メイドと青年のたどり着く真実の愛とは   作:ニシン

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こんばんは、ニシンです。前回、風頼達に新たな強敵が現れ二人とも一瞬でしまいこの先一体どうなってしまうのでしょうか、そして四王天は一体何を企んでいるのでしょうか…では本編へどうぞ~


特別コラボ!!交わる二つの世界と四人の出会い 十三人目

前回のあらすじ

 

四「速く帰らないとおやつの時間に遅れちまうよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風(……………………くっ……)

 

風頼が目を覚ますと真っ暗闇の中にいた。

 

風(ここは…)

 

(よう、元気か?)

 

風(この声は……)

 

風頼が振り向きそこには奴がいた。

 

風(やっぱり貴様か…岩馬…)

 

岩(ずいぶんとボロボロじゃないか、何かあったのか?)

 

風(知ってるくせに聞くんじゃねえよ)

 

岩(フッ…あんまり信用はしていなかったがなかなかやるじゃないか)

 

風(……テメェ…一体何を考えてやがる…)

 

岩(さあな)

 

風(この野郎…)

 

岩(だが、あいつに任せればお前を始末して咲夜をまた奴隷に出来るとゾクゾクしてな…)

 

風(………お前なんかに…咲夜さんは渡さない…)

 

岩(そう意地を張れるのも今のうちだ、お前じゃあ俺には勝てないし、誰も守ることも出来ない)

 

風(なんだと…)

 

岩(ま、精々頑張るんだな)

 

風(待て!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風「はっ……」

 

風頼が再び目を覚ますとそこは風頼の自室だった。

 

風「僕は………そうだ…負けたんだ…四王天に……そうだ!皆は……あぐっ…」

 

風頼の腹部には包帯が巻かれておりかなり深い傷になっていた。

 

風「皆は一体どうなったんだろう……とにかく…歩いてみるか……」

 

トコ…トコ…トコ…

 

風「うっ…」

 

ヨロ…

 

ガクッ…

 

風「くっ…血が足りないな………だけど…じっとしてはいられない…」

 

ガチャ…

 

風(咲夜さん…どうか無事でいてください…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風「ハァ…ハァ…めまいが…」

 

その時、扉の奥から声が聞こえた。

 

レ「そう…だけど……ね…」

 

風(この声は…レミリア?)

 

風頼は話に集中をする。

 

咲「翔聖さんはまだ腕をやられただけですが…風頼さんは……を外れていたとはいえ………深く刺さってしまいかなりの……傷で…」

 

風(この声は咲夜さん!無事だったんだ…それに翔聖君も…この様子だと霊夢さんも無事みたいだな…)

 

パ「だけど今問題なのは………で幻想郷全体に………が……」

 

風(パチュリーが何か言っているけど……意識がはっきりしないせいでよく聞こえない…)

 

霊「だけどこれは間違いなく………の仕業ね」

 

風(四王天の事かな…)

 

咲「しかし…これほどの力とは…」

 

レ「まさか……二つの幻想郷をくっつけるとはね…」

 

風(二つの幻想郷をくっつけた!?)

 

バン!!!!

 

霊「誰!」

 

咲「あなたは…」

 

風「咲夜さん!!今の話どういうこ……」

 

だが風頼は部屋に入ったとたん声が途絶えた。そこは信じられない状況だった。

 

風「な……なんで…なんで……」

 

そこにいたのは…

 

風「咲夜さん以外…皆が…二人づついるの……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「いててて……」

 

永「これは酷いわね……ほら、これを食べなさい」

 

風頼より一足先に目を覚ました翔聖は永琳に手当てをしてもらい、永琳は仙豆を翔聖に一粒差し出す。

 

翔「なんですかこれ?」

 

永「まあ食べない」

 

翔「はい…」

 

コリィ…

 

翔「!?これは……痛みが無くなった!!」

 

永「さあ、これで大丈夫よ」

 

翔「す…凄い…」

 

永「さて、これで大丈夫よ」

 

翔「そういえば風頼はもう起きたのかな」

 

永「さあね、だけど話を聞く限りあなたより酷いみたいよ」

 

翔「大丈夫かな…」

 

永「応急手当はしたみたいだから一応命には別状は無いと思うけど」

 

翔「そっか…」

 

鈴「お師匠様」

 

永「あらうどんげ、風頼さんはどうだった?」

 

鈴「それが…部屋にいないんです」

 

翔「え!?」

 

永「何があったの?」

 

鈴「それはわかりませんが…まだ布団に温もりが残っていたので目を覚ましたのは最近かと…」

 

永「とにかく急いで探すわよ、下手に動いたら傷口が広がってしまうわ」

 

翔「じゃあ僕も…」

 

レ「その必要は無いわよ」

 

翔「レミリア!」

 

レ「翔聖なら私達の部屋まで自力で来たわ、自分の体より、皆を心配してね」

 

翔「や…優しすぎる…」

 

レ「全く…呆れるほどよ……ちょっとは自分の事も心配してくれないとこっちが心配するじゃないのよ…」

 

永「で、今彼は?」

 

レ「ソファに横たわっているわ」

 

翔(ソファ…)

 

永「直ぐに向かうわ」

 

鈴「では私も」

 

レ「翔聖、あなたも来なさい」

 

翔「え?ああ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

咲「大丈夫ですか?」

 

風「ハァ……ハァ……」

 

咲「こっちの世界の私だったら何をしているかしら…」

 

霊1「膝枕かしら」

 

咲「膝枕!?」

 

霊2「まあ、しそうね……しかしこんなボロボロになってまで来るなんて…とんだバカップルよ」

 

レ2「でも…自分の心配より彼女の心配をして来るのは+ね」

 

風「咲夜……さ…」

 

咲「どうかしましたか?」

 

風「ハァ…ハァ…あなたは…僕の知っている咲夜さんじゃないので……無理はしなくても………大丈……夫ですか…ら…」

 

咲「あなた…」

 

ガチャ…

 

レ1「連れてきたわ」

 

永「さあ、早速診るわよ」

 

鈴(診るもなにも仙豆食べさせるだけですけどね)

 

翔「お…おい…これは一体どういう事なんだ…」

 

霊1「貴方が神代翔聖ね」

 

翔「霊夢?」

 

霊2「その霊夢はこっちの世界の霊夢よ」

 

咲「そう、そして私も、もう一人のお嬢様も私達の世界の人間ですよ」

 

翔「で…でもなんで…」

 

コリィ…

 

風「ハァ…ハァ…助かった…」

 

咲「もう…あんな傷で無茶し過ぎですよ…」

 

風「すみません…一刻も速く皆が無事か知りたかったので…でも……なんで翔聖君の世界の咲夜さんが?」

 

永「じゃあ私達も失礼するわ」

 

風「ありがとうございます…永琳先生…」

 

永「気を付けなさいよ…」

 

鈴「ではおだいじに」

 

パタン…

 

レ1「じゃあ風頼と翔聖に今の状態を説明するわね」

 

風「その前にフランと小悪魔はどうしたんだ?」

 

パ2「それが…見つからないのよ…」

 

風「え!?なんで!」

 

レ1「フランはちょっと目を離した隙に…」

 

パ1「探しているときに小悪魔がいないことにも気が付いたのよ」

 

風「そうなんだ…」

 

レ1「…でもこれから話すことで行方の可能性はあるわ、まず別々の私達がなんでここにいるか、霊夢」

 

霊1「ええ、まず風頼さんと翔聖さんがやられた後…あいつは何かをして去ったわ…」

 

風「何かを?」

 

翔「それってなに?」

 

霊2「まだ推測だけど、あいつの能力でこの世界と私達の世界…この二つの世界がくっついたのよ」

 

風「くっついた?」

 

レ2「窓を見なさい」

 

風「窓を?」

 

翔「なんで?」

 

霊2「いいから見なさい」

 

翔「うん…」

 

風頼達が窓を見ると何か違和感を感じた。

 

風「なんだろう…何か赤い物が見えるけど…」

 

咲「これを使ってください」

 

咲夜が風頼に双眼鏡を渡す。

 

風「あ、どうも………………………こ…これは!!」

 

翔「どうしたの?」

 

風「………………」

 

風頼は無言で翔聖に双眼鏡を渡す。

 

翔「?………………………なっ……なんで…紅魔館が見えるんだ…」

 

パ2「そう、あれは鏡に映った物でもなく、紛れもない紅魔館その物よ」

 

風「で、でもなんで!」

 

咲「あれは私達…つまりもう一つの世界の紅魔館よ」

 

翔「じゃ…じゃああそこにある紅魔館って…」

 

霊2「……私達の世界よ…」

 

風「こんなことが出来るなんて…」

 

レ1「…話を続けるよ、まずあの幻想郷が現れる前に大きな地震が起きたわ、おそらく大陸が移動している地震だと思うけど」

 

パ2「その時に私達が気を失って目を覚ました時にはこっちの世界にいたのよ」

 

翔「なるほど…」

 

風「待てよ…って事は咲夜さん達もあっちに飛ばされて…」

 

霊1「可能性は高いわ」

 

風「大変だ!!速く行かないと…」

 

パ1「残念だけどそれは無理よ」

 

風「なんで!」

 

パ1「すぐ傍に見える世界でもあれは全くの別世界、この世界とあっちの世界の間にはかなり強力な結界が必要となっているわ」

 

風「くっ…じゃあどうすれば…」

 

霊1「だけど向こうに行く作戦があるわ」

 

翔「作戦?」

 

霊2「幸いにもこっちの世界にはもう一人紫がいる」

 

風「紫さんが?」

 

咲1「はい、二人が気を失っている時に相談したんですよ」

 

翔「それで、作戦ってなに?」

 

霊1「まず私二人が結界を弱くするわ、流石にこれだけ近ければ紫も超至近距離なら可能性が無いことは無いと言っていたけどそれは二人の紫が力を合わせて出のこと、しかも能力を出していられる時間は三時間、それを過ぎたらもうこっちの世界には帰ってこられないわ」

 

風「三時間……」

 

霊2「風頼さん、それでもあなたは行くのかしら?」

 

風「当たり前ですよ、向こうに咲夜さん達がいるというのならば」

 

霊1「フッ…それでこそ風頼さんね」

 

風「でも誰が行くの?」

 

霊2「それは私と風頼さん、そして翔聖にも来てもらうわ」

 

翔「でもちょっと待って、僕達はあっちの世界にそのままいて大丈夫だけど他の人達は?流石に三時間で僕達の世界の人達を見つけて帰すのは無理があるんじゃ…」

 

霊1「そうよ、だけど一つだけ方法がある、それが四王天の討伐、名付けて四王天討伐作戦よ」

 

風「四王天を…」

 

レ1「あいつは今あっちの世界にいると彼がそう言っているわ」

 

風「彼?」

 

霊2「そう、そして四王天討伐作戦に参加するもう一人、入って来なさい」

 

ガチャ……

 

「やあ、なんだか大変な事になっているな」

 

翔「お…お前は…」

 

風「誰?」

 

霊2「紹介するわ、この人が風頼さんにも話した…」

 

「守森秦羅だ、よろしくな、風頼」

 

翔「し、秦羅ぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」




お疲れ様でした。今回は衝撃の展開が次々と出てきました。行方不明になった小悪魔、フラン、そして咲夜さん、突如繋がった二つの世界、そして四王天討伐作戦に加わった強力な味方、守森秦羅!!この四人を待ち受けるものは何か!!もしかしたら投稿をもう一つするかもしれませんが今回と同じく次回はもう一回説明となります。では今回はこの辺でさよなら~
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