メイドと青年のたどり着く真実の愛とは   作:ニシン

19 / 153
今晩は、ニシンです。今日はまた一段と暑い日でした。自分は愛知県民ですが他の皆さんの地域ではどうでしたか?そんなことはおいといて前回は風頼が花を届けたところで終わりましたね、ちなみに三つ目の時もこたんは人里にいた事になっています(笑)今回咲夜さんは助かったのかはこのあとの本編へ、っというわけでどうぞ~


謎の感染ウイルス!!走れ風頼!!咲夜を治す薬草を手に入れろ!!五つ目

前回のあらすじ

 

最後の一撃は、切ない。(止めとは言ってない)

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………………………ん?」

 

風頼は目を冷ますと病院のベットにいた。

 

「僕はたしか…」

 

「風頼!」

 

「え?レミリア?」

 

部屋に永琳達と一緒に入ってきた。

 

「なんでここにいるんだ?」

 

「昨日夜あなたを追いかけてきたのよ、着いたのはあなたがボロボロだった時だけど」

 

「そうなのか?パチュリー」

 

「ええ、本当よ」

 

「お兄様大丈夫だった?」

 

「ああ、フランのタックルがなかったら死んでいただろうな、ありがとう、フラン」

 

「それよりやっぱり病気については症状以外わかりませんでした…」

 

「いいんだ小悪魔、調べてくれてありがとう」

 

「それよりやっぱりあなたはここに連れてこられたのね」

 

「まあな…そういえば咲夜さんは?」

 

その瞬間皆が黙り空気が変わった。

 

「風頼さん…咲夜さんは…」

 

っと美鈴が言おうとしたが

 

「待ちなさい美鈴」

 

「でもお嬢様」

 

「………私が言うわ…」

 

っとレミリアが風頼に近づき口を開いた。

 

「風頼…落ち着いてよく聞きなさい…」

 

風頼は嫌な予感がしていた。口を開く力すら無かった。

 

「……………風頼…………咲夜は…」

 

(止めろ…言わないでくれ…)

 

「咲夜は…」

 

(頼む…言わないでくれ!!)

 

「……………死んだわ…」

 

風頼はしばらく動けなかった。叫びもしなかった。状況がつかめなかった。数秒後レミリアが言ったことをやっと理解し口を開いた。

 

「な、何をいってんだよレミリア…変な冗談は止めてくれよ…」

 

だが風頼は咲夜が死んだことをまだ受けいられなかった。

 

「風頼…これは冗談じゃないわ…咲夜は死んだの…」

 

「だって…ちゃんと花は…」

 

「…………手遅れだったのよ…」

 

その時

 

「ふざけんじゃねえ!!咲夜さんが死ぬわけねえだろ!!冗談もいい加減にしやがれ!!」

 

っとレミリアの胸ぐらを掴み叫んだ。

 

「何べんも言わせるんじゃないわよ!!咲夜は死んだの!!」

 

「馬鹿をいってんじゃねえよ!!僕は約束したんだ!!咲夜さんは僕が助けてあげるってよ!!僕は咲夜さんとずっと一緒にいてあげられなかったのに助けてあげることすら出来ないなんて嫌だ!!」

 

「私だって運命を変えようとしたわよ!!でも…何故か出来なかったのよ…」

 

「そんな…」

 

そして風頼はレミリアを離して崩れ落ちた。

 

「本当に…咲夜さんは…」

 

「……これが現実なのよ……受け入れなさい…風頼…」

 

「う…う…うああああああああああああああああああああああ!!ああああああああああああああ!!」

 

風頼は泣き出した…咲夜が死んだ事と自分がなにもしてあげられなかった事に…

 

「お兄様…」

 

「風頼さん…」

 

「何故だあああああああ!!何故僕が代わりに死ななかったんだあああああああ!!」

 

咲夜を守れなかった自分を責める風頼…

 

「何故だ!!何故咲夜さんが死ななきゃいけないんだ!!何故僕みたいな普通のやつが生きてんだ!!なにも守ってあげられなかった僕が何故!!」

 

そして風頼は強く床を叩き出した。

 

「僕は…弱い!!誰も守ってあげられねえ!!」

 

「お兄様…私はそんな事…」

 

「黙れ!!」

 

(ビクッ…)

 

「妹様…今の風頼さんは…」

 

「……お兄様…」

 

「僕が代わりに死ねばよかったんだ!!僕みたいな普通の人間が死んだほうがよかったんだ!!」

 

「風頼さんごめんなさい…助けてあげられなくて…」

 

「うう…グス…ううう…咲夜さん…もっと早く気がついていれば…ちくしょう…ちくしょう!!」

 

「風頼…悲しいのはあなただけじゃないのよ」

 

っとパチュリーが言うが

 

「うるさい!!話しかけるな!!」

 

今の風頼は孤独だった…自分の弱さ…咲夜を喪った事で心の奥に大きな傷がついてしまった。

 

「ちくしょう…ウイルスの…バカヤローーーー!!」

 

風頼は自分を見失いかけていた…自分が何をしているのかはわかる…だが…咲夜が死んだ事を思うとどうしても胸が張り裂けそうで叫ばないと耐えられなかった。

そして風頼が自分を完全に見失いそうになったその時だった。

 

―………ん―

 

(…………なんだ…)

 

―ふ…さ…―

 

(聞こえる…)

 

―…ふ…い…ん…―

 

(聞こえる…確かに聞こえる!)

 

そして風頼は立ち上がり声のする方向へ向かった。

 

「ちょっとどうしたの風頼!!」

 

「聞こえるんだ!!」

 

「誰のよ!」

 

「彼女の声が聞こえるんだ…」

 

「だから誰よ!」

 

「彼女…咲夜さんの!」

 

「咲夜の!?ちょっと待ちなさい!!」

 

そしてレミリアが風頼を追い越し立ちはだかる。

 

「邪魔をするなレミリア!!」

 

「落ち着きなさい!!咲夜は死んだの!!あなたの聞こえる声は咲夜が道連れにしようとしてるだけよ!!」

 

「咲夜さんが!?なんの為にだよ!!」

 

「咲夜は親しい男がいなかったわ…咲夜は前男性恐怖症だったのよ」

 

「咲夜さんが?」

 

「ええ、香霧と出会って少しはましになったけどここまで男と親しくなったのは風頼、あなただけよ」

 

「僕が…」

 

「咲夜は寂しいのよ、だからあなたを道連れにしようとするの、だから行っては駄目よ!!」

 

っとレミリアは必死に風頼を止めるが

 

「………だからどうした…」

 

「え?」

 

「それがどうしたってんだ…僕は約束した…ずっと咲夜さんの傍にいるって…だから僕が死のうとかまわない…僕は咲夜さんの傍にいる、それだけだ…」

 

「あなた!馬鹿じゃないの!!」

 

「ああ、馬鹿だぜ…だけど約束を守れないようなクズ野郎よりはましだな!」

 

「な!」

 

「それに咲夜さんはそんなことするような人じゃない…レミリアはそこまで咲夜さんを信じないのか?」

 

「それは…」

 

「僕は信じる!!咲夜さんを愛する心にしたがって辿り着く先には真実があると!!だから僕は進む」

 

「そう…ならしかたないわね…」

 

その瞬間レミリアの姿が全く別の物に変わり怨念の塊のようなバケモノになった。

 

「こ、これは…」

 

―なら無理矢理貴様を連れていってやる!!―

 

「こんなところで死ぬわけねえだろ!!」

 

っと風頼は声のする方に走り出した。

 

―ふ…さ…―

 

「こっちか!!」

 

角を曲がり後ろを振り返るとまだバケモノが追ってきておりバケモノが通った後には真っ暗闇の空間しか無かった。

 

「あんなのに捕まったら終わりだ!!」

 

必死に逃げる風頼

 

―ふ…ら…―

 

そして咲夜の声に紛れて別の声も聞こえてきた。

 

―お…い…さ…―

 

(この声はフラン!!)

 

それだけじゃなかった。

 

―ふ……い…―

 

―ふ…ら……―

 

―ら…い…さ…―

 

―い…さ………ん―

 

レミリア、パチュリー、美鈴、小悪魔と次々聞こえてきた。

 

(皆が僕を呼んでいる…まっていてくれ…)

 

段々声が大きくなってきた。そして声が聞こえる一番強い所の目前まできていた。

 

「ここの角を曲がれば!!………え?」

 

そこは行き止まりだった。

 

「でも声はこの奥から…」

 

だがここで

 

―み~つ~け~た~―

 

「うわ!?やべえ!!」

 

バケモノが風頼を見つけた。

 

「くっそ逃げられねえ!!」

 

―さあ…逝こうよ…―

 

「逝かねえよ!!」

 

っとその時石が光だし急に透明の壁が現れた。

 

「これは……それよりどうすれば…」

 

―風…さん…こっ…です…―

 

「え?」

 

そして壁に1つの光の穴が現れた。

 

「これに入れば…咲夜さん、今行きます!!」

 

だがバケモノも諦めなかった。

 

―ニガサナイ…―

 

怨念の手の1つが床を潜り風頼の足をつかんだ。

 

「うわ!?離せ!!」

 

必死に振りほどこうと足を降るがバケモノは手を離さない

 

「なんて握力だ…」

 

そしてバケモノが壁を破ってきた。

 

「ちょ、やべえ!?離せって!!」

 

だが離さない

 

「くっそ…後少しだったのに…手を伸ばせば届きそうなのに…」

 

手を伸ばすが後ちょっとの所で届かなかった。

 

―さあ…一緒に逝きましょう…―

 

そしてバケモノが風頼に覆い被さってきた。

 

「う…気持ち悪い…」

 

力が抜けていく風頼自分の体が闇に取り込まれていた。

 

(ああ…もうだめだ…ごめんなさい…咲夜さん…やっぱり行けないようです…でも…最後に一目だけでも…咲夜さんに会いたかった…)

 

そして風頼は目を閉じ完全に闇に取り込まれそうになったその時

 

―諦めないで!!風頼さん!!―

 

(咲夜さん…)

 

再び目を開けると一本の手が伸ばしてきた。

 

「咲夜さん…やっぱり咲夜さんにはかなわないや…」

 

そして風頼は手を掴むと光が広がり風頼に着いていた闇を取り払うと

 

―ムオオオオオオン…―

 

バケモノも光に消えた。

そして風頼は光に包まれた。

 

「今度こそ行きます…」

 

そして包まれていた光が晴れると…

 

「……………………………」

 

目の前には無言で泣きながら風頼を見つめる咲夜がいた。

 

「……………………風頼…………さん?」

 

「…………………ただいま………咲夜さん」

 

「…………………おかえりなさい……風頼さん…」




お疲れ様でした。今回は自分で書いててちょっときましたね(笑)それと冒頭が前回と同じ始まりかっていうツッコミはなしで、自分は勝手に少し感動してますが多分自分だけかもしれませんね、そして今回の事まだ少しわからない事もあると思いますがそれはまた次回にでも、ではでは今回はこの辺で、さよなら~
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。