前回のあらすじ
「お嬢様が転んだ回数は14回なんですよ」
「Ω ΩΩ<ナ、ナンダッテー!」
―PM:7時15分―
風頼達がお祭りに来て15分経つがまだまだ道は続いている
「ちょっと広すぎですね」
「確かに…奥が全く見えないよ」
「それなのに妹様は随分と元気ねえ」
「奥が見えないぶん期待が膨らむからね」
「風頼さんのいた世界のお祭りはどんな感じでしたの?」
「僕ですか?」
「あ、私もちょっと興味がありますね」
「私もよければいいですか?」
「美鈴に小悪魔まで…わかったよ、そうだな…お祭りに来たときはよくキュウリの塩漬けを食べていたな」
「キュウリの塩漬けですか?」
「ああ、咲夜さんはあまり見たことないと思いますがキュウリ丸々1本に箸をさして食べ歩きできる食べ物だよ」
「へ~ちょっと食べてみたいかも」
「私もです」
「ちょっと美鈴、ヨダレ垂れてるわよ」
「私もちょっと食べてみたいかも…」
「パチュリーも?」
「ええ、実験しているときにカロリー○イトばっか食べているとみずみずしい物が欲しくなるのよ」
(それなら普通にご飯を食べればいいのに…)
「それで他はには何があるんですか?」
「そうだな…ゲームとしては輪投げやサメ釣り、ボールすくいなんてのもあったな」
「サメ釣りって…まさか本当にサメを釣るんですか!?」
「違うよ美鈴、釣るのはオモチャのサメだよ」
「ですよね…」
「そんなわけないでしょ…」
「それでどういうゲームなんですか?」
「先に磁石が付いた釣竿を垂らしてその中のサメを一匹だけ選んで釣ると番号に書かれた景品を貰うことが出来るんだ」
「なるほど…つまり運が試されるんですね」
「そういうこと」
「お兄様~」
「ん?どうしたフラン」
「これ見て見て!!」
っとフランが何かを差し出した。
「これは…片切か」
「なんですか片切って?」
「片切ってのはな、自分が切りたい板を選んでその線に合わせて切って上手に切れると景品が貰えるんだが…これがかなり難しくてな~、フランの物はかなり綺麗に出来てるよ、ほら」
「本当だ…凄く綺麗に取れている…」
「妹様凄いです!」
「えへへ~」
「ちょっとあんた達」
「お?レミリアもやったのか?」
「当然よ、フランに出来て私に出来ないはずが無いでしょ」
「じゃあ見せてみな」
「これよ」
っとレミリアが差し出した。
「う、うーん…これは…」
「妹様のほうが上手ですね」
「レミィ、あんた本気でやったの?」
「あんた達さっきは気を使ったのになんで今回は使わないのよ」
「だってフランがまた言うだろうし」
「くっ…次こそは…」
(多分レミリアはフランには勝てないんじゃないかな…)
ぐぅ~…
「ん?」
「ちょっと美鈴」
「アハハ…すみませんお腹空いちゃって…」
「確かにそろそろご飯にしてもいいな、よし、とりあえず何か食べようか」
「それもそうですね」
「流石風頼さん!わかってますね~」
「パチュリー様何を食べますか?」
「とりあえず軽く食べられる物でいいわ」
「お兄様!私あれ食べたい!」
「お好み焼きか、じゃあ僕もお好み焼きでいいや、咲夜さんはどうします?」
「私はあちらにあるうどんにします」
「私と小悪魔もそうするわ」
「じゃあ私と美鈴は焼きそばでいいわ」
「じゃあそうだな…あそこで集合でいいですか?」
「わかりました、では」
そして各自別れた。
「フラン何にする?」
「じゃあ…私豚玉!」
「なら僕はチーズでいいや」
「らっしゃい!!」
「豚玉とチーズ一つずつ」
「あいよ!」
「私お腹空いちゃった…」
「あんなにも食べたのにか?」
「だってこの匂いが凄くいい匂いだもん」
「確かに…お好み焼きの焼けるいい匂いがたまらないな~」
「早く焼けないかな~」
「お待ち!」
「お、出来たみたいだぞ」
「わーい!」
「じゃあ戻ろうか」
「うん!」
「私きつねうどんにしますがお二方はどうしますか?」
「私は山菜うどんでいいわ」
「じゃあ私は月見うどんにします」
「じゃあ並びましょうか」
「へいどうぞ」
「あ」
「どうしたの咲夜?」
「すみません、ちょっと私お水取ってきますので私の分まで持っていってくれますか?」
「あ、なら私が持ちます」
「じゃあお願いしますね」
「お嬢様何にしますか?」
「私はソースでいいわよ」
「じゃあ私オムソバにしますね」
「待ちなさい!」
「な、なんですか?」
「ソースってのは普通過ぎるわね…塩焼きにするわ」
「は、はい」
「待って!やっぱり五目焼きそばに…でもやっぱり焼きそばは…」
「アハハ…」
―PM:8時―
風頼達以外のグループは既に来ていた。
「お待たせしました」
「遅いわよ風頼」
「いや~お好み焼きだと時間がかかって……咲夜さんは?」
「水を取りに行ったけど少し遅いわね…」
「うーん……僕ちょっと見てきます」
「ええ、頼むわ、咲夜はあっちの方に行ったわよ」
「ありがとうパチュリー」
そして風頼は咲夜を探し始めた。
「咲夜さんどこに行ったのかな」
っとか言っている内に見つけた。
「あ、咲夜さ…ん?」
咲夜の周りには数人の男がいた。
(誰だろう…あいつら…)
「ちょっと、離してください!」
「いいじゃん俺達とあっちに行こうよ」
「嫌です!しつこいですよ!」
「ちょっとだけでいいからさ」
(あいつら咲夜さんに…)
そして風頼は助けに行った。
「だから何回も言わせないで下さい、嫌ったら嫌なんです、それにしつこい男は嫌われますよ」
「くっ…このアマ!!」
そして男の一人が殴りかかってきた。
(あまり傷つけたくなかったけど…仕方ないわね)
そして咲夜が抵抗しようとした瞬間
パシッ!
「な、なんだテメェ!?」
「ふ、風頼さん!?」
「それはこっちの台詞だ…テメェこそ今咲夜さんをなんて言いやがった…」
「あ"あ"」
「今…咲夜さんの事アマっつたよな!!」
「それがどうした…こいつが俺達についてこないから悪いんだ、何か文句あんのか!?」
「風頼さん…私の事はもういいです…」
「いや、駄目です、このままじゃ僕の気が収まりません」
「ほう…女のためにかっこをつけるか…お前この女の彼氏か?」
「咲夜さんは僕の…上司…いや…大切な人だ!!」
「風頼さん…」
「ほう、ならその大切な人を守ってみな!!」
そしてチンピラが殴りかかってきた。だが風頼は避けようとしなかった。攻撃もする気はなかった。咲夜は風頼を信じてなにも言わなかった。そして風頼は目付きを変えて今までにないくらい一番強い目付きでチンピラを睨んだ。
キッ!!
「うっ…」(な、なんだこいつの目付き…尋常じゃなねえ…か、体が動かない…)
「どうした…殴らないのか?」
「こ、こいつ…」(こいつを殴ったら絶対に返り討ちにされる…)
「テメェみたいなやつは殴る価値もねえ…殴ったら手が汚れるからな…」
「うう…」
「さあ…どうするんだ?」
「す…すみませんでしたー!!」
「お、おい!待ってくれよ!!」
そしてチンピラ達は逃げ出してしまった。
「たっく…二度と咲夜さんに触れるんじゃねえぞ!」
そう風頼はチンピラ達に向かって叫んだ。
「咲夜さん、大丈夫でしたか?」
だが咲夜は茫然としていた。
「咲夜さん?」
「え?あ!すみません…私は大丈夫です」
「よかった…」
その瞬間
パチパチパチパチパチパチ
急に周りから拍手が出た。
「な、なんだ?」
「いや~君」
「僕ですか?」
「そうだ、ありがとう、あいつらはこの辺じゃ有名なチンピラ達だったんだよ、あいつらが逃げていく姿を見てスカッとしたよ」
「は、はぁ…」
「今度お礼をさせてくれ」
「え?」
「私からもさせてくれ」
「私も!」
「あんた最高だよ!俺もいいか?」
「うーん…参ったな…僕はこう言うのに慣れていないんだ…それに僕はただ咲夜さんを助けたかったから追い払っただけですし…」
「そんな事言わずに素直に受け取ったらどうです?」
「え?」
カシャ
「うお!?」
「こんばんはー」
「全く文いきなり写真を撮らないでよ、大体なんでここにいるんだ?」
「私はお祭りの様子を撮りに来たんだけど、人だかりができているところに言ったら風頼さん達がいたわけですよ」
「って事はこの事記事にするのか?」
「勿論ですよ!」
「はぁー全く…僕はいいけど咲夜さんは…」
「構いませんよ」
「え?」
「私も別に構いませんよ」
「でも本当にいいんですか?」
「はい…風頼さんと一緒の記事なら…」
「咲夜さん…」
「じゃあ珍しくそのメイドから許可を貰えたのでこの事は是非書かせてもらいますね、それと風頼さん」
「なんだ?」
「ここにいる皆さんは風頼さんがさっき言った通り自分の気が収まらないんですよ、だから素直に受け取ったらどうですか?」
「……………確かにそうだな…わかったよ、今度遠慮なくお礼を受けとるよ」
そしてその時歓声が上がった。
「じゃあ咲夜さん、そろそろ戻りましょうか、水運ぶの手伝いますから」
「そうですね、あまりお嬢様達を待たせるわけにもいきませんしね」
お疲れ様でした。今日はこれで終了です。いかがでしたか?再び二人の仲が近づきました。もう二人とも既に両思いだと言うのは気がついてるのにいまだに告白しようとしません、見ている人もウズウズしてるんじゃないでしょうか、とりあえず気長に待っていて下さい、では今回はこの辺でさよなら~