前回のあらすじ
諏訪子なんていなかったんや…
「う…うーん…ん?ここはどこだ?」
風頼が目を覚ますと見慣れない場所にいた。
「たしか僕は咲夜さんを庇ってその後霊夢さん達が来て…」
そこで風頼はあることに気がつく
「なんだろう…あの桜」
風頼が倒れていた位置から近くには1本の桜の木があった。
「それに触れてはいけませんよ」
「え?」
その時庭の奥から一人の女性が現れた。
「ようこそ、白玉桜へ…」
「白玉桜…聞いたことがある…たしか文人や書家が死んだときに行くところだったかな…」
「はい、っと言ってもこの幻想郷では冥界ですけどね」
「冥界…え?ってことは僕って…」
風頼は嫌な予感がした。
「ここにいるってことは死んだんでしょうね」
「な、なにいいいいいいいい!!」
風頼の嫌な予感が的中した。
「ま、待てよ!!僕はまだ未練あるんだ!こんなところでまだ死ねないんだ!」
「でも死んでしまったものはしかないですし諦めなさい」
「で、でも…」
「それより私お腹すいちゃったわ…」
「は、はぁ?」
「そうね~新鮮な魂を食べたいわね~」
「新鮮な…魂?……!ま、まさか…」
「そのまさかよ」
「ま、待て!!僕は美味しく無いって!!」
「大丈夫よ、ちゃんと味付けするから」
「そういう問題じゃなーい!!」
「うるさいわね~おとなしく私に食べられなさい」
「わー!バカバカ!!こっちにくるな!!」
「いただきまーす♡」
「や、止め……NOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!」
「ハッ…!!」
突如目が覚めた風頼。
「ハァ…ハァ…ハァ…ゆ、夢か…」
夢だったという事に気がつき落ち着く風頼。
「とんでもない夢だったな…ん?」
落ち着いてきたお陰で風頼は自分の隣に咲夜が座りながら寝ていた事に気がついた。
「咲夜さん?……ずっと看病してくれていたのかな…」
っとここで咲夜も起きた。
「ん………!風頼さん!よかった…目が覚めたのですね…」
「は、はい」
「私あなたがもう目を覚まさないじゃないかと怖くて…私を助けてくれたお礼も出来ないのかなって思ったら悲しくて…」
「なにを言ってるんですか!お礼をしなきゃいけないのは僕のほうですよ、咲夜さんは僕を一生懸命守ってくれたじゃないですか!」
「でも…私は最終的にはあなたに庇ってもらってこんな怪我までさせてしまったわ…私は…あなたを守れなかった…」
そして咲夜が泣き出してしまった。
「さ、咲夜さん!?な、泣かないでくださいよ!!それに僕は咲夜さんを守りたかったから自分から戻ってきたんです、だから咲夜さんが謝る必要なんてありません」
「ですが…」
「お願いです…涙を拭いていつもの咲夜さんの笑顔を見せてください…」
そう言うと咲夜は涙を拭き風頼に笑顔で
「ありがとうございます…風頼さん…」
っと風頼にお礼を言った。
「やっぱり咲夜さんは笑顔が一番似合ってますよ…」
っとここで霊夢が来た。
「お取り込み中悪いんだけどさ」
「あ、霊夢さん」
「あいつらがお呼びよ、居間まで行きなさい」
「その前にここはどこなんですか?」
「守矢神社よ…」
「ここがですか?」
っと少し部屋を見回す。
(確かに霊夢さんの神社とは少し違うな…)
「じゃあ私は先に行ってるから」
だが咲夜は
「待ちなさい」
「なによ」
「普通なら向こうから来るべきじゃないのかしら」
「……………外部に知られると少し不味いらしいからね…仕方ないわ…」
「……すみません咲夜さん、居間まで肩を貸してくれませんか?」
「風頼さん…わかりました…」
そして咲夜に肩を貸り居間へと向かった。
―守矢神社居間―
そこには神奈子、諏訪子、早苗、霊夢、そして文がいた。そこへ風頼達が到着した。
「お待たせしました」
「やあ、急に呼び出してすまない、まずは座ってくれ」
そうして風頼と咲夜は席についた。
「まずは謝罪をさせてくれ…すまなかった…」
「神奈子様…」
「私達の勘違いでお前達に酷いことをしてしまった…お前達の言うことをなんでもする…勿論こんなことで許されるとは思っていない…だが少しでもそれでお前達の気がすむなら…私を煮るなり焼くなりして構わない…」
「私からも咲夜さんに謝らせてください…すみませんでした…私も好きにしてください…」
そして咲夜は
「あなた達が酷いことをしたのはわかっている…でも…私はそれをどうするかは風頼さんに託すわ…」
「いいんですか?咲夜さん」
「ええ…」
「わかった…じゃあ1つだけ…」
そうすると風頼は
「これから僕達に協力してくれ」
「え?」
「こんなことがおきたんだ、これからの話くらいわかる、だから僕達に協力してくれ…」
「そんな事でいいのか?」
「ああ…」
「だから言ったでしょう、風頼さんは優しくて、真面目で人を傷つけるような人じゃないって… 」
そうして咲夜が笑顔で早苗に向かって言った。
「本当ですね…」
「君のその優しさには負けたよ、いいだろう…」
「これからよろしくな、神奈子」
そして謝罪が済みここで霊夢が
「さて…本題に入りましょうか、文、あの写真を見せて」
「はい、これです」
そしてテーブルに例の写真を出した。
「この写真の日付は昨日の夜9時14分…妖怪の山が襲われたのは何時?」
「8時50分よ」
「その時間風頼は夕食を食べていたのよね」
「はい、そうです」
「なら、これで風頼さんが無実なのが証明されるわ、問題は何故風頼さんそっくりの人がいたのか」
「流石に人里の人達が夜に妖怪の山に来ても無力だし私達の信仰している人にもいなかったよね神奈子」
「ああ、こんなやつは見たことないな」
「皆薄々気づいてるかもしれないけどそうなると答えは1つになるわ…」
「なんですか?」
っと風頼が聞くと霊夢は
「これは…異変よ…」
「異変?」
「風頼さんは知らなかったわね、異変はこの幻想郷でおきる事件なようなものよ」
「となると霊夢、異変の犯人で風頼さんそっくりに化けた人は誰なのかしら」
咲夜が霊夢に聞くと
「その辺はまだ特定できないわね…ただ異変の犯人は何故風頼さんを狙っているのか…」
「確かに何故一般人の風頼君を狙ったのかがわからないな…」
皆が頭を悩ませる中諏訪子があることを思い出した。
「そういえば風頼君って一度神奈子の弾幕をなにかで消したよね?あれってなんなの?」
「それが…僕にもさっぱりで…なにが起きたのかわからないんです」
「少なくとも結界ではないな、結界ならはっきりと見える筈だ」
「私が時を止めてなにかしたわけでもないわよ、その時にはもう力が残ってなかったからね…」
「でも風頼さんになにかが起きているのは確かよ…もし異変の犯人が風頼さんのその力だとしたら…」
「でも霊夢さん、その力がなんなのかわからない限り犯人もそんな風頼さんを狙うとは思いませんが…」
頭を悩ませる中風頼が一つ提案した。
「とりあえず各自なにをしていたか一回整理しませんか?」
「それもそうだな、私は風頼君に賛成だ」
そして全員賛成をし、まず風頼から話す事になった。
「僕はまず咲夜さんに幻想郷を案内してもらうことで妖怪の山に来て、その後天狗に襲われて一回は山を降りたけどその後すぐに山に入って道中文に会って山頂付近まで連れていってくれて、その後は皆が知ってる通りです」
そして次に咲夜が話した。
「私も天狗に襲われるとこまでは同じね、天狗達と交戦していたら早苗、あなたがやって来たわけ」
次に文が話す
「私は新聞を作っていましたがいきなり騒がしくなって外にでたら戦闘が始まっていて、様子を見ていたら風頼を見つけて山頂付近まで連れていった後私は風頼さんに敵が行かないように交戦していたら途中で霊夢さんと魔理沙さんに会って、その場は魔理沙さん替わってくれて霊夢さんと共に山頂に向かいました」
次に霊夢が話す
「私は神社でお茶を飲んでいたら嫌な予感がして妖怪の山まで魔理沙と来たのよ、一番弾幕が激しい山頂に向かってると文にあって後は文が言った通りよ」
最後に神奈子達が話す
「私達は神社にいたら天狗の応援を頼まれて作戦通り動いていたんだ、最初は天狗に戦わせるから疲れたところを攻めろとな、後はわかるだろ」
これでひとまず全員が話した。
「やはり風頼さんが出した力についてはなにもないのね…」
っと困る霊夢だが
「待ってください、手掛かりならあるかもしれません」
「風頼さんそれは本当なの?」
っと聞く霊夢
「はい、恐らくですがこれが関係してるのかもしれません…」
「この石はなんだ?」
「これは昨日香霧堂でもらった石なんです、だけどこーりんは何の能力が無いっていってたけど…」
「そういえば風頼君に弾幕が当たる直前に手の中が光っていたけどもしかして…」
「そう、これを持っていたんですよ」
(風頼さんがもらった石にはなんの力が無かった…なのにその石が風頼さんに一瞬力を与えた…でも今はなんの力もない…なにか特殊な条件があるのかしら…)
しばらく考える霊夢、そして一つの考えが思い付いた。
「風頼さん、弾幕が当たる直前に何を考えていた?」
「え?それは…」
「どうしたの?」
「いや…その…」
「早くいいなさいよ」
「……咲夜さんだけでも助けてあげたいとか、自分にそんな力があるなら今使って助けてあげたいとか…」
「風頼さん…そこまで私を…」
「い、言わないでください!恥ずかしいです…」
っと恥ずかしがる風頼だが霊夢は
「やはりその石は風頼さん、あなたの感情で変化するのよ」
「え?どういうことですか?」
「つまりあなたの咲夜を守りたいという気持ちが石に伝わってあなたに一瞬力を与えたってのが一番しっくりくるわね」
「僕の咲夜さんを思いの強さがその分力になるって事ですか…」
「そういう事よ」
そして時刻は午後の6時になった。
「もうこんな時間か…」
「6時って…僕どれくらいねていたんですか?」
「大体7時間くらいですね」
「そうだったのか…」
「さて、その体じゃまともに帰られないだろう、今日は家に止まっていくといい」
「え?いいのか?神奈子」
「ああ、それにおわびもしたいからな」
「いいですか?咲夜さん」
「ええ、お嬢様には後から伝えておきます」
「わかりました」
「霊夢達も止まっていくといい、まだ話があるんだろ?」
「ええ」
「なら決まりだな、早苗、夕食の準備をしてくれ」
「わかりました、神奈子様」
「私も手伝うわ」
「いえ、咲夜さんは休んでいてください、これは風頼さんと咲夜さんのおわびですから」
「そうですよ咲夜さん、咲夜さんもあまり力は回復してないんですから」
「わかりました…」
そして僕達は宴会まで休むことになった。
お疲れ様でした。今回もそこそこ長く書けました。そして少し話をまとめる回でしたがいかがでしょうか?これで少し整理できたなら幸いです。これでもわからないならもう少しいれようかと思います。そして少しずつ明かされてきた石の力、石は風頼にどのような力を与えるのか?楽しみにしていてください。では今回はこの辺でさよなら~