユニオンの暴君 タルラ が俺たちに現れる。

彼女が歩く場所は周りの金属が溶け、道が切り開かれていた。

それを見た俺はバイザーを閉め、戦闘態勢に入る。

 

「来たな…アーミヤ、直ぐにドクターを連れて逃げろ。」

 

「今すぐに…」

 

俺と二アールは、アーミヤ達に逃げる様に言う。

あれは正しく…「化け物」だ。

仲魔を召喚しないと行けないほどの何か…

 

「出来ません!私には出来ません…」

 

「あなたも分かっているはずだ!あの女は…このままだと救援チーム全員が墓送りになる!」

 

アーミヤは暗い顔をして、俺達を見つめるが。

俺は言う。

 

「アイツは、化け物だぞ?」

 

「皆さんと一緒に戦えば勝てるはずです!」

 

「じゃあ、ドクターの安全はどうなる!?」

 

「…あぅ…」

 

強く言いすぎたが、二アールと俺は前線に立ち構える。

 

「E4小隊!!私達はここに残り援護する!」

 

そう二アールが言うが、Aceが前に出てくる。

 

「いや、俺達のチームに任せてくれ。」

 

「Ace!!今はそんな話をしている場合ではない!!」

 

「俺はいつも冷静だ」

 

「あなたはアレをみなかったのか!?あの女の周りは既に全て融解してしまっているのだぞ!」

 

口論になる二アールとAce、そりゃそうだろ。

チート野郎が居るのに。

あんな奴を相手にするだけ無駄と言うのに…

 

「私はあなた達だけを残して戦わせるつもりはありません。ロドスアイランドは…あなた達を決して置き去りにすることはありません!」

 

「アーミヤ!!早く撤退しろ!!」

 

そう言うと、謎の声が聞こえ始めた。

いや、仲魔達の声だ。

 

【この世界を救う、力が欲しいか?】

 

欲しいさ、マサカド。

 

「俺達を信じてくれ」

 

【この者たちを救う、勇気が欲しいか?】

 

欲しいさ、コガサブロウ。

 

「私はロドスアイランドからどうであろうと、犠牲者は1人も出したくありません!!」

 

【あの者を止める、考えが欲しいか?】

 

…ああ、欲しいさ。ヤマトタケル。

 

【なら、私達の剣を抜け。】

 

「任務の目標を思い出せ。私達の目的を考えるんだ!」

 

「それは今、言うべきことではありません!!」

 

【我ら守護者の力を。本当の「神殺し」の力を】

 

声を聞き、太刀を抜く。

そして…

 

「…【神魔滅殺】」

 

争っていた所、彼が剣を振った。

タルラが放とうとした()()が切り裂かれたのだ。

 

「ほう?」

 

「…アーミヤ、 Ace、ドーベルマン教官、二アールさん…ドクター。行ってくれ。」

 

「で、でもあ「行ってくれ!!」」

 

少年が声を荒らげる。

温暖な彼が、急に声を荒らげると思ってなかったロドスのオペレーター達は、ビックリしていた。

 

「俺の分までな…」

 

彼はタルラにどんどんと近づいて行く。

口に付けていたバイザーをオペレーターに投げつけた後、彼とオペレーターの間に謎の壁が現れたのだ。

 

「邪魔者は居なくなったぞ?タルラ…」

 

「えぇ…()()()…」

 

 

「お前を今」「貴方を今」

 

『倒す!!』

 

 

 

 


 

一方、オペレーター達は…

 

「へぇ?Dr.━…貴方は彼の事を覚えていないのね。」

 

レユニオンの幹部Wと対面していたのであった。

 

「貴方に…オルフェウスさんの何が「私は、彼に育てられたの。」え?」

 

「いや、育てられた…、そう言えばそうなるけど、実際はもっと違う。【恋人】?【結婚を誓い合った中】?まぁ、そんな存在よ彼から見たら「相棒」って所かしらね?彼は、元々はレユニオンの一員で彼の事をみんな兄として慕っていた。そんなある日、彼は私にロドスに就職すると、私達を養う為に入ったのよ。まぁ、それがこのザマ。彼は彼で扱き使われて、あのザマでしょ?ドクターの護衛。彼はよく手紙を私にくれたけど、あのお嬢様は、気が狂い。狂気的に彼を求めている…まぁ、あの戦いなんて、彼が本気を出せば終わる話なんだけどね。」

 

その事を聞いて、アーミヤが少し疑問に思ったのだ。

 

「…本気?、オルフェウスさんはいつも本気でやってると…」

 

「あら?知らないの?彼の本気。凄いわよ?何せ。「化け物」を出して、身体中、線がびっしりと流れる…、彼が「神殺し」と呼ばれているけど、彼は「()()()()()()」、龍、悪魔…そして、神なんて直ぐに葬りさられちゃうもの。貴方の力と同じ不思議な力…ドクターの事もね?」

 

「何が言いたい…?彼が本当の神殺しと言うのなら、なぜ彼は本気を…」

 

「彼は甘いからね?まぁ、話は終わり…。それじゃ私は帰るわね〜♪」

 

Wは軽い挨拶をしたあと、戦闘もせずにレユニオンを連れて帰って言った。

その場のオペレーター達はオルフェウスの「本気」…いや、彼の実力を考えた時、地鳴りが響く。

 

「…行きましょう…帰るんです、ロドスへ」

 

「ああ…。彼は…帰ってくるよな?」

 

「帰ってくるはずさ。アイツなら。」

 

天災の後の夕焼けが彼らを照らす。

目の前にあるロドス・アイランドへと、足を進めたのであった。

 

 


 

 

「まだ…私は…ハァ…ハァ…」

 

「…何日。何年。何千億。何時になってもお前は俺に勝てやしないよ…タルラ…」

 

天災が通り、彼の服は焼かれ、肉体に線が描かれた上半身が露出していた。

最終的な勝者として、彼はタルラに剣を向けたが。

彼の剣、「マサカドの剣」を鞘に戻してしまう。

タルラはゆったりと倒れた。

 

「あら?もう終わったのかしら?容赦ないわねぇ〜?」

 

すると、後ろからWが現れ。

彼の背中へ抱きついてきた。

 

「W…?」

 

「お久しぶり…ああ…この匂い…あの兎…今度はどう調理するかしら…」ハイライトオフ

 

「W…済まない…離して貰えないだろうか?」

 

「…嫌…って?」

 

「…少し…眠たいんだ…」バタンッ

 

「えぇ…そうね。眠りなさい。今は…」

 




スキル解説
【???】→【神魔滅殺】
消費MP90
全体に即死、全属性特大ダメージを与える。
自身のステータスの上限を20%無くす。
自身の全ステータス上昇。

【緋色の弾丸】
消費MP60
自身のHP20%削り、敵全体に万能属性ダメージ+プレスターン点滅アイコン3個増加




あとがき

どうも、真・女神転生を初代から4Finalまで走っている投稿者です。
投稿色々と遅くなり、申し訳ありません。
他の作品を書くと同時にこちらの作品も進めていきますので何卒、評価等をつけてもらえる嬉しいです。
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