前回のあらすじ
花友(墓友じゃないよ!)
―咲夜の部屋―
咲夜の部屋には皆が咲夜を心配して来ていた。
「ハァ…ハァ…あっ…くぅ…」
ベットには咲夜が苦しそうに寝ている
「咲夜さん、しっかりしてください!」
っと風頼が咲夜に声をかけるがその表情は変わらない
「……駄目ね…こんな症状見たことない…」
っとパチュリーが言った。
「っとなると後は永遠亭に連れていくしか…」
「待ってよ、僕が倒れた時みたいに連れてこられないのか?」
「あのときは時間が時間だったからね…今は簡単には来てくれないわよ…」
「そんな…」
っと落ち込む風頼
「とりあえず僕咲夜さんの氷取り替えてきます」
「ああ、頼む」
っと風頼は氷を取りに行った。
「問題は誰が連れていくのかしらレミィ」
「私とフランは昼間だから簡単には行けないわね」
「私と小悪魔もこの症状を調べるため図書館を離れるわけにはいかないし…」
「となると風頼しか…」
「でもレミィ風頼を一人で行かせるのは…」
「でも他にいないし…」
っとその時咲夜がなにかを呟いた。
「ふ……さ…い………な…」
「咲夜!?」
レミリアとパチュリーが咲夜に駆け寄る
「咲夜、なんて言ったの?もう一回言って!」
そしてしばらくしたあと再び咲夜が呟いた。
「風頼……さん…いかな…いで…」
「咲夜…」
「パチュリー…いいわよね…」
「……ええ…今咲夜にいてあげる人は風頼よ…」
っとここで風頼が戻って来た。
「氷持ってきました」
そして咲夜に氷をのせた。
「風頼、あんたが咲夜を永遠亭に連れていきなさい」
「え?でも僕は一人で出掛けるのは駄目だと…」
「今は非常時よ、仕方ないわ」
「そうか…」
「それに今咲夜の側にいてあげるのはなにより風頼、あんたなんだから」
「僕がですか?……でも僕一人で咲夜さんを連れていけるのか…」
「あんたなら大丈夫よ、少なくとも私はそう思う」
「私も風頼なら無事に連れていけると思うわ」
「レミリア…パチュリー………わかった、僕やってみる!」
「そのいきよ風頼」
「じゃあ私が永遠亭までの地図を書いてあげるわ」
「ありがとう、パチュリー」
―咲夜の部屋の前―
そこにはフランと小悪魔と美鈴がいた。
「咲夜大丈夫かな…」
「きっと大丈夫ですよ妹様!パチュリー様にお嬢様、それに風頼さんもいるんですから!」
「妹様…そんなにも心配しなくても大丈夫ですよ」
「うん…」
その時咲夜の部屋のドアが開いた。
「お兄様?」
そこには咲夜を背負った風頼がいた。
「あ、フラン、これから咲夜さんを永遠亭に連れていくから」
「お兄様…咲夜は大丈夫なの?」
っと不安げに聞くフランに風頼は
「大丈夫だよフラン、咲夜さんは僕が絶対に永遠亭に連れていくから」
「本当?」
「僕がフランに嘘ついた事ある?」
「……ううん…」
「だろ?だから安心して待ってな」
「わかった…」
「風頼さん、咲夜さんを頼みます」
「ああ、まかせときな美鈴」
「私もパチュリー様と一緒に調べときますので」
「よろしくたのむ」
そして門のところまで皆が迎えてくれた。
「じゃあ行ってきます」
「咲夜を頼むぞ風頼」
「お兄様、絶対に咲夜を助けてあげて…」
「今日くらいはちゃんと門番しますからね」
「それを毎日してくれないかしら…」
「まあまあ…症状については私達も全力を尽くしますので心配しないでください」
「ありがとう…皆…」
そして風頼は出発した。
「咲夜さん、絶対に永遠亭に連れていきますからね…」
―PM 3時―
風頼が紅魔館を出て一時間がたった。
「まだまだ遠いな…大丈夫ですか?咲夜さん」
「はい…私はまだ大丈夫です…」
だが咲夜の額につけている氷は既に溶けていた。
(まずいな…どこかで休ませないと…)
っと周りを見渡すと一つの川を見つけた。
(あそこで一回休ませるか…)
そして川の近くで一回咲夜をおろした。
「咲夜さん、水です、飲んでください」
「ありがとう…ございます…風頼さん…」
そして水分を補給させるが
(やはり水を袋に入れただけじゃ駄目だ…せめてなにかに湿らせてつけれたら…)
だがその時
「やっと見つけたぞ風頼!!」
「ゲッ!この声はまさか…」
風頼の予感は的中しそこにはチルノがいた。
「今日という今日はあんたを倒すんだから!」
「待ってくれチルノ!今は咲夜さんを永遠亭に連れていかなきゃダメなんだ!今回は見逃してくれ!」
「駄目だね!あたいはあんたを倒さないと気がすまないんだよ!」
「頼むチルノ!止めてくれ!」
「絶対にやだ!!」
っと何回言っても聞かないチルノだが風頼は…
「な、なんだよその格好…」
「頼むチルノ…皆に約束したんだ…絶対に咲夜さんを永遠亭に連れていくと…咲夜さんを…死なせたくないんだ…」
そう土下座をしながらチルノに言った。チルノには土下座はなにかわからなかったが今彼は本当に大切な人を守ろうとしていることは伝わった。
「………………………」
無言のままチルノが降りてきた。風頼はやられると思ったが風頼の額になにか冷たい物が当たった。顔をあげるとチルノの手には袋に入れられた氷があった。
「チルノ…お前…」
「あたいの能力で作った氷だから簡単には溶けないよ…」
そして風頼は自分の手から袋が無くなっていた事に気がついた。
「こ、これは貸しなんだからね!今度あったら覚悟しといてよね!」
「チルノ………ありがとう」
風頼は自分の顔に感謝いっぱいの表情を見せた。
「あ、あんたに感謝される筋合いなんてないね!」
っと照れ隠しした。
「じゃあ僕はこれで」
っと風頼は去って行った。
「…………………感謝される…か…」
―PM 5時―
「そろそろ迷いの竹林に着くな」
そして風頼の前方に竹林が見えてきた。
「あれだ!咲夜さん、もうすぐ着きます、もう少しだけ頑張って下さい!」
「はい…」
(パチュリーの話によるとまず藤原 妹紅を探せって言ってたな…)
そして竹林の目の前まで来た。
「なるほど…確かにこれは迷いそうだな…」
そして竹林に入って行った。
―PM 5:30―
いけどもいけども藤原 妹紅を見つけられない風頼
「くっそ!一体どこにいるんだ…」
段々日が暮れてきた。
(やばい…日が暮れたら気温が急激に低くなる…それにただでさえ今の場所がわからないのに太陽まで消えたら…)
かなり気温が低くなってきた。
「ハァ…ハァ…ハァ…」
「咲夜さん!しっかりしてください!!」
「風頼さん…私…信じてます…風頼さんならきっと…連れていってくれるって…」
(!…そうだ…僕がしっかりしないでどうするんだ…絶対に…咲夜さんを連れていくんだ!!)
その時
カッ!!
「うわ!?」
風頼の石が急に光だした」
「僕の想いが石に…」
そして石は光の道しるべを示した。
「この光を辿ればもしかして………行くしかない!!」
そして風頼は光の道を走った。
「ハァ…ハァ…」
風頼はとにかく走った。自分の体が疲れてるにも構わずに走った。
(後少し…後少しなんだ…)
そして竹の僅かな隙間から光が見えてきた。
「見えてきました!頑張って下さい!!咲夜さん!」
そして竹林を抜けた先には…
―永遠亭―
「さて、これで今日の診察は終わりね、うどんげ、玄関を閉めてきて頂戴」
「わかりましたお師匠様」
そして女性が玄関に向かい戸締まりをしようとしたら
ガラララ…
「え?」
突如扉が開いた。
「あ、あなたは?」
「ハァ…ハァ…ここは……永遠亭…ですか…」
「え?…あ、はい…ってどうしたんですか背中の人!?」
「よかった…咲夜さんを…」
そして風頼は咲夜を女性に預けた。
「お願いです…咲夜さんを…助けて…下さ…」
バタン…
「ちょ、ちょっと!しっかりしてください!!お師匠様!お師匠様!!」
お疲れ様でした。今回は風邪であまり書けなくてすみません…なるべく早めに治すので少しだけお待ちください、さて、今回は無事に永遠亭まで連れていく事ができ、咲夜さんはどうなるのか?また次回!それでは今回はこの辺でさよなら~