メイドと青年のたどり着く真実の愛とは   作:ニシン

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こんばんは、ニシンです。やっとの事でテストが終わりましたがなかなか大変でした。そして再来週は4泊5日の修学旅行でシンガポールに行ってきますが上手く話の調整をして予約投稿で余裕がありましたら書けるだけ書いて投稿するようにしておきますね、では本編へどうぞ~


旧都二泊三日温泉旅行!!地底の人の無念を晴らせ風頼!!35夜目

前回のあらすじ

 

失踪の風頼達

 

ニ(あれ…今回珍しくあらすじが真面目だ…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タッタッタッタッタッ…

 

風(ハァ…ハァ…ハァ…)

 

ズドン!!

 

風(うがぁ!!)

 

ドサ…

 

風(あぁ…あがぁ…)

 

ザッ…

 

(オマエハ…ダレヒトリマモレナイ…)

 

風(うぐ…だ…誰…だ…)

 

(オマエハヨワイ、ジブンダケノチカラデハナニモデキナイ…)

 

風(こ…この声は…まさか…)

 

(ソシテイマモサクヤヲマモレナカッタ、ソンナキサマニハシガオニアイダ)

 

風(や…止め…)

 

(キエロ)

 

ドン!!

 

風(うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)

 

「大丈夫ですか!!しっかりしてください!!起きてください!!」

 

風「うわああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……………………」

 

咲「大丈夫…ですか?」

 

風「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…さ……咲夜…さん…」

 

咲「かなりうなされていましたよ…」

 

風「ちょっと………あれ?なんで僕達生きて…確か僕達はあの時バリアが破られて…それにここは…」

 

「全く…貴方も無茶しますね…」

 

風「え?」

 

風頼が声のする方を見るとそこには風頼もよく知っている人物がいた。

 

文「逆に今生きている方が不思議な位ですよ」

 

風「文……」

 

咲「彼女が私達を助けてくれたんですよ」

 

風「え…文が?」

 

文「正確に言うなら…まあ、順に説明していきますね」

 

風「その前にここはどこ?なんだか見覚えがあるけど」

 

文「まあ、彼女達を見れば分かるでしょう」

 

風「?」

 

ガラ…

 

神「大丈夫か?」

 

諏「やっほ~」

 

風「神奈子に諏訪子…って事はここはやっぱり守矢神社か…でもなんで僕達はここに?」

 

文「まず私は物凄い爆発音がしたのでそこに向かいました」

 

風「爆発音?」

 

咲「おそらく女郎蜘蛛が一番最初に撃ったレーザーです」

 

風「あれですか…それで、その後は?」

 

文「しばらくその辺を調査していましたが急に地震が来たので今度は爆発の原因、レーザーみたいな物が通った跡が木を不自然に溶けていましたからね」

 

風「それで?」

 

文「そしたら火柱が上がっている場所を見つけてあなた達が必死にバリアで耐えてる所を見つけたんです」

 

風「って事は…」

 

文「バリアが破れそうになった時から最大スピードで気絶したあなた達を助けに行きましたよ、本当もう少し遅かったらあなた達死んでいましたよ」

 

風「でもさっきなんか文自分が助けてないような感じで話したじゃないか」

 

文「ええそうですよ、いくら私でも完全に囲まれて終わりかと思いましたよ、ですがあの人のお陰で助かりました」

 

風「え?」

 

「全く…本当によく生きているわね…」

 

風「こ…この声は…」

 

咲「やっぱりあなたですか…」

 

シュン…

 

紫「久しぶりね風頼さん、最もマラソン大会で会ったけどね」

 

文「彼女の能力で最後の脱出の経路を開いてくれたんですよ」

 

風「そうだったんだ…ありがとうございます紫さん、それに文」

 

神「にしても君はバカだな、あんな奴にたった二人で挑むなんて」

 

風「へへへ…あれ?そういえばなんで紫さんが?それに早苗さんも見えませんが」

 

諏「早苗は今天狗達と火事の消火に行っているよ」

 

神「じゃあ私達はちょっと早苗の様子見てくるから」

 

紫「私は久々にちょっと寄っただけよ」

 

風「消火………そうだ!!女郎蜘蛛は!!」

 

神「………天狗達が行ったときには既にいなかったみたいよ、おそらくあいつは今人里に向かっているだろうね」

 

風「人里だって!?大変だ!!あいつが人に変身して人里に入ったらかなりめんどくさくなるぞ!!速く行かないと………っ!!」

 

咲「その怪我では無理です風頼さん!!」

 

風「ですが…速くしないと人里の人達が旧都の皆みたいに…」

 

咲「ですが勝てる勝算なんてあるのですか?」

 

風「うっ…それは………」

 

紫「………風頼さん、あなた達の戦いを最初から聴かせてもらったわ」

 

風「最初から…ですか…?」

 

紫「ええ、それで気がついた事がいくつかあるわ」

 

咲「気がついた事?」

 

紫「ええ、まずあいつは地底にいるときはまだ風頼さんの作戦がわかっていなかったわよね」

 

風「はい、でもそれがどうしたのですか?」

 

紫「なら何故今は使えるのかしら?最初から使えれば彼女には作戦はバレ、彼女が有利になる事も出来た筈よ、なのに何故彼女は使わなかったのかしら?」

 

風「そりゃもちろん使えなかったのでは?」

 

紫「そう、なら何故使えなかったのかしら?」

 

風「え?え~と……」

 

咲「まださとりから能力を完全に吸収しきれていなかった…違うかしら?」

 

紫「流石ね…」

 

風「し…しかしなら何故お空ちゃん達の能力はすぐに使えたのですか?」

 

咲「風頼さんが自分で言っていたじゃないですから、彼女の様態は今瀕死、それに比べて後の二人は体力がまだある…これから考えられることは1つ…」

 

風「さとりさんの体力が少ない分…能力を吸収するのに時間がかかった…ですがそれで何がわかるのですか?」

 

紫「それからもう1つ、彼女は能力を1つずつしか使えない、何故かしら?」

 

風「うーん…」

 

咲「能力を使い続けるにはその者からより多くのエネルギーを吸収しなければならない、それを三つバランスよく使うことで奴は能力を常に使うことが出来た…」

 

風「な…なるほど…」

 

紫「そしてあなた達を倒そうとしたあの技、1発撃つのにかなりのエネルギーを消費する、そしてしばらくその能力は吸収をするためしばらく使えなくなる、つまりあの攻撃の後が奴に大きなスキが生まれるのよ」

 

風「ですが紫さん、あいつにはまださとりさんとこいしちゃんの能力が…」

 

紫「あら?思い出してごらん?あなたは咲夜とディメンションリンクをすれば二人で動けられるのでしょ?それと同じ原理よ、能力は同じ能力で相殺しなさい」

 

風「なるほど…」

 

咲「だけどまだ問題があるわ、彼女達をどうやって助けるか…しかもあいつはおそらく私達の技ではまず倒せない…」

 

風「………さとりさん達は僕が奴の隙をついて無理矢理体をこじ開けます、その隙に咲夜さんは時を止めて皆を助けてください」

 

咲「しかし止められる時間の制限はもう…」

 

風「…………咲夜さん、仙豆もう一粒ありますよね」

 

咲「はい」

 

風「それを食べてください」

 

咲「え!しかしそれだと風頼さんが…」

 

風「僕の事は構いません、ですが、必ず皆を助けてあげてください」

 

咲「………わかりました」

 

文「でも倒す方法はどうするのですか?」

 

風「さあな、だけど僕は約束したんだ」

 

ゴソゴソ…

 

風頼は地底で貰った物を取り出す。

 

風「必ずあいつを倒すと約束したんだ、そして地底の人達の無念を晴らすんだ」

 

そう風頼が握りしめると

 

カッ!!

 

風「うわ!?」

 

突如風頼の手の中が光出す。

 

風「な…なんだ…?」

 

風頼が手を開くと二つの石とお守りが光っていた。

 

咲「これは…」

 

文「な、なんですか?」

 

風「わからない…」

 

そして二つの石が宙に浮く。

 

風「一体何が…」

 

紫「…………風頼さん、そのお守りの中に何か入ってるみたいよ」

 

風「え?うーん…お守りとか開けたくないだけどな…しかも人のだし………でも…仕方ない…ちょっと失礼…」

 

シュルシュル…

 

風頼が紐を取ると中から何かが出てきた他の石とどうよう宙に浮く。

 

咲「これって…エメラルドですか?」

 

風「はい…ですが急になんで…」

 

その時、3つの宝石が風頼を囲むように回り始める。

 

風「え?え?」

 

そして風頼が持っている石が風頼の首から抜けて宙に浮く。

 

風「あ…僕の石が…」

 

キィン…キィン…キィン…

 

風頼の石が光ながら波動を放つと3つの宝石も同じように波動を放つ。

 

風「…………」

 

そして3つの宝石が風頼の石目掛けて細長い光を射す。

 

風「本当に…なんなんだ…」

 

紫「これは…石が共鳴しているわ…」

 

咲「共鳴?」

 

紫「ええ…」

 

キィン!キィン!キィン!キィン!

 

風頼の石の波動がとても強くなり次の瞬間

 

パァン…

 

風頼の石が弾けるように光を放ち、3つの宝石は色を失い床に落ちる。

 

ポト…ポト……ポト…

 

風頼の石はゆっくり下降してきて風頼の手に落ちてきた。そしてその石を纏っていた光はなくなりそこにはいつも持っていた石とは違う物があった。

 

風「これは…」

 

その石は以前よりも透明度が増しており、かなり輝いていた。

 

文「それ…もしかしてダイヤモンドじゃないですか?」

 

風「ダイヤモンド…………ダイヤモンド!?」

 

咲「ダイヤモンドって…かなり貴重な石では…」

 

風「な、なんで僕の石がそんな急にダイヤモンドに…」

 

紫「多分…貴方の約束を守りたいと思う気持ちと、石を渡した人の願いが通じて石が共鳴をして貴方に力を授けたのよ、元々ダイヤモンドだった石が何らかの原因でただの石にされていたのが本来の力が戻ったみたいね」

 

風「確かダイヤモンドの石言葉は純潔、清浄無垢、永遠の絆…確かにそれなら僕が力を使えるようになったのかわかります…」

 

文「でも…何か変化はあるのですか?」

 

風「そういわれて見ると…何にも変化がないような…」

 

紫「まあ、戦ってみたらわかるんじゃないかしら」

 

咲「風頼さん…行くのですか?」

 

風「………当たり前ですよ、こんな事があったんです、ここで引くわけには行きません」

 

咲「貴方ならそう言うと思ってましたよ」

 

文「なら私も…」

 

紫「ダメよ」

 

文「え?」

 

紫「今、あいつを倒す資格があるのは風頼さん、あなた達だけなのだから…」

 

風「紫さん…」

 

紫「さあ、あいつの場所に連れていってあげるわよ」

 

風「わかりました、じゃあお願いしま…」

 

(まてまてまて!!ちょっとまて!!)

 

紫「あら?」

 

咲「この声は…」

 

風「どこかで聞いたような…でもどこから?」

 

(ここだよここ!!)

 

風「どこだ?」

 

(石だよ石!!)

 

風「石?」

 

風頼が石を見るとそこには見覚えのある猿がいた。

 

風「ご…悟空じゃないか!!なんでそんな所に?」

 

孫(いや~俺もよくわからなくてさ~気がついたらここにいたんだけど何故かお前らが今どんな状況か全てわかるんだよな~まるでずっと隣にいたみたいに)

 

紫「きっとそれは石の記憶ね」

 

風「石の記憶?」

 

紫「ええ、今まで退化していたから発動しなかったけど今本来の力が戻ったから使えるようになったのでしょうね、その子がそこにいるのはきっと実体化まではいかないけどそこに呼び出す事で会話位は出来るようね」

 

風「なるほど…ディメンションリンクでも同じような事が出来ますがこの石だと状況を把握出来るのですか…」

 

咲「使い分けが大変そうですね」

 

風「それで悟空はどうしたんだ?」

 

孫(お前に女郎蜘蛛を倒す方法を教えてやろうかと思ってな)

 

風「ええ!あるのか!?」

 

孫(ああ、すんげえ簡単にな)

 

咲「なんですか?それは」

 

孫(風頼、お前がその腰にぶら下げているひょうたんだよ)

 

風「え?……これの事?」

 

孫(ああ、そうだ)

 

咲「ですがこれは射的のおまけで貰った物ですよ」

 

風「そうだよ、これがどうしたの?」

 

孫(まだわからんか?まあ、俺もさっきまでわからんかったがやっと思い出したぜ)

 

風「で、なんなの?」

 

孫(ヒントとしてはそのひょうたん、俺も見たことがあるぜ)

 

風「悟空が?………あれ?でも西遊記でひょうたんと言えばまさか…」

 

孫(気が付いたか、そいつは銀角が持っていたひょうたん、紅葫蘆だ、まあ、俺が銀角を吸い込んだ時よりも良性みたいだがな)

 

風「な…なんですとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

 

文「紅葫蘆…聞いたことがあります…確か名前を呼んで反応してしまった人を吸い込んで溶かすとか…しかも何人でも吸い込めるって…」

 

風「で…でもなんで今まで発動しなかったんだ?」

 

孫(だから言ったろう、良性だって、そいつは邪心をもった奴にしか発動出来ないようになってるらしい)

 

風「そんな都合のいい話あるんだ…」

 

孫(まあ、ともかくそいつを使ってあいつを封じ込めちまいな、後ちゃんと忘れずにお嬢ちゃん達を助けてから使うんだぞ)

 

風「わかった、ありがとうな、悟空」

 

孫(ああ、がんばれよ)

 

スッ…

 

風「さて…」

 

咲「行きますか?」

 

風「はい、紫さん、今度こそお願いします」

 

紫「ええ、じゃあ行くわよ」

 

風(待ってろよ女郎蜘蛛…今度こそはお前を倒す…)




お疲れ様でした。今回は戦闘は無かったですが話の長さはてんこ盛りにしました。そして次回から再び女郎蜘蛛との戦い、ダイヤモンドに変化した風頼の石はどんな力を手に入れたのか。では今回はこの辺でさよなら~
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