メイドと青年のたどり着く真実の愛とは   作:ニシン

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こんばんは、ニシンです。長い間続いた異変解決編も今回で終わりです。長い長い戦いでした。ここまで見てくださった皆さんに感謝いたします。そして今回から新たな展開が繰り広げられます!!詳しくは本編にて、では本編へどうぞ~


戦いの終幕!!そして新たな戦いの幕開け!?

 

前回のあらすじ

 

\  /

●  ● 風頼さんも奇跡が使えたんですね!!

" ▽ "

 

 

 

 

どっぱ…

 

紫「が…は…」

 

紫が血を流しながら頭から落ちていった。

 

ドサ……

 

そして紫が倒れた。風頼は紫を倒したのだ。

 

風「ハァ…ハァ…ハァ……や…やった…ぜ…」

 

紫を倒した事を確認し、安堵した風頼は力が抜けて通常の風頼に戻り、風頼も頭から落ちていった。

 

風神「風頼殿!」

 

霊「任せて」

 

霊夢が風頼をキャッチしに行く。

 

ヒューン…トス…

 

風「…………れ……霊夢……さん……」

 

霊「よく頑張ったね…風頼さん」

 

風「僕は……勝ったん……ですか…」

 

霊「ええ、あなたの勝利よ」

 

風「そうですか……すみませんが霊夢さん…咲夜さんの近くに僕を連れて行ってくれませんか?」

 

霊「わかったわ」

 

そして霊夢がそのまま咲夜の側に寄る。

 

風「ここでいいです…ここに下ろして下さい…」

 

霊「歩けるの?」

 

風「はい…咲夜さんに会うためならどんな場所でも行きますよ…」

 

霊「じゃあ、下ろすわよ…」

 

ヒューン…スト……スト…

 

霊夢がゆっくり風頼を下ろす。

 

風「咲夜さん…」

 

トコ…トコ…トコ…フラ…

 

風「う…」

 

霊「風頼さ…」

 

倒れかけたがもう片方の足でしっかり支え、再び歩きはじめる。

 

トコ…トコ…トコ…

 

もう咲夜は目の前だった。

 

トコ…トコ…トコ…ト…

 

そして風頼は咲夜の前までたどり着いた。

 

風「咲夜さん…」

 

咲夜の顔はとても綺麗だった。安心して寝ている。

 

風「咲夜さん…やりましたよ…」

 

そして風頼は咲夜に話しかける。

 

風「さっき咲夜さんが僕に声をかけてくれなかったら間違いなく僕は死んでいました…見ることは出来ませんでしたが僕にはちゃんとわかってます…最後…僕が攻撃する時…ちゃんと後ろにいたのはわかってましたよ…僕に力を貸してくれたから…今僕がここにいるのは咲夜さんのお陰です…ありがとうございます…」

 

風頼はもう泣きそうだった。咲夜が死んでる姿を見るのも辛かった。だけどそれでも咲夜にお礼を言いたかった。

 

風「僕からまだ言ってませんでしたね……僕も咲夜さんを愛してます…永遠に…」

 

ガバ

 

風頼は咲夜に抱き付いて愛情を伝える。

 

風「咲夜さん…」

 

風頼はギュット更に強く抱き締める。その時風頼があることに気がついた。

 

風(……あれ…温かい…咲夜さんが死んでから結構たった筈なのに…咲夜さんの体が温かい…)

 

死んだ筈の咲夜の体には今だ温もりがあったのだ。

 

風「な…なんでだ…ん?」

 

風頼が抱き締めるのを止めて体を起こして確認するともうひとつあることに気がつき、それは咲夜の胸辺りがほんのり光っていた。

 

風「なんだろう…」

 

風頼が咲夜の胸元辺りを調べる。

 

魔「風頼なんか咲夜の胸元を探ってるぜ」

 

早「まさかセクハラですか!?」

 

風神「いや…それは無いと思うぞ…」

 

霊「何か探してるように見えるけど…」

 

ゴソゴソ…

 

風「………ん?」

 

風頼が何かを掴み、それを咲夜の胸元から取り出すとそれは…

 

風「これは…僕がお祭りで取ったネックレス…」

 

だがあの時より少し黒くなっており、真珠が鈍く光っていた。

 

風「なんだろ…ん?」

 

風頼が真珠の中をよく見てみると中に何かがいる。それは幽々子が作り出していた蝶だった。だがその蝶の羽は所々欠けていた。

 

風「なんであの蝶がこの中に…」

 

その時

 

パリーン

 

真珠が割れて蝶がどこかえ飛びさっていった。

 

風「……………………」

 

風頼は呆気に取られていたがその時異変が起きた。

 

スー…スー…

 

風「!」

 

風頼が咲夜を見ると咲夜のお腹が動いていた。

 

風「……これって………!!まさか!!」

 

風頼が咲夜の胸に顔を埋めると…

 

……ドクン…ドクン…

 

風「!!…………う…く…うう…」

 

風頼には確かに聞こえた。その音は間違いなく心臓の鼓動だった。

 

風「さ…咲夜…さ…」

 

我慢していた涙が耐えられず遂に溢れ出す。

 

風「うああああああああああ!!」

 

魔「ど、どうしたんだぜ風頼!?」

 

風「皆!!咲夜さんはまだ生きているんだ!!」

 

霊「なんですって!?」

 

霊夢達がすぐさま風頼に近寄る。

 

風神「確かに呼吸をしている…」

 

早「風頼さん!早く呼び掛けてあげて下さい!」

 

風「はい!咲夜さん!目を覚まして下さい!咲夜さん!」

 

風頼が咲夜に声をかけると…

 

咲「…………ん……」

 

咲夜がゆっくり目を開ける。

 

風「咲夜さん…僕が…わかりますか?」

 

咲「…………誰ですか?」

 

風「え!?」

 

咲「……なんて…冗談ですよ…風頼さん」

 

風「もう…咲夜さんったら……………咲夜さ…」

 

風頼が咲夜に再び抱きつこうとしたが。

 

グイ!

 

風「うわ!?」

 

ポフン

 

咲夜が風頼を引っ張って自分の胸に顔を埋める。

 

風「さ…咲夜さん?」

 

咲「よかった…また風頼さんに会えた…嬉しいです…こうしてまたあなたの温もりを味わえるなんて…」

 

咲夜から涙がこぼれ落ちる。

 

風「うう…咲夜さん…咲夜ざん!!」

 

風頼が顔を上げると先程より涙を流し、鼻水を流し、顔がグシャグシャになっていた。

 

風「ざぐやざん!!僕…僕諦めちゃいげないと思っで…ざぐやざんのごえがぎごえで…最後の最後まで諦めずにがんばっで…でもざぐやざんはいぎでいで…どにがぐいぎでいでよがっだでず~」

 

風頼が子供のようにわんわんと泣き咲夜に甘える。

 

咲「風頼さん…よく頑張りましたね…よしよし…」

 

咲夜が風頼の頭を子供をなだめるように撫でる。

 

霊「しばらく二人だけにしてあげましょう…」

 

魔「でもなんで咲夜は生きていたんだ?」

 

霊「多分…さっき風頼さんが持っていたネックレスに風頼さんの石とあのネックレスが二人の愛に共鳴を起こして幽々子の能力を最小限に押さえたのよ」

 

風神「これも二人の愛の力ということか…」

 

早「愛があれば能力が無くても奇跡は起こせるんですね」

 

霊「全く…あのバカップルには敵わないわね…」

 

紫「う…うう…」

 

霊「あら紫、まだ意識があったのね」

 

紫「今起きたところよ…」

 

霊「そう、それでどうする気かしら?今のあなたに勝てるとは思えないわよ」

 

紫「今すぐ彼を消さないと幻想郷が無くなってしまうのよ!?」

 

霊「…………紫…あんたのその妙な自信はどこから来るのかしら」

 

紫「…………」

 

霊「それにあの二人を見て本当に風頼さんが破壊なんてするかしら?」

 

紫「…………」

 

霊「でも何よりあんた、さっき彼とか言っていたけど誰の事かしら?」

 

紫「そ…それは…」

 

紫が焦り出す。だがその時

 

「全く…つかえねえ野郎だぜ」

 

霊「誰!?」

 

謎の声に皆気がつきその声のする方を見る。

 

紫「な…なんですって…」

 

「つかえねえ野郎ってんだよ、だからわざわざこの俺様が来てやったんだろうが、それより今は…」

 

その謎の人物は風頼達を見る。

 

風「誰だあいつは…」

 

咲「…………ハッ!」

 

風「咲夜さん?」

 

咲夜の表情が絶望の顔へと変化していく。

 

「思い出したかい?お嬢ちゃん」

 

咲「そんな…嫌…見ないで…私を見ないで…」

 

風「咲夜さんどうしたんですか!?」

 

咲「あいつは………私を奴隷として使っていた人よ…」

 

風「え!?あいつが…」

 

「ひさしぶりだな…今は十六夜 咲夜とか呼ばれてるらしいじゃねえかお嬢ちゃん、あのあと探したんだぜ?急にいなくなっちまって」

 

咲「ハァ…ハァ…」

 

咲夜には当時奴隷として使わされていた記憶が甦る。

 

「さあ…おいで…帰ろう…」

 

咲「ハァ…ハァ…」

 

「おいで…」

 

咲「ハァ…ハァ…」

 

「さあ!!」

 

咲「い…嫌…」

 

咲夜が叫ぼうとしたその瞬間。

 

ギュッ…

 

咲「あ…は…風頼…さん…」

 

風頼が咲夜を思いっきり抱き締める。

 

風「咲夜さん…大丈夫です…安心して下さい…咲夜さんの居場所はあそこじゃなくてここですから…あんな奴の所になんて行かせません…」

 

咲(あ…風頼さんの温かいのが…私を安心させてくれる…)

 

そして咲夜は平常心を取り戻した。

 

「噂には聞いていたがお二人さん熱々だね~」

 

風「へっ…人を奴隷としか見てないテメェにはわからねえだろうな」

 

「悪いな、俺様はドSなんでね」

 

風「そうかよ、話を聞いてどんなクズ野郎かと思っていたがとんだイケメンじゃねえかよ」

 

「誉め言葉ありがとよ」

 

風「テメェはなにもんなんだ、空は飛んでるが」

 

「教えてやるよ…俺様の名は岩馬 邪道(がんば じゃどう)だ」

 

風「テメェ見たいな奴にはお似合いの名前だがまさか同じ日本人だとはな…」

 

岩「どうだ?嬉しいか?」

 

風「んなわけねえだろ、テメェは日本人の恥だ!!」

 

岩「なんとでも言うがいいさ、俺はその女が目当てだからな」

 

紫「な!?ちょっと待ちなさい!!話が違うじゃないのよ!!」

 

岩「ああ?」

 

霊「紫どういうことよ!?」

 

紫「彼は風頼さんが幻想郷に来る前に幻想郷に来た人よ、私は彼に幻想郷を破壊される夢を見せられてこの幻想郷を守るため手伝わせてくれって頼まれたから彼の計画通り動いたのだけど…これはどういう事よ!!」

 

岩「今更気がついたのかババア、俺が見せた夢は嘘だよ、う☆そ」

 

紫「な!?私を騙したわね!!」

 

岩「騙されるほうが悪いんだぜ、俺様は端からそこの女だけが目当てなんだよ、この世界がどうなろうとしったこっちゃねえんだよ」

 

紫「こ…このクズ野郎!!」

 

岩「へっ…さあ風頼よ、咲夜を渡しな」

 

風「渡す分けねえだろ!!それになんで僕の名前を知ってる!!」

 

岩「さっき言ったろ、噂には聞いていたと」

 

風「だが咲夜さんを渡す気はねえぞ」

 

岩「ほう…俺が力ずくでも奪うと言ったら?」

 

風「守って見せる!」

 

岩「その体でか?」

 

風「ああ!」

 

岩「ほう…じゃあ奪わせてもらうぜ」

 

風「くっ…」

 

パン!!

 

岩「なに?」

 

早「それ以上は近づけさせませんよ!」

 

風神「風頼殿は我々が守る!皆はその間に逃げるのだ!」

 

風「な!?だ、駄目だ!!僕も」

 

霊「風頼さん、今のあなたじゃ足手まといになるだけよ」

 

風「……………くっ…わか…」

 

岩「逃げるのか?」

 

風「なんだと?」

 

岩「俺が怖くて逃げるのか?」

 

風「ふざけやがって…」

 

霊「風頼さん!挑発に乗るんじゃないわよ!!紫が用意した隙間でいったん逃げるわよ!!」

 

風「で…ですが…」

 

岩「咲夜は可愛かったな~鞭で叩きまくって泣きわめく姿が堪らなかったな~」

 

風「ぎぎぎぎぎぎぎぎ…」

 

霊「風頼さん!」

 

岩「ピーピー泣いて…泣きわめくのが上手かったな~」

 

プッツン…

 

風「野郎ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!」

 

風頼がバリアクラッカーを撃つが。

 

シュン

 

風「消えた!?」

 

岩「馬鹿な野郎だ…こんな挑発に乗るなんてな…」

 

風「しま…」

 

岩「死にな」

 

風神「風頼殿ぉぉぉぉぉ!!」

 

ビュオー!!!!

 

岩「なに!?」

 

風「うわあ!!」

 

風頼が隙間に向かって飛ばされる。

 

シュン

 

風神「霊夢殿!!行ってくれ!!」

 

早「ここは任せて下さい!」

 

霊「本当に大丈夫」

 

早「はい!」

 

霊「そう…」

 

「私もいますよ」

 

階段から妖夢が登ってきた。

 

霊「妖夢!?」

 

妖「話は聞いていました。私も加勢します、だから安心して霊夢さんは行ってください!」

 

霊「わかったわ…また会いましょう」

 

そして三人がうなずいた。

 

シュン…

 

風神「二人共、気を引き締めて行くぞ!」

 

早「はい!」

 

妖「了解です!」

 

岩「へっ…テメェらごときに俺が倒せるかな? 」

 

 

 

 




お疲れ様でした。終わると思った?残念!まだまだ続きます!!咲夜さんが復活しました!!ですが異変には黒幕がいました!!風頼は怒りのあまり攻撃してしまったが風神のサポートで逃げ出しました。今は出来なくともいつか倒す日が来るまで修行をするのだ!!では今回はこの辺でさよなら~
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